コンニチハ!
バス釣り大学のYoU太郎です。
シャッド用タックルを揃えたい…でもどんなロッドやリールを買ったら良いかお悩みではありませんか?
- スピニング? ベイトフィネス?
- チューブラー?ソリッドティップ?
オススメの講義
1年間シャッドしか使わずに探求したんです。
その結果、シャッドの使い方が激変しました!!
実は、シャッド専用タックルを使うと確実に釣れるバスの総数が増えることがわかりました、
本当に極限状態で使うとき、やっぱり専用にタックルは組んでおきたいものです。
ボクもシャッド用タックルについて悩みまくりました。
- スピニングorベイトフィネス?
- チューブラーorソリッドティップ?
- グラスorカーボン?
- 硬さ?長さ?テーパー?
と言うのも、フィールドによってどんなタックルが『より快適に!』使えるかはまちまちなのです。
本記事では、様々なタイプのフィールドに対してそれぞれ使いやすいシャッドタックルの選び方のポイントを紹介します。
記事を読み終えたとき、あなたが買うべきシャッドタックルがどんなタイプなのか見つけることができます。
なんだかんだ言ってシャッド用タックルを揃えると、バス釣りの難易度が下がるのでおすすめです。
【記事の内容】
シャッドに専用タックルは必要か?
シャッドにどれだけ気持ちを入れられるかで必要か?必要じゃないか?が変わります。
シャッドもやりたいし、スモラバやネコリグもやりたいなら汎用性の高いスピニングロッドやベイトフィネスロッドを選びたいところですが、シャッドじゃないとバイトを拾えない場面があるって知っている方であれば、必ず専用タックルが必要だと思うはずです。
ボクは、シャッドが好きで使っていますし、それなりにシャッドの使いどころを自分の中で決めているのでシャッド専用ロッドの必要性を強く感じています。
そして、専用に組むことで、今まで弾いていたバイトを拾うことができているし、そもそも感じることさえできていなかったバイトを感じることができています。
オススメの講義
1年間シャッドだけしか使わずにバス釣りをした結果…
オススメのシャッドがわかりました!!
ついでに、使いやすいシャッドを持っているとさらにバス釣りの難易度を下げることができると思います。
シャッド用タックルに求める性能とは?
ボクが考えるシャッドを使うときのタックル選びのポイントはコチラです。
- キャストのしやすさ。
- バイトを弾かない食い込みの良さ。
- 操作性。
シャッドは何度も何度もフルキャストを繰り返しますので、狙ったピンに落とせるようなキャスティングのしやすさが非常に大切です。
また、シャッドを使いたくなるタイミングってバスの活性が低い場合が多いですので、バスがシャッドにじゃれつくように当たってくるのを弾かずにしっかりフックに掛ける食い込みの良さは必須項目となります。
そして食い込みの良さと相反する性能でもあるのでシャッドを意のままにダートさせる操作性です。
こういったことが、シャッド用に1本タックルを組む時に重要な要素になってきます。
キャスティングのしやすさは、軽いシャッドでもしっかり曲がるしなやかさとブランクス全体の張りにあります。
食い込みの良さはティップセクションの繊細さですが、操作性はある程度ティップからベリーにかけて張りがないといけないと考えております。
そう考えると、シャッドをダートさせてトリッキーに誘おうと思った時、巻いて使おうと思った時、他のルアーも含めてオールマイティに使おうと思った時で選ぶロッドが若干変わってきます。
オススメの講義
シャッドの性能を120%引き出すぜ!
