2020.02.05日 更新
コンニチハ!
バス釣り大学のYoU太郎です。
普段、マッディウォーターで釣りをしている方が、いきなりクリアウォーターで釣りをしたら全く釣れず…
と感じてしまうのも無理ないと思っております。
実は、クリアウォーター・マッディウォーターでのバスはどんな状況で生活しているのか?というのを知ることが水の色を攻略するキモとなります。
ボクは実際に超クリアウォーターで10年以上バス釣りをし、数えきれないほどバスを釣ってきました。
本記事は、クリアウォーターの釣りの基本を順を追って徹底的に解説していきます。
クリアウォーターを攻略することができれば、バス釣りの難易度が少し下がるのでおすすめです。
【記事の内容】
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クリアウォーターのバス釣り
冒頭でも言いましたが、マッディウォーターとクリアウォーターとでは、考え方がガラッと変わります。
『世界が違う』といっても言い過ぎではないくらい考え方を変えないと簡単にボウズを喰らいます…
どう違うのか?
その結論は、
ポイント
『見える』
ということです。
バスは物体を視覚で捉えます。
良くも悪くも資格で捉えることができるのがクリアウォーターの釣りの基本。
ここを間違ってしまったり、自分の好きな釣りを貫き通してしまうと釣れるものも釣れなくなってしまいます。
マッディと比較して…
マッディウォーターと比較すると、行動範囲が広がります。
バスも見える範囲が広がるので、いきなり外敵から襲われる心構えをしながら見たものに対して素直に行動します。
つまり、視界に鳥や人間などの外敵が見えれば、危機感を感じてすぐにその場から逃げることが可能ですし、偽物だとすぐにわかるルアーが視界に入れば違和感を感じて遠く離れます。
逆に、魅力的なものが見えれば全速力で接近してきますし、接近中に偽物だと判断されればすぐさまUターン…
その日にマッチしたルアーを適切に選ばないと『バスを騙す』という要素においてはバス釣りの難易度が高いのがクリアウォーター。
ルアーで釣るということを考えたときに、この『バスを騙す』という要素の難易度が高いクリアウォーターを攻略するためには、行動範囲が広がるとういう習性を利用して、バスが留まるようなスポットを狙い撃ちしてあげることが有効です。
特に、クリアウォーターのキモになる部分ですが、『季節ごとの行動パターンはセオリー通りに素直』です。
【夏】を例に上げるなら、流れの効いた場所に沈む岩の影や、オーバーハングのシェードの水面直下が大好物となります。
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なぜそういった場所が効果的になるかは別記事にまとめましたので、サクッとご一読ください♪
マッディウォーターとの違い
逆にマッディウォーターは『見えない』ということです。
良くも悪くもバスは視界が効きません。
なので、捕食体系も資格に頼らなくても確率と効率を上げる方法をとっています。
視界が効かないので『バスにルアーを認知させる』という要素において、クリアウォーターよりも難易度が上です。
マッディウォーターで使いやすいルアーの代表がスピナーベイト。
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反面、認知させてしまえば視界が効かない分、騙すことが簡単とも言えます。
クリアウォーターの攻め方
クリアウォーターの釣り方にフォーカスを当ててお話をしていきます。
ボクがクリアウォーターで釣りをするときに“特に意識している基本的なこと”を徹底的に解説します。
実際にボク自身が釣れているのであながち間違っていないと思うので、参考になりそうな部分だけ1つずつあなたの釣りに取り入れてみてください。
基本
何といっても『サイト』が基本です。
アングラー自身が目で見てバスの動きを予測でき、バスが付いている障害物と付いている理由を予測することでこの釣りは成り立ちます。
正直、ボクはあまり得意ではないんですが、普段通うフィールドがクリアウォーターなことから必要に駆られて練習しています。
近距離でバスに対峙したとき、サイト技術がある程度ないと勝負にすらならないのがクリアウォーターの釣りです。
これは、正直断言できます。
実際にクリアウォーターを得意とするプロもサイトテクニックに長けた選手が多いというのもこういった理由です。
見せる
視界の良好なクリアウォーターで、サイトが苦手という方でも明日からできる攻略法は、遠距離で強いルアーをあえて見せることです。
ここで少し注意が必要なのは、見えてるバスに近距離で強いルアーを見せるのはほぼビビって逃げられてしまうってことです。
