2021.02.05 更新
コンニチハ!
バス釣り大学のYoU太郎です。
先日、ボクが以前から運営していたブログ『バス釣り研究所』の読者さまから嬉しい釣果報告がありました。
インレットをペンシルで丁寧にゆっくり誘い釣ったそうです。
そして、この釣果報告をTwitterにてTweetしたところ、別の読者さまからこんな質問がありました。
内容を一部抜粋して記載します。
「トップウォーターは初夏〜真夏でよく使われると思います。一般常識だと晩夏〜初秋で使っている人はほとんどいないと思います。日中バスにとって居心地が良い水温だった場合、トップウォーターは有効なのでしょうか?ダッジでまだ釣ったことが無いので釣ってみたいです!」
トップウォーターってボクがバス釣りを始めた頃では『お遊びルアー』的なイメージがありました。
しかし、現代では効率よくバスを釣るためのトーナメントウエポンにすらなり得ます。
今回は、トップウォーターの中でも『羽モノ』のベストシーズンについて解説します。
ぶっちゃけ羽モノのベストシーズンを捉えることができれば、バス釣りの難易度が少し下がるのでオススメです。
【記事の内容】
羽根モノが最も強い季節
結論から言います!
羽根モノと呼ばれるクローラーベイトの最もストロングなシーズンはアフターの時期からです。
ポスト~アフターという非常に難易度の高いタイミングで他のルアーを含めて一番活躍するんじゃないでしょうか。
そこから夏真っ盛りをピークに、秋の深まりに伴ってだんだんと羽根モノ波動の効力が収束していくような感じです。
こういったタダ巻き系トップの基本はやっぱりタダ巻きの精度。タダ巻きの精度を上げるための基礎基本をまとめました。
羽根モノの季節を暦から考える
当然地域差がありますので、関東の平野部を基準に考えてみます。
まず、羽根モノシーズンの狼煙は4月末くらいに上がります。
そして、一番おいしい季節は何といっても5月中。
この時期に、一日の中でこの手のルアーに反応する時間が長く感じております。
そして、11月の初旬くらいまで羽根もので反応を引き出せる期間は続きます。
これは、羽根モノなどのトップで釣るための条件が整うのがこの期間というだけであって、真冬でも条件がそろえばバスは水面まで出てきます。
事実、私も中型の羽根モノルアーで2月末くらいにバイトを引き出せたことがあります。
しかし、こういった運用法は当ブログの『そこそこの大きさのバスを他の人よりたくさん釣る』というコンセプトにそぐわないんです。
いいときに最もストロングなルアーを投入するっていうのがバス釣り大学スタイルです。
なので、羽根モノで効率よく釣ろうとしたら、4月末~11月初旬というのが現実的に見た区切りなんじゃないでしょうか?と考えます。
この時の水中はどうなっているのか?
ボクが感じているのは、4月末~11月初旬が羽根モノのシーズンです。
では、この時水中はどんなことが起こっているのでしょうか?
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そこの理解を深めなければ、狙ってバスを釣ることはできません。
巻くスピードもゆっくりですし、あまり広範囲を効率よく探れるタイプのルアーではないので、それぞれの時期でベストな使い方をすることが最もストロングな羽根モノの運用法になります。
4月
いわゆる【プリ】と呼ばれる産卵前の時期です。
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デカいバスは行動が早いので早々に動き出したバスを狙います。
ただし、この時期はお昼くらいから風が強くなったりします。
風が吹いて波立ってしまえば大型の羽根モノでも存在感は消え、バスから発見されなくなります。
つまり、羽根モノシーズン入口のちょっとしたタイミングをガッチリ捉えないとなかなかバスを反応させるのは難しいでしょう。
5月〜6月
季節が進行し、フィールド中のバスの割合がアフター方が多くなる季節です。
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このタイミングで羽根モノは一番ストロングな仕事をしてくれます。
個人的にはバドとどっちが効くかな?といった感じで両方使いまわして反応が良い方をメインに使ったりします。
この時期のバスは産卵疲れであったり、もう一度産もうとして体力を蓄えたり、産卵モードに入ったりと気難しい時期です。
その両方のバスを、羽根のフラッシングと、ゆったりしたスピードと、金属の「カシャカシャ音」で誘います。
羽根のフラッシングは水面の食べやすそうなエサに見えてるかもしれません。
金属音はこの時期のバスはマジで嫌います。(もしくは大好きなのかも...)