シャッドをタイプ分けしてシステムを組む運用法。
ここまで考えるとより専門的なタックル選定が必要になります。
今回は、シャッド用に1本専用タックルを組もうとしたときにスピニングとベイトフィネスとで、それぞれどんな利点があるのかを解説していきます。
スピニング
スピニングの利点を5つ上げます。
ポイント
- 細いラインが使える。
- 遠投性。
- 操作性。
- 逆風に強い。
- 巻き出しから一気に潜る。
といったとこです。
主に細いラインでのやり取りができるというメリットと、スピニングのリール自体の構造からくる利点そのものがメリットになります。
スピニングタックルで扱うメリットを上のリンク記事にガッツリ書きました。
スピニングの利点1
ベイトフィネスですら扱いにくい細いラインが使えます。
主にフロロ4ポンクラスが扱えるのが利点です。
ドラグ性能的にベイトフィネスでこれくらいのラインを扱うのは慣れが必要です。
思うかもしれませんが、これくらいのラインで50cmクラスの川スモールとやりあってみるとわかるかと思いますが、かなり気を遣いながらのランディングになります。
スプールへの糸噛みや、対デカバス時のドラグ性能的に見てわざわざベイトフィネスで細フロロを扱う必要はないかなと思います。
細フロロを使う注意点として、ボトムに擦れること。
ラインチェックを怠らないで、ラインの結びかえ頻度を多くしたりケアをしてあげてください。
オススメの記事
大切なシャッドをラインブレイクで失わないためにも、ロストしないポイントを抑えつつラインの結び変えはマメに行って下さい。
スピニングの利点2
遠投性は言うまでもなくスピニングに部があります。
これは、リールの構造的なものと、細いラインによる抵抗の低さからです。
「ベイトフィネスでもスピニングに負けないくらい遠投できるよ?」
なんていう方もいらっしゃいますが、風向きや立ち位置なんかも含めて考えるとやはりスピニングに分があります。
総合的な条件下で安定して飛距離を出せるのがスピニングの利点です。
がんばってベイトフィネスで遠投しても、同じくらいがんばってスピニングで遠投したほうが楽にもっと遠くへ安定して飛距離を稼げます。
そう思っているなら無理にスピニングを使うことは共用しません。
ベイトフィネスでどうぞ。
中には、安定して飛距離を出せることに重点を置く人もいるし、そういう使い方がハマる釣り場もあるということです。
風が吹いたらボートの操船もままならない状態でキャストの度にバックラッシュを気にしているようでは釣りになりませんので、スピニングを選ぶ最大の理由はここにあると考えています。
スピニングの利点3
操作性はスピニングの方が上!
シャッドを岩に当ててその場から動かさずに少しボディをロールさせるだけの微弱なトゥイッチを入れる。
そういったワームを扱うような繊細な操作は間違いなくスピニングの方がやりやすいし、かといって鋭くスースレをダートさせるようなアクションも可能。
オススメの講義
スピニングで操作してシャッドで獲る!
これがジャパニーズシャッドの元祖だ!!!
シャッドをモデルごとに特徴を理解して、それぞれ使いこなせることができているのなら、『シャッドの表現力』の懐はスピニングの方が広いと言えます。
スピニングの利点4
逆風に強い!
遠投性の項でも少し触れましたが、逆風で強風下でもバックラッシュを気にせずキャスティングできるのはボクがスピニングを使う大きな理由です。笑
オカッパリではそこまで気にしませんがボートで強風に見舞われるとボートポジションを維持しながら自分が立っているバランスをとり、キャスティングに気を使うって動作がかなりストレスに感じます。
そういったオープンエリアでのシャッディングならスピニングに分があるかと思います。
ボク的には風向き関係なく扱えるからという理由でシャッドはほぼスピニングで扱っていますね。
スピニングの利点5
巻き出しから一気に潜る!
これは細いラインを使えることにも関わっているんですが、ラインの抵抗と繊細なティップによる水噛みによって巻き出し直後から一気シャッドが潜行していきます。
深いところを通してきたいなら間違いなくスピニングの出番です。
ティップが繊細なので巻き出しの一瞬で水を噛んで潜っていきますし、副産物としてノリもいいということも挙げられます。
ハイギアorローギア
ボク個人的にはハイギアをおすすめします。
シャッド専用にタックルを1本揃えられるのであれば間違いなくハイギアの方が汎用性が高いと思います。
と、言うのは、遠投した先の着水点から回収までの長距離をデッドスローで使うことが少ないというのと、市販されているシャッドの多くはハイギアで巻いたほうが美味しいスピードを維持しやすいと感じているからです。
オススメの講義
これはおそらく選ぶロッドや好みなどの個人差がありますので、まずはあなたの手持ちのリールで試してから選ぶほうが無難です。
早春や厳寒期一歩手前などの極厳しい時期ではノーマルギアの方がリズムが合うと感じています。
しかし、おおむねハイギアでまかなえてしまうし、なによりデッドスローに動かすならポンプリトリーブで丁寧にやったほうが精度が高いと考えています。
ベイトフィネス
ベイトフィネスの利点を5つ上げます。
- キャスタビリティー。
- 手返し。
- 太いラインが使える。
- 糸ヨレしない。
- 潜行深度を浅くできる。
こんなところでしょうか。
オススメの講義
シャッドはベイトフィネスと相性バッチシ!