超丁寧にスピナーベイトをバスに近づける『スピナベサイト』というテクニックもありますが、あれはまた高等テクニックですので確実にサイトできる至近距離でそれ相応のキャストテクニックが必須です。
それとは別に、『見せる』釣りとは、S字系の弱波動系のビッグベイトやスイムベイトなどを遠い距離で見せて興味を引かせるということ。
また、ライトリグのような極めてナチュラルなルアーをバスの目の前に落としこみ、にらめっこさせて最後まで騙し切って口を使わせる方法。
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サイトが苦手と自覚しているならまずはこういったアプローチから入って、クリアウォーターでバスを引き付けるってことを体験してみることから始めるといいかもです。
見せない
サイトでもブラインドでも使えるテクニックですが、フィールドの理解が必要なテクニックでもあります。
いわゆる『ルアーを隠してチラ見せ』させるテクニック。
目に見える岩などの沈んでいる障害物にルアーを隠して、飛び出させることでバスにリアクションバイトしてもらう方法。
サイトでもブラインドでも基本的にボクはこの方法でバスにアプローチします。
これは、ルアーでもワームでも同様です。
隠せれば何でもいいので、小さいワームをボトムの小石に隠したり、大きなスピナーベイトを大きな岩盤に隠したり…
バスのポジションの予測精度と障害物の位置をしっかり把握し、バスとルアーの間に障害物がくるよう工夫してアプローチしなければならいので、フィールドに通いこんで『どこに何が沈んでいるのか?』ってことや、『ボトムの質』を調査して自分の中にデータとして蓄積しましょう。
隠す
見せる見せないという使い方を覚えられると、クリアウォーターでのバイト率を飛躍的にぶち上げていくことができます。
例えばリップラップにシャッドを隠しながら岩の隙間に出し入れして使うような誘いです。
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バスには見え隠れするものに反応するという本能を持っています。
ニュートラルな状態でも、小さなシャッドが見え隠れするとスイッチが強制的に入ってしまうようなイメージ。
バスの生態とルアーの使い方を熟知することがバス釣りの難易度を上げる決定的なファクターとなります。
水面
クリアウォーターで釣り慣れている人間は必ずと言っていいほど活用する要素でもあります。
とくにバスが水面に意識のあるハイシーズン中はほぼなくてはならないのがトップウォーター。
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サイトにしろブラインドにしろ水面という壁を利用するのはバスを騙すうえで必ず必要になる要素です。
風や流れによる波によって、人間やラインの存在感が薄れ、バスがルアーを見切ることが容易ではなくなると、この釣りは一気に破壊力を増すと感じております。
完全に存在感をかき消されるほどの波は別ですが、波の強弱によってルアーのアピール力を調節しながら誘ってみてください。
水面を使う釣りは非常に歴史の深い釣りであり、最終手段にもなりえる非常に『騙し力』の高い釣りと言えます。
見せる釣りで水面を利用する
これは大型のペンシルやポッパー。
ルアー自身が発する波や音で気付かせて、水面のギラ付きによって見切らせにくしてくれるルアー。
遠くでこのタイプのルアーの存在に気づき、スイッチを入れバイトに持ち込むといった運用をします。
見せない釣りで水面を利用する
昨今話題になっている『虫』や『ネズミ』などの小さな障害物回避力の高いルアーをカバーに絡めて使います。
宙吊りのスモラバもこの釣りに入り、カバー越しにアプローチすることで、ラインの存在感をほぼ0にして、バスの警戒心を極力機能させずに誘い込みます。
普通に至近距離に投げ入れてもルアーが合っていれば簡単に口を使いますが、バスから視認できそうなギリギリの距離に投げ込んでチラチラ見せることで、かなり興味を引きます。
クリアウォーターの濁り
クリアウォーターだからルアーをどんどんナチュラルに…
あながち間違いじゃないんですが、そういう思考に陥ってしまうと上達できるものもできません。
スピナーベイトだって当然活躍します。
スピナーベイトみたいにバスから発見されやすいアピール力の高いルアーってクリアウォターでは見切られる場面が多いんですが、『濁り』を利用してあげることでそのアピール力を最大限活かしてあげることができるんです。
バスの生態的に、クリアな水域で生活しているバスは、周りの環境を認知することに『視力』を使っています。
そんなところで『普段より濁った…』という状況ではどうでしょう?
