コンニチハ!
バス釣り大学のYoU太郎です。
春と言えばスポーニングです。
シャローにデカバスからバンバン差してきても、年間を通じて全国的にもオカッパリから最もデカバスを釣るチャンスがあるのが春です。
でも、実際にそんなに簡単に釣れますかね…?
実際にボクにお問い合わせして下さる方の中にも春に苦戦を強いられている方がいらっしゃいます。
日替わりランチ的に日々思考が移り変わるバスの脳に訴えかけ、効率よくデカバスを探していくことができるのは産卵期のバスのバイオリズムに関する知識が必要不可欠です。
と、言うか、知らないで釣りに行くってことは、裸でちんちんだけ葉っぱで隠して竹やり持って戦争地へ出向くのと一緒。
一撃でボウズですよ。笑
自慢げにインスタやTwitterにアップしてます(*´ω`*)笑
メモ
雄×1と雌×1でした。
多分雌のバイトを1本ミスしましたがタイムアップ…
後ろ髪を引かれながら出勤しましたとさ…
今回は、そんなバイオリズムを意識した巻き物による春バス攻略法を余すことなく公開していきます。
巻き物で春バスを攻略できると、春のバス釣りの難易度が少し下がるのでオススメです。
【記事の内容】
雌の春バス:思考
ポイント
この季節になると雄バスはボトムに対して非常に依存性を持ちます。
なぜか?
雌バスに卵を産んでもらうための一等地を探し、快適に過ごしてもらえるようベットメイキングをします。
まるで、産婦人科で働く看護師さんのように健気にベットメイキングします。
そこにはゴミはもちろん、卵を食べてしまうような外敵が侵入しないよう卵が産まれるまえからボトムに気を張って『ムキーーーーーッ』となっている状態です。
もうね、クリアウォーターで観察してれば納得してもらえるはずです。
ベッドにゴミでも降りかかろうもんなら全力で払いに来ますよ!
健気です。
それだけボトムに依存しています。
だから釣るのは少し心が痛いですよね。
ボクも一応男なんで…
でも、この季節に狙って釣るのを否定はしません。
この時期しか勉強できないので。
ベットが作れる場所で執拗にボトムを狙う。
鉄則です。
ボク自身はあまり狙いませんが、初心者にいろいろ教え込むために少し相手にしてもらうことはあります。
雄の春バス:思考
対して雌バスは、低水温を嫌います。
妊婦さんは体を冷やさないようにするのと同様に、少しでも水温の高いレンジに浮きます。
かつ、産卵のためにエサも食べなければなりません。
この、『エサを食べなければならない』というのが、春のバスを釣るうえでのキーになるとボクは考えております。
つまり、身重の体を休ませられる水温が上がりやすい安定したゾーンとエサを食べられるゾーンを行き来するんです。
ポイント
- フィーディングのタイミング
- ニュートラルのタイミング
これを釣り分けなければならないってこと。
という考えではなかなか効率よく春のバスを釣ることはできません。
こう考えられないとなかなか春のブリブリドリームには近づけませんよ!
と、言うかこのブリブリのお母さんを狙うのが春の醍醐味かと(*´ω`*)
巻き物ルアーの選び方
春に有効なルアーって数タイプありますよね。
有名です。
ポイント
- スピナーベイト
- ジャークベイト
- クランクベイト
ボク的には春の三種の神機です。
この中でも、特におすすめなのがクランクベイトです。
タイプ的には2種類。
雄を狩るボトム型
雌を狩る中層型
この2タイプのクランクベイトが必要になると考えております。
上記の思考の項でも申し上げた通り、雄を狩るためにはボトムを攻略できるタイプ。
雌を攻略するためには雌が浮くレンジの中層を攻略するタイプが必要です。
春の巻き物の使い方
基本的にはクランクベイトの使い方でOKなんです。
ボトムノックや中層引き。
でも、狙っているのが雄なのか雌なのか?によってその使い方を明確に使い分けないと春のバスは釣れない。
そういうもんなんです。
雄と雌とで全く思考が違うから当然なんですが…
そこを理解しているのとしていないのとでは釣果は全く変わります。
全く!!!です。
マジで。
春にマグレで1本狙いとかならなーんにも考えなくてもいいんです。
でも、そこそこの大きさでもいいから隣の釣り人よりも沢山釣りたいのであればiいろいろと考えるべき!
自慢じゃないくて、バスの動きを知っているかどうかで釣果がガラッと変わってしまうのも『春』なんです。
しかも、釣れるとほぼデカいチートルーレットみたいな春の釣りは、参加しなければ味わえないですよね!
