スモラバについて、『どれがオススメか?』または、『メーカー毎に違いなんてあるのか?』といった迷いから、どのスモラバが1番釣れるのかお悩みではありませんか?
実は、スモラバの構造と、各部品の意味を細かくすると誰でも簡単に『コレ買っときゃ間違いない』スモラバを選ぶ事ができます。
なぜなら、ボクもスモラバをいじくりまわしてできるようになったからです。笑
この記事では、スモラバ選びの重要ポイントを3つ紹介して、最もオススメするスモラバについてもご紹介します。
記事を読み終えると、今後はスモラバ選びで悩むことはなく、簡単にバスを釣ることができるようになります。
ぶっちゃけスモラバを使いこなすことができるようになると、バス釣りの難易度が少し下がるのでオススメです!
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【記事の内容】
スモラバ選びにはキモがある
世の中にはたくさんのスモラバがあります。
メーカーの製品もあれば、個人がハンドメイドしてフリマアプリで販売しているものまで合わせると、星の数ほどスモラバが存在するわけです。
その中から、優秀なモデルを選ぶって、初心者にはなかなか難しいのかなと思います。
本記事では、優秀なスモラバの選び方を、5つのポイントをあげながらお話しします。
- フック
- ラバー
- ヘッド
- ガードの有無
- ワームキーパー
スモラバを構成する、上記の5つのポイントについて、マニアックな部分まで掘り下げ、記事の後半でタックル別に扱いやすいウエイトについてのてお話しをします。
フック
ちゃんとした釣具メーカーのものを選べば、ちゃんとしたフックメーカーの針がついているので概ね間違いないと言えます。
ただし、どこのメーカーの物かわからないようなスモラバは、フックもどこが作ってるか分からないので、針先が甘かったり、すぐ曲がってしまったり、最悪は簡単に折れたり…
元々ライトリグに分類されるスモラバの多くは、針自体も細く針先が潰れやすかったり、想定されているパワーより強いロッドでカツンとフッキングすると、フックがダメになりやすい部類のルアーではあります。
しかし、ちゃんとした釣具メーカーのスモラバに搭載されてるフックは、それでも安心感がある強度を誇っているので、『デカバスをバラして後悔したくない…』と思う人ならば、“絶対!”ちゃんとした釣り具メーカーのスモラバを選んでください。
ラバー
どんなラバーがスモラバに付いているかで、スモラバの“喰わせる力”が決まると言っても過言ではありません。
スモラバのキモはなんと言ってもラバーです。
釣り人が加えるアクションに機敏に反応してゆらめき、一本一本がランダムに動く事で見切らせなくする役割があります。
さらに、張りのあるラバーが巻いてあるモデルは、ラバー自体がガードの役目を果たしてくれるので根掛かりも減らせるので、拘らない理由は無いのです。
ヘッド
ヘッド形状とラインアイの角度によって、スモラバの性格は大きく変わります。
人間でいうところの“血液型”みたいなもんです。
いや、血液型に比べて比較にならないほどヘッド部の構成によってスモラバの性格はバチッと決まります。
ヘッド形状に関しては、大きく分けて3タイプに分別できます。
※写真の左から順番に…
- アーキー型
- ラウンド型
- フットボール型
次の項で詳しく掘り下げますが、それぞれ特徴が異なるので、フィールドの特性に合わせて選ぶと良いと思います。
また、ラインアイの角度も大きく2タイプに分けられます。
- 90°タイプ
- 60°タイプ
実際には90°orそれ以外の角度になりますが、角度が浅くなるほどスイミングさせやすく、根掛りが減り、90°に近づくほどキチンと真っ直ぐフォールして、ボトムを感じる感度が上がります。
ガードの有無
ガードってほぼ標準で付いているものが、現代のスモラバの主流です。
が、中には無いものもあります。
物によっては2本、3本と複数本植えられてるものもあります。
これも、フィールドの状況によって使い分けていくのでます。
ワームキーパー
この辺は好みの領域でもあります。
が、釣り人の希望としては、しっかりワームをホールドしてくれて、ズレにくいというのが重要視されるのでは無いでしょうか?