BFシャッディングの本気と実力。
ベイトフィネスリールの誕生で、軽いシャッドプラグが簡単に投げられるようになりました。
今となっては当たり前のことなので、もっと突っ込んだお話をしていきましょう。
ベイトフィネスの利点1
キャスタビリティーがいい。
この話になると、「練習すればスピニングでもできる」って方がいらっしゃるんですが、それはセンスがあるか、かなりの頻度で練習してるかですね。
狙った場所に落とすだけではなく、静かに着水させたりする必要があるならなおさらリールの構造上サミング制度の高いベイトフィネスの方がアドバンテージがあるかと思います。
一撃で近距離のピンを射抜かなければならない状況を経験したことがあるならこのアドバンテージがどんなものか理解していただけるかと思います。
『ズボッ』と鋭く刺さるような着水をしてしまうとシャローのバスはビビってしまいますよね?特にピッチングやショートキャストで無音着水を繰り返すような使い方ではその利点が爆発的にいきてきます。
ブレーキによるライン放出コントロールの構造的に仕方ないことなんですが、ベイトはサミングによって指先の力加減でラインのコントロールをします。対してスピニングはフェザーリングといって、螺旋状に放出していくラインを断続的にブレーキをかけることでラインコントロールをします。
つまり、スピニングではスプールに巻かれたライン1回転につき1箇所だけでしかブレーキコントロールができないということです。
なので、近〜中距離ではベイトフィネスの方が扱いやすいと言えます。
ベイトフィネスの利点2
手返しが良い。
手返しに関しては間違いなくベイトフィネスに分があります。
どうひっくり返ってもベイトフィネスにスピニングは勝てません。
キャスティングでスピニングとベイトフィネスを比較すると、スピニングで8投する間にベイトフィネスなら10投できるくらいの違いです。
ピッチングではスピニングで6投してる間にベイトフィネスなら10投くらいできます。
実際に自分で計測してみたので信憑性は高いかと。
スピニングではタラシを調節しつつラインローラーの位置を合わせて、指をラインに引っ掛けてベイルを起こす作業がどうしてもベイトタックルに引けを取ってしまうので構造上仕方ないものです。
私は目視しないでこれらの作業をやってますが、それでもやはりベイトフィネスは早いです。
「スピニングでも急いだら手返しよくできる」という方もいらっしゃるかと思います。
しかし、同じくらいベイトで急いだらもっと早く撃ち込めます。
こればかりは次元が違うとしか言いようがありません。
手返しが良いというのはキャスティング動作だけではありません。
回収スピードもベイトフィネスに分があるように感じます。
ベイトの方がリールのロッドへの取付け位置的にホールドしやすくシャカリキに巻きやすいですしね・・・
スピニングと比較した時のハンドル1回転でのハンドル巻き上げ長さよりも効いてきますよ!
同じ巻き上げ長さならベイトフィネスの方が巻き上げパワーがあるので一気にスピードを上げられ、スピード0~100までガツンと一瞬でスピードを出すこともできます。
つまり、巻きスピードの速い側の表現力はベイトタックルの方が優秀ってことです。
ベイトフィネスの利点3
太いラインが使える。
具体的に言うとフロロラインの8、10、12ポンドくらいまで余裕で使えます。それがナイロンでも同じです。
当然スピニングでも太糸は巻けるんですが、『リールの番手を大きくする』『ラインの材質を変える』という条件があってのことです。
リールの番手を大きくするということは、ガイドを大きくしてあげないとスピニングの利点でもある遠投性を犠牲にしてしまいます。ガイドを大きくするということは、ブランクスもそれなりに強くしてあげないとバランスが取れません。
パワーフィネスやるようなロッドならいいんですけど…そうするとシャッドみたいなたくさんキャストして巻いてくるような釣りには適さないロッドになってしまいます。
さらに『太く強く』という考えからPEに行き着くんですが、近距離のキャストにおいてこの組み合わせとシャッドはあまり相性が良くなく、かなり工夫しないと操作性が悪く、風でも吹こうもんなら帰りたくなります。
ベイトフィネスの利点4
糸ヨレしない。
構造上ほぼ糸ヨレはしません。
厳密に言うと、シャッドってキャスト時にクルクル回転しやすいのでヨレはするんですが、スピニングとは次元が違います。