普段クリアな水域で、目で見ることに頼って生きていたバスは途端に認知する力を弱めます。
でもエサは食べたいという状態であれば、とうぜんアピール力が高いルアーを投入してあげることで見切られずに効率よくバスを釣っていくことができます。
大切なのは『普段より濁っている』ってこと。
だから、普段がどんなクリア具合なのかを把握していなければならないってことです。
もっと細かく言うと、スピナーベイトみたいな強アピールルアーが効く濁りとそうでない濁りの判断力が必要ですが…
何はともあれ基本的なスピナーベイトの使い方を知っておくことはライトリグによるフィネスフィッシングのテクニックを知っていなければならないのと同様にクリアウォーター攻略の上で必須事項になりますね!
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一撃必殺のつもりで使うと実はマッディウォーターよりもクリアウォーターの方が簡単にスピナーベイトで釣れると感じてます。
バス釣り上達の近道は『クリアウォーター』
バスがどんな動きに誘われ、どんな物を警戒し、嫌うのか?
そもそもバスだけじゃなく他の生物の動きも見ることができるので、釣り場での情報量が圧倒的に多いんです。
現場での情報量に、自身の知識を+αしてあげることでググっとバス釣りの上達に繋がると言い切れます。
特に、相手の事(バスの事)を知ることで、バス釣りの難易度が圧倒的に下がるのでオススメです。
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やっぱり自分の目で見て確認しながら釣ることで、バスの嗜好を知ることができるからボクはクリアウォーターで釣りを覚えることをおすすめしますし、上達は早まると思います。
クリアウォーターでバスを騙す力を養うことで、マッディウォーターでも応用できますし、日本のフィールドにはマッチしているんではないかと考えています。
まとめ
普段はマッディウォーターで釣りをしている人がいきなりクリアウォーターで釣りをする場合に知っておいてほしい知識をまとめます。
ポイント
- クリアだと視覚で判断する。
- マッディよりも騙しにくい。
- クリアの基本はサイト。
- ルアーを隠してリアクション。
- あえて見せるなら遠くからデカい物。
- 水面利用は積極的に。
以上の要素をフィールドに合わせて工夫し、クリアウォーターを攻略することで、バス釣り上達への近道を歩むことができると考えております。
喰わず嫌いせず、クリアウォーターへ挑戦してみてください。
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クリアウォーターを攻略することができればマッディウォーターは応用で他追う可能です。
大学研究室からのお知らせ…
最後まで読んで下さったバス釣りに対して意識の高いあなただけに、重要なお知らせがあります。
実は、当ブログ以外に“バス釣り大学の研究室”というサイトを運営しております。
バス釣り大学というブログでは、バス釣りのノウハウやタックルのインプレッションについて情報を無料公開しておりますが、バス釣り大学の研究室では当ブログでは書けないバス釣りの『核』となる部分を記事にしています。
『コッソリ読んで、誰にも教えたくないバス釣りの強化書』を目指して更新していますので、ぜひコチラもご一読いただけると幸甚です。
ではではー