1匹バスを釣ったらワームがズレて使い物にならないってワームキーパーだと、少しコスパ悪いですよね…
中には大きいワームキーパーがついていて、スモラバに付けるような小さなワームをトレーラーにすると一発でグズグズになって使い物にならないものもありました。
スモラバ選びの中で優先順位は高くはないいですが、キチンと選んであげると、快適に使えると思います!
スモラバ選びの重要ポイント
上の項でスモラバを選ぶ時に注意して吟味する5つの構成について、お話ししましたが、本項ではさらに具体的にどんなものが良いのか?について、掘り下げていこうと思います。
- ラバー
- ヘッド
- ガードの有無
他の要素には好みがありますが、この3つのポイントに関しては、明らかに実釣性能に差がでるので、しっかり吟味することをオススメします。
ラバー
ラバーは、基本的に張りが強いものを選びます。
そして、張りが強いだけではユラユラと一本一本がナチュラルに揺らめかないので注意です。
なるべく細いラバーが付いていると艶めかしく揺めき、トレーラーワームのシルエットをボカしてくれ、バスが発見しやすくなりつつ見切りにくくさせてくれるので、よく釣れる印象があります。
ラバーに張りがある事でスモラバ自体が横倒れしにくくなり、それ自体がガードの役割を果たすことで、根掛かり防止にもなります。
ボクとしては、ラバーの質感がスモラバの特性を決める決定打になると思っており、スモラバの心臓部だと考えているので、スモラバ選びに関して“ラバー”は妥協できない要素です。
ヘッド
ヘッド形状は、一昔前では丸い球状の形をしたラウンド型が一般的でした。
これは、ボトムの姿勢とボトムの感知性能、すり抜け性能のバランスが良かったからです。
しかし、現在の主流は三角形の形をしたアーキー型が主流になってきてます。
これは、多くの人がスモラバを使うようになった事で、いくら“喰わせる力が強い”スモラバであっても、カバーに絡めたり、ゴリゴリの根掛りしやすいハードボトムやストラクチャーを狙わないと釣れにくくなっているという理由からです。
張りのあるラバーと、アーキー型のヘッドを組み合わせる事で、ラウンド型では一撃で根掛かりしてしまうような難攻不落の一級ポイントも、なんとかスルッと躱してこられるのです。
さらに、ラインアイの角度が60°程度寝ていると、根掛かり率が大幅にへるので相性の良い組み合わせだと思います。
根掛かり耐性を上げると、ボトム感知性能が下がりますが、感度の良いロッドなどでシッカリとスモラバ用のタックルバランスを整えてあげる事で、タックルの総合力を持って補ってあげれば問題なく解決できます!