味わうために必要なのは知識!
これを忘れないでください。
雄バスの狙い方
雄バスをクランクベイトで仕留めるのは結構簡単です。
それはボトムノック!
リップでボトムを擦りながら巻いてくる。
以上!
これで雄バスは怒り狂ってドスッとルアーを襲ってきます。
食べに来るんじゃないです。
注意
殺しに来ます。
だからバイトの出方も雄特有である場合が殆どです。
ロッドティップがガンッと持ってかれます。
その割にはルアーが体の外に掛かっていることが多く、フックセッティングをシッカリしてあげないと意外とバラシます。
当然ですよね…
雄は怒り狂ったヤクザのごとくルアーを殺しにくるわけですから、ルアーをきれいに口の中に吸い込むわけでないんです。
と、いうかフックアップすらせずにバイトを弾くこともしばしばです。
せめてフックセッティングをシッカリしておきましょう。
それでも、この季節はタイミングによってはほぼベットの釣りになりかねないので、そのへんは各個人のマナーにお任せします。
雌バスの狙い方
とにかくメスを釣りたいなら、メスのいるレンジにクランクベイトを届けなければいけません。
バスのレンジに合わせてクランクベイトを選ぶのはクランキングの基本です。
ポイント
春にはその精度がめちゃくちゃ問われる季節なんです。
狙いは地形の変化及び縦に高さのある障害物。
地形変化のエッジにある身を隠せる物に雌バスは付きたがります。
岩盤の切れ目だったり、ブレイクのエッジだったり。
はたまた人工物である橋脚だったり…
ただし、条件があります。
注意
水温が安定していること。
フィーディング場も兼ねているorフィーディング場に近いということ。
それはフィーディング場である例えばシャローフラットなどにすぐに行けて、かつ水温が安定した待機所に戻れるから。
つまりコンタクトポイントってやつです。
どこでも地形変化=コンタクトポイントとなりうるわけではなく、条件が絞られるんです。
ここをどれだけ考えて場所を選べるかが春バス攻略において非常に重要な要素になります。
そして、フィーディング場を兼ねている場所なのか?それとも単純に待機場なのかいよって選ぶクランクベイトのタイプも違います。
春バス用クランクベイト3選
クランクベイトは主に3タイプの中から狙うレンジに合わせて選びます。
ポイント
- 大出力タイプ
- 高回転タイプ
- 魔法タイプ
この3タイプから狙いによって使い分けていくのがボク流です。
ボク流というと非常に『我流感』がありますね…笑
でも安心してください。
ちゃんと実績が物語ってますから…
1.大出力タイプ
ボク的に雄を狩るためのクランクベイトだと思ってます。
つまり、ボトムノック特化型かつ威嚇効果の高いクランクベイト。
春のクランクベイトを語る人の中でウイグルワートを外す人はいないと思いますが、つまりこの手のクランクベイトのことです。
ボトムに当ててもヒラを打たずに泳ぎ続けるクランクベイトです。
しかも、ものすごい引き抵抗でウォンウォン唸りを上げて泳ぐ大きな波動を発生させるタイプです。
当然ウイグルワートを使っていただいてもOKなんですが、アメリカンルアーってアタリorハズレやオールドの世界があってなかなか誰にもオススメできるようなものじゃないんですよね。
マジでハマると抜け出せない楽しい沼ですから…笑
ここで紹介するのは安定した生産性と性能を併せ持ったクランクベイトです。
Dstyleのクロールアップ。
タイニークランクの部類に入るクランクベイトなんですが、ボトムへの喰いつきが非常に良いクランクベイトです。
ボトムでアクションし続けるというのが春に釣れるクランキングテクニックの一つです。
それができつつ、小さなシルエットでバスの口に滑り込みやすくアクションが破城しにくいので気に入ってます。
もともとこういう使い方はノリーズのワーミングクランクショットというクランクベイトでやってたんですが、クロールアップのほうが少し深く入りやすいのでレンジで使い分けてます。
より深いレンジまで入れることができて、どこでも使いやすいということでクロールアップをおすすめします。
クロールアップもショットもタイニークランクとしては強い動きでバスが気になる大波動を発生させます。
春に使いたいボトムノック系クランクベイト筆頭です!