もうね、食べ方が殺しにきてますよ…
そして、産後疲れで動きが鈍ったバスでも追いつくスピード。
もはや、羽根モノのための季節なんじゃないかと。笑
この手のルアーを使いこなそうと思ったら、この時期に集中的練習することをおすすめします。
6月も深まると、スポーニングエリア近くのカバーはもちろんですが、少し沖の何もないところでも釣れたりするのがこの時期です。
7月〜8月
アフター時期も過ぎ、バスは「さあ、来年の産卵まで1年生き抜くぞ!」という行動をとります。
そういった状況に対してバスのフィーディングエリアでゆっくりカショカショしてあげるのが効果的です。
タイミングも大切で、日中のクソ暑い時ではさすがにバスもシェードでダレてしまっているのでカバー周りをゆっくりと。
朝夕マズメ時がフィーディングエリアになる場所でデカバスを狙うチャンスになります。
5~6月と比較すると、バスが反応する時間帯は限られていますが、まだまだ強いのがこの時期です。
ローライトだと、何もない沖とかでも沈み物があればそこからトップまで出たりします。
9月〜10月
秋めいてきても、昨今の夏は暑い時期が長いのでまだまだ効きます。
夏同様の使い方でもいいんですが、日中シェードに支配されなくなってくると、少し工夫が必要になってくるかもです。
基本的に『流れ』には弱いタイプのルアーなので、淀みなどのピンを狙っていきます。
シェードに支配されてないオープンの居心地のいいバスを狙ってみてください。
流れが近くに通ってる淀みとの境目あたりを、ラインメンディングに気を付けながらネチネチ通してみると、フラフラ浮いてきて食べたり、ぴゅーーーっと寄ってきて食べたりします。
11月
11月に入ると少しタイミングが大切です。
日によっても風が吹いたりローライトであれば可能性は低くなります。
ただ、条件が整った水温の上がるタイミングだったり、日が昇るタイミングで反応は得られるかと思います。
キモは、午後よりも午前中が勝負です。
水温を基準に考える
これらの時期のバスの行動パターンと水温を考慮して羽根モノを運用していきます。
水温1桁はおそらくかなり厳しい...
水温1桁手前まではまだ可能性を感じてます。
具体的に言うと15℃前後。
ここが一つの区切りになると感じてます。
出ないことも無いですが、出ても15℃。
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私の経験では、それ以下はおまけ程度ですね...
別のルアーの方が確立が高いので、よっぽど羽モノにこだわりがあるのでないかぎりオススメはしません。
逆に、そこから26℃程度まではかなり威力を発揮する水温です。
秋の深まりとシチュエーション
どんな場所を通すのかというと、羽根モノの性質上、あまり深い場所からバスを浮かせるほどの波動力はありません。
どちらかというと、一発の威力は低いですが連射性能の高いマシンガンのような波動です。(例えが下手ですみません...)
そういった性質と水温低下しつつある【秋】を考えると、自ずと使いやすいシチュエーションって限られます。
要は、水深が浅いバンク際に身を隠せるものが沈んでいることが条件で、そこで水温が可能性のある水温であることが確認でき、ベイトが絡んでいれば全然可能性はありますよってこと!
さすがに秋の深まりにともなって、羽根モノを持ち出すときの条件が限られてきます。
野池・湖
野池や湖では、枯れてきたシャローのベジテーションカバーの根本や、フィールドの『端っこ』の一等地で水深があまりなく、身を隠せる沈み物がありつつベイトが絡む場所。
んー
かなり絞られますね。
川・リザーバー
川やリザーバーでは、ベンドのアウトサイドは水深があるのでパス。
秋が深まるにつれ、陽の当たるインサイド側にウィードが残っててベイトが絡んでくると可能性が高まります。
秋の深まりとトップウォーター三種の神器
とは言っても、秋に活躍する可能性のあるトップウォーターは羽根モノだけではありません。
他にも、バズベイト・ペンシルベイトなどがあります。
それぞれルアータイプの特徴を踏まえ、適材適所で取り出せばまだまだ効率を上げていける季節ですので、試してみてください。
まとめ
秋の深まりと羽根モノの効率の良い運用法をまとめます。
ポイント
- 羽根モノのシーズンはプリから始まる。
- 一番活躍するのはアフター時期。
- 真夏がピーク。
- 秋の深まりに伴い威力は収束。
- 11月まで可能性はある。
この記事を執筆指定現在(2019年8月27日)でもまだまだ釣れてます。
お盆休み明けくらいを境に徐々に緩やかなカーブを描きながらトップウォーターのパワーは収束していきます。
ただし、運用法を間違わなければまだまだトップの楽しい釣りを堪能できるので、ぜひ試してみてください。
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秋に超有効なスピナーベイトとの併用で釣果は倍増すると思います!
この記事を読んでくださった皆さまのステキなバス釣りライフの一助となれば幸いです。
?バス釣り大学って?
ポイント
- バス釣りの始め方
- 釣れる!と確信できたタックルのインプレ
- バス釣りのノウハウ
- バランスを考えたタックルの組み方
この記事を読んで下さった方のステキなバス釣りライフの一助になれたら幸いです。
ではではー