ガードの有無
基本的にガード有りのスモラバを選べば間違いないです。
1本有れば十分ですが、投げ込もうと想定している場所が“濃いカバー”などだと、2本、3本〜5本と多いものを選ばざるを得ません。
しかし、ガードが多いと言うことは、バスの口も弾いてしまう可能性が高まります。
普通にハードボトムや、カバーの周りを釣る分には1本〜2本のものを選ぶと、根掛かり回避とフッキング性能の両方をバランスがいいのでオススメします。
誘い方に合わせてウエイトを選ぶ
スモラバ選びの重要ポイントがわかったところで、最後にウエイトを選んでいきます。
基本的に、投げる場所に対してウエイトを選び、そのウエイトを扱えるタックルを組むのが、ボクのタックルバランスの取り方です。
深い=重く
ボトムが取れなければ重くしていきます。
浅い&スイミング=軽く
軽い方がナチュラルに誘えます。
重ければよいとか、軽ければよいと言うわけではなく、適材適所でウエイトを使い分けるのが正解です。
この項ではウエイト選びに加えて、ロッドのパワーとの相性について掘り下げていきます。
- UL スピニング
- L スピニング
- L ベイトフィネス
あなたのフィールドに合わせて、タックルをシッカリ組むと、スモラバの使用感は圧倒的に高まるのでオススメです。
UL スピニング
ウルトラライトパワーのスピニングタックルで扱うスモラバのウエイトは、下記の通りです。
0.9〜1.8g
水深や流れの強さによって、ウエイトを使い分けます。
軽いウエイトを繊細に扱うことに長けているロッドパワーになるので、1.3gを基準に使いたいところ。
ボトムが取りにくいほど深いなら、1.8gに変えます。
また、フワフワ感を出して中層を泳がせながら誘うような、ハイレベルなスモラバの使い方をする場合は、0.9gの軽いウエイトを選んでいくと良いと思います。
L スピニング
ライトパワーのスピニングタックルで扱うスモラバのウエイトは、下記の通りです。
0.9〜2.3g
ぶっちゃけ、0.9gから扱えたりもします。
扱いやすいウエイトのラインナップはウルトラライトと被るのですが、より中層をフワフワさせたいときはUL、スモラバをオールマイティに使いたい時はLをオススメします。
スモラバにおいて、最も使用頻度の高い1.3〜1.8gのウエイトが扱いやすいので、少しティップが繊細で、ベリーからバットにかけてLパワーのスピニングとの組み合わせは、スモラバ最強タックルだと思います。
L ベイトフィネス
ライトパワーのベイトフィネスタックルで扱うスモラバのウエイトは、下記の通りです。
1.8〜2.7g
昨今のベイトフィネスロッドは、スピニングよりもシッカリしているので、若干重ためのウエイトの方が扱いやすいと思います。
また、太いラインを使ってボトムを取るので、1.3gも扱えないことはないですが、1.8g以上の方が、トレーラーを選ばずに色々なワームと組み合わせることができてオススメ。
オススメのスモラバはコレ
令和時代を代表する、『とりあえずコレ買っときゃ間違いないスモラバ』を発表します。
ボクは、エグダマの開発者である江口プロの製品が好きと言うのもありますが、とにかくエグダマシリーズの完成度が圧倒的に高いので、誰にでも安心してオススメできます。
特に、エグダマシリーズの中でもTYPE極はバランスが良く、スモラバで行う釣り8〜9割をこなすことができます。
つまり、このTYPE極を持っていれば、とりあえずスモラバは買い足さなくてOKということです。
釣りをしていて、TYPE極では攻めきれない場所があれば、もはやスモラバではなく違うルアーやリグを投入した方が話が早いというレベルでオールマイティに扱えるエグダマTYPE極の凄いポイントを3つにまとめたので、ご紹介します。
ラバー
とにかく、江口プロのスモラバを使ったことがある方ならすぐにイメージできるかと思いますが、他のメーカーのスモラバとはラバーの質感が全く異なります。
ジャクソン時代のスモラバから、パサッとした乾いた質感の極細でパリパリに張りがある理想的なラバーが採用されてました。(乾麺みたいに折れるわけではないですよ…)
レイドジャパンに移籍後、エグダマシリーズをリリースするのですが、エグダマシリーズ共通して、これまでのスモラバとは全く異なる異質のラバーを纏って誕生しました。