近距離でキャスト数を稼ぐようなシャッディングにおいて糸ヨレなんかしようもんならティップにラインは絡むし、リズムは崩れるし、いいことはありません。
巻物は意外とリズムが大切です。
ピッと投げてチョンチョンしてすく回収みたいな釣りでは糸ヨレ厳禁ですもんね。
ベイトフィネスの利点5
潜行深度・角度を浅くできる。
これはスピニングよりも少し張りのあるティップを持ったベイトフィネスロッドと、太い糸の相乗効果でシャッドの潜行深度を浅くすふことができます。
通常、スピニング+4ポンドフロロで1.5m潜るシャッドをベイトフィネス+8ポンドフロロで1.2mくらいまで抑えることができます。
オススメの講義
これはメリットでもあれば、もっと深くまで潜らせたい場所ではネガティブポイントにもなりますので、この辺の理解は扱う上で知っておく必要がありますね。
ハイギアorローギア
スピニングでは使うシチュエーション的にどちらのギア比を選んでも好みでいろいろ使い分けられるんですが、ベイトフィネスでは圧倒的にハイギアをおすすめします。
巻き物はローギアという時代ではありませんし、そういった固定概念をもっていてはもったいないと思います…
遠投してボトム近辺や、ウィードフラットの上っ面を丁寧にスローロールするならぶっちゃけローギアの方が圧倒的に使いやすいんですが、ベイトフィネスで行うシャッディングにおいてそういったシチュエーションって皆無なんですよね。
ショートキャスト→ハンドル数回転誘い→回収→ショートキャスト……
の繰り返し。
ベイトフィネスでシャッドを使うシチュエーションって永遠と続く護岸をずーっと投げては回収を繰り返すような状況だと思います。
ベイトフィネスでのシャッドの釣りではハイギアによる回収速度、ラインスラッグのコントロールからのフッキングなど、ハイギアを使うメリットの方がものすごく多いということで、完全にハイギアをおすすめします。
シャッドでタフコンディションを攻略してみよう。
ハイシーズンのシャッディングでは、普通のミドスト用ULクラスや、L~ML程度の汎用性のあるスピニング、ベイトフィネスロッドを使用するほうがキャスタビリティ、ノリ、操作性と不満なく使えるかと思います。
しかし、冬直前や早春などのバスの活性が低いタイミングや、夏の高水温期などのタフな状況では話は別です。
オススメの記事
シャッドの威力を発揮するタイミングであればあるほど専用に組んだタックルの恩恵はデカいですし、ハイシーズンでも他の人よりたくさん釣りたいって考えているなら小さなバイトを獲れるようなシャッド専用に組んだタックルの必要性は高いと感じています。
そういった専用のシャッドタックルでは、汎用性の高いバーサタイルスピンや、通常のスモラバを使うようなパリッとしたベイトフィネスロッドではか弾いていたバイトを拾えるようになるし、バイトを感じることさえできなかったバスの反応を手元に違和感として感じるようになるほど『違い』があります。
また、キレキレのダートが必要ならば、そういった使い方に合わせたタックルセッティングもできてしまうのがシャッドのタックル選びの難しくも面白いところだと考えています。
正直、人それぞれ好みがあるし、通っているフィールドによっても適している物が変わります。
まとめ
シャッド用タックルの必要性について簡単にまとめます。
ポイント
- シャッド専用タックルは必要。
- 特にタフな時、必要性を感じる。
- 活性が低い時は専用タックルが物を言う。
- 活性が高く、やる気があれば必要性は感じない。
- スピニングかベイトフィネスロッドから選ぶ。
- フラット・風・遠投ならスピン。
- 近~中距離、手数、障害物ならベイトフィネス。
以上です。
正直、シャッド用に1本タックルを用意するって難しいことだと思います。
でも、シャッドが使いやすいタックルは他の小さなプラグも使いやすいですし、虫系ルアーやノーシンカーなんかも使いやすかったりするので、意外と汎用性があると思っています。
是非、シャッド専用で1本タックルを組み、その威力を体感してほしいと思います。
オススメの講義
タックルがカチッと組めたらあとは釣るだけ!
バスの生態を利用したシャッドの極意を記事にしました。
?バス釣り大学って?
ポイント
- バス釣りの始め方
- 釣れる!と確信できたタックルのインプレ
- バス釣りのノウハウ
- バランスを考えたタックルの組み方
この記事を読んで下さった方のステキなバス釣りライフの一助になれたら幸いです。
ではではー