2.高回転タイプ
こちらは少しの出力(=人間側のリトリーブ)でハイピッチにアクションする(=アクションを繰り出す)高回転型で、中層をあまりものに当てずに使うクランクベイトです。
ボクはフラットサイドクランクを使います。
本当はバルサや発泡ウレタンでできたクランクベイトがベストなんですが、こちらもなかなか高価ですしインディーズブランドのハンドメイドやアメリカンルアーを買いあさる必要があるので全ての人にオススメしにくいということで、国産インジェクションタイプのルアーからご紹介です。
ボク的にはO.S.PのHPFクランクspec2です。
フラットサイドクランクって、パタパタロールするものやヴヴヴヴって超細かくウォブルするものなど沢山あると思います。
このHPFクランクspec2は前者です。
ボクの経験上、どちらも必要なんですがスポーニング期が深まるにつれてパタパタ大きく倒れこむハイピッチ型が有効になると感じてます。
HPFクランクは移動重心のオリジナルモデルと、固定重心のspec2がありますが、この時期は確実に後者。
この手の使い方において、選ぶべきクランクベイトはどれだけゆっくりとしたスピードかつ短い距離でアクションするかがキモです。
狙いの場所まで潜らせてからバスのいるであろうピンスポットでクランクの浮力によって浮上させつつ、ゆーっくりラインスラッグをとって浮上させながらピッチを刻ませます。
非常に微妙な速度を維持させながらバスの目の前を通過させることで口を使わせます。
こういった繊細なクランキングができるのは本当に限られたクランクベイトで、性能が高くないとまずできません。
そういった点で、HPFクランクspec2は非常に優秀かつ生産力もありコスパも高い極限られたクランクベイトと言えます。
こういう巻きスピードでクランクベイトのアクションを変化させるような使い方をするときは絶対にローギアのリールがオススメです。
3.魔法タイプ
魔法タイプとは、ボクが考える様々な春バスを攻略する状況でかなりオールパーパスに使用できるクランクベイトです。
そうです。
ソウルシャッドです…
いや、シャッドやん!
違います。
シャッドはクランクベイトなんです。
シャッドの使い方は過去記事に胸焼けするほど書いたのでここではなぜソウルシャッドが春に有効なのかを…
まず、ソウルシャッドはボトムで非常に安定したリーリングができるシャッドです。
リップ先端がほんの少し尖ってます。
これによって障害物にヒットしたときに舐めるように躱してきます。
普通、先端が尖ってるとボトムをトレースすると倒れこんで根掛かりしやすいんですが、ソウルシャッドは引っ掛からない不思議なシャッドなんです。
そして、アクションはシャッドの中では大きめのアクションをしてくれつつ、そもそもシャッドなので非常にハイピッチです。
シャッドの中では大出力かつシャッドなので高回転です。
ボトムも中層も行けちゃいます。
特に、春にキーになるサンドバーでボトムに喰いつくめちゃくちゃ使いやすいシャッド。
いつでも使えますし、雄でもニュートラルな雌でもフィーディングの雌でも獲れます。
あくまでもシャッドなのでパワーが弱めです。
水に色が付きすぎているとなかなかバスに気付かれにくいという欠点はありますが、そういう状況以外ではやっぱりシャッドは優秀です。
浮力を活かしたアクションはできませんが、そもそもサスペンドシャッドなので静止させることができます。
クランクベイトよりも弱い=バスとの距離感がクランクベイトに比べてシビアですが、条件次第で魔法のごとく釣れます。
よって、なくてはならない存在なのです。
ちなみに、冒頭の朝練での2匹はソウルシャッド…を持っていなかったのでベビーシャッドFCで獲りました。
ベビーシャッドFCも非常に優秀なんですが、あまり売ってないので…そういった入手性的な面も含めてソウルシャッドをオススメします。
まとめ
クランクベイトによる春の攻略を読んでいただいたらすぐに現場へ行って実践です。
根掛かりに悩まされるフィールドでは少し使いにくいかもしれませんが、ボクの記事が読んで下さった貴方に少しでもお役に立てれば幸いです。
注意
クランクベイトって設計以上の仕事ができません。
○○な条件で使う目的で開発されたクランクは○○以外ではなかなか活躍できないんです。
ゆえに、クランクベイトオタクのボックスの中身は本当に多種多様なクランクベイトがひしめき合ってますよね。
クランクベイトが沢山必要なのはそういうことです。
しかし、いったん条件にハマれば一撃のデカさは他のルアーの追従を許さないのもクランクベイトです。
春の攻略にお役立出頂けたら本当にうれしいです。
?バス釣り大学って?
ポイント
- バス釣りの始め方
- 釣れる!と確信できたタックルのインプレ
- バス釣りのノウハウ
- バランスを考えたタックルの組み方
この記事を読んで下さった方のステキなバス釣りライフの一助になれたら幸いです。
ではではー