どんなラバーかというと、テーパーのついた特殊ラバーが混ぜられてると言う仕様でした。
エグダマシリーズのラバーも、パサッとした質感で、先にいくにつれて細くテーパーのかかった超特殊ラバーです。
テーパードラバーのおかげで、ラバーの根本はシッカリした張りが強調されて、釣り人の細かなロッドワークに合わせてラバー先端がピリピリと本当に生き物のように動きます。
テーパードラバーの根本はシッカリとしたコシがあるので、ガードの役割を果たし、根掛かりもしにくい設計になってます。
そして、キモはスモラバを構成する全てのラバーがテーパードラバーではなく、通常のファインラバーとハイブリッドであるところ。
この組み合わせによって、ラバー一本一本が生み出すランダムな波動が強調され、バスに見切らせることを許しません。
ボクは、スモラバを使う前に、ラバーをランダムにハサミで間引いて“ランダムな見切らせない波動”が発生するようにチューンしてます。
しかし、エグダマシリーズのラバーは、そう言った面倒な手間は必要なく、箱から開けてすぐに100%釣れる状態で、マジで初心者でも誰でも扱いやすい最強のスモラバだと思います。
ヘッド
エグダマTYPE極のヘッド形状は、三角形のアーキー型になります。
このタイプは、ウィードなどのカバーに対してスルスル抜けてきて、圧倒的に根掛かりしないのですが、岩などのロック系の障害物に対しては、隙間に挟まりやすく、根掛かりしやすい特徴がありました。
しかし、角度が浅く取り付けられたラインアイの効果に加えて、テーパードラバーの強いコシによって、隙間に挟まりにくく、ヘッドの構成とラバーとの組み合わせで、総合的にラウンド形状のスモラバを上回る性能を誇っています。
妥協のない江口プロのものづくりが光るバランスですが、ボクは初めてエグダマシリーズの全貌を見た時に『一つ1000円くらいするんじゃないか?』と思いました。
これだけオリジナル設計の塊なのですが、いざ発売されてみると他のメーカーのスモラバと同程度の価格です。
パッケージもラバーにクセができないような箱型なので、並々ならぬ江口プロの努力が詰まっていると言えます。
ガードの有無
エグダマTYPE極にはガードが1本ついております。
しかしながら、ラバーの持つ根掛かり防止性能も含めると、メインにブラシガードが1本そなわっていて、無数のしなやかなラバーが根掛かりを防いでいるといっても過言ではありません。
そして、このテーパードラバーの魔的なところは、根掛かりは防いでも、フッキングの妨げにはならないところです。
ぶっちゃけボクの場合、エグダマシリーズは根掛かりしないので、針やヘッドが壊れるまで使えます。
そう考えると、めちゃくちゃコスパが高いので、誰にでも安心してオススメすることができます。
とにかく1本のブラシガードがついたモノガードタイプがスモラバの基本であり、フッキング性能の妨げにならず最もバランスが良いバランスと言えます。
まとめ
最も釣れるスモラバについてまとめます。
ポイント
- フックが良い物を選ぶ
- ラバーに拘った物を選ぶ
- ヘッド形状が優秀な物を選ぶ
- ガード付きがオススメ
- ワームキーパーは好み
- 最もオススメはエグダマTYPE極
スモラバにこだわるようになれば、エグダマTYPE極の恐ろしさが理解できるかと思います。
でも、何も分からない人が使っても、圧倒的に釣れるのがエグダマTYPE極の恐いところです。
何買ったらいいか悩むくらいなら、とりあえずエグダマTYPE極を買って、すぐに投げてほしい。
多分、スモラバ選びに無駄な時間を使うより、圧倒的にスモラバの練度が上がるし、釣りが上手くなるはず。
そんな人を応援するために、ボクはエグダマTYPE極をオススメします!
大学研究室からのお知らせ…
最後まで読んで下さったバス釣りに対して意識の高いあなただけに、重要なお知らせがあります。
実は、当ブログ以外に“バス釣り大学の研究室”というサイトを運営しております。
バス釣り大学というブログでは、バス釣りのノウハウやタックルのインプレッションについて情報を無料公開しておりますが、バス釣り大学の研究室では当ブログでは書けないバス釣りの『核』となる部分を記事にしています。
『コッソリ読んで、誰にも教えたくないバス釣りの強化書』を目指して更新していますので、ぜひコチラもご一読いただけると幸甚です。
ではではー