コンニチハ!
バス釣り大学のYoU太郎です。
たくさんのルアーがある中で、「このルアーで釣りたいんだ!」というのもバス釣りの楽しみ方の一つですが、今一番釣れるルアーを使うというのがバス釣りの醍醐味だと考えております。
実際、トップウォーターは真夏をピークにその威力は秋の深まりとともに収束していきます。
「そうは言っても、この秋に強いトップウォーターはあるのか?」という疑問に対して、バス釣り大学の見解は「もちろんあります!」です。笑
今回は、そんな秋のトップウォーターゲームで活躍するルアーと、それぞれのシチュエーションについて徹底的に解説していきます。
【記事の内容】
秋のトップウォーター三種の神器
季節的に冬に入ってくるとさすがにトップでは厳しいです。
しかしながら、春~晩秋までの間はそれぞれバスは季節に沿った行動をとります。
その時々でバスの行動や生態にも変化が起こります。
秋をトップウォーターで釣る上で、バスの行動とルアーの特徴をリンクさせることができなければ、トップウォーターで釣るのは難しい。
逆に、できてしまえばビックリするくらいの釣果を叩き出してしまうのもトップウォーターというルアー。
それでは秋にどんなトップウォーターが強いのか?
その結論から書きます。
秋に活躍するトップウォーター三連星とは...
ポイント
バズベイト
羽根モノ(クローラーベイト)
ペンシルベイト
この3タイプになります。
それぞれ全く違った特徴があり、それらを上手く使い分けることで、秋に効率よくトップウォーターを使い切っていくことができるってこと。
それぞれどんな特徴があるのかひとつひとつ見ていきましょう。
バズベイト
キャスト→回収までの所要時間が短く、アピール力も高い。
カバーを乗り越えるスナッグレス性能を併せ持っているので、倒れた葦などのややこしいところに絡めるといった使い方ができる、どこでも投げ込めるルアー。
そういった特徴から、【秋】に一番欠かせないトップウォーターです。
秋の進行に伴ってバズベイトが最も効力を発揮するのは、ターンオーバーが落ち着いてからです。
見切られにくい水面を高速で縦横無尽に走り回り、下から見上げるバスに対して自身のシルエットをボヤかす強い引き並みを発生させつつも音で最大アピールできる晩秋に効果を発揮するトップウォーター。
羽根モノ
ダッジやアベンタクローラーのような羽根モノは決して広範囲を探ってくるようなルアーなく、あくまでバンク際などのシャロー。
ゆっくりとした速度で「カショカショカショカショ」と大きな金属音を発生させ強大なアピール力を持ったルアーです。
バズベイトじゃ早すぎて追いつけず、あきらめてしまうようなときが出しどころです。
ゆっくりしたスピードでバスに金属音を聞かせ続けることができるので、バスも嫌がって殺しにかかってくるようなバイトをさせることができます。
そういった意味でもルアー独自の出し時を持っているのが羽根モノです。
ペンシルベイト
非常にベイトフィッシュに似た見た目とアクションを持つルアーです。
水面をスライドするので、深い水深のバスへのアピールは苦手ですが、シャローレンジに小魚を追っているバスがいれば非常に強いのがペンシルベイト。
ロッドワークによるドッグウォークやスライドアクションは工夫次第でバスに飽きさせず、追尾させて喰わせることもできるし、速いスピードではダメな時もテンポを遅くして誘えます。
その反面、アングラー側にある程度の技術が必要になってしまうので練習が必要です。
秋のトップが強いタイミングとは?
真夏のように、いつでも釣れるってわけではありません。
結局トップウォーターは、水面から沈めることができないルアーです。
なので、水面まで出てきてくれるバスがいないことには仕事にならないんです。
それに、水面のルアーに気づいてもらえない状況で使ってしまうのは、バスから発見されないので『存在しないのと一緒』。
さらに、水温が低くてもバスはトップまで出てきてくれないのです。
と、いうことを踏まえて、秋のトップウォーターがストロングになるタイミングを上げます。
ポイント
水温が上がり始めたお昼過ぎ。
水温が上がりやすい晴れの日。
水温が上がりやすいのでクリアよりもマッディ。
秋はフィールドの水温が低下していく季節。
その一日の中で最も水温が上がりやすいのはシャローエリア。
水温が上がりやすいのは晴れ。
クリアウォーターは日光の届く範囲のボトムは温まりやすいですが、水に色がついていれば浮遊している粒子も温められ、結果として表層付近の水自体も温まりやすいってことが考えられます。
さざ波くらいの水面がサワサワする程度が水中にギラギラとした乱反射を生み、さらに見切られにくい最高の状況を生み出します。
そうやって、シャローエリアの水温が上がればベイトもシャローへ。
それに伴ってバスも浅いシャローレンジへ移動していきます。
逆に、ダメなタイミングとして...
注意ポイント
台風の影響が残って流れが強い。
大雨の増水。
風が強い。
台風や大雨で増水してしまうと、大幅な水温低下をもたらしてしまう季節です。
加えて、川のようなフィールドでは流れも発生してしまいます。
そこ濁りが入るとバスは水面のトップウォーターに気づきません。
風でも吹こうもんならさらにトップウォーターの存在がかき消され、そもそも他のルアーを使った方が効率がいい状況になります。
風が吹いてトップウォーターが沈黙すれば、こいつの出番!戦略的に他のルアーと使い分けることがジェットストリーム!!!
シチュエーション毎の使い分け
それでは、ルアーごとの特徴と、秋のトップウォーターが強いタイミングを踏まえ、それぞれのルアーをどんなシチュエーションで使い分けていけばいいかを解説していきます。
バズベイト
夏の最高水温のピーク期間を過ぎ、夏の要素に支配されなくなったバスはベイトの行動にともないながら広範囲に散ります。
そんな動いているバスをタイムリーに引き寄せる力を持っているのがバズベイト。
秋が深まるほど威力がでるルアー。
手返しが良いので『このシャローエリアのどこかにバスがいるだろう』といった状態で最も使いやすいルアーです。
羽根モノ
バスが身を隠せるような沈み物がある場所で、水の流れがないスポットだけを狙っていくような使い方をします。
エサが来るのを待ち構えている、エサを追いこむ場所、潜んでいるであろう沈み物に対して圧倒的に強いのが羽根モノ。
確実にバスがいるって確信できるピンスポットに投入するルアーです。
秋の羽根モノの運用法をもっと詳しくまとめた記事もご参考下さい。
ペンシルベイト
ベイトが絡んでくると途端に威力を発揮するのがペンシルベイト。
リザーバーや川の上流域、堰の下流側のような場所でペンシルベイトが強くなります。
こういったベイトが上流から流されてくるのを待ちかまえ、水面に依存しているバスに対して超強力なルアーです。
流心とベイトが流れてくるライン、バスの着き場を予想しながら通してくるのがコツで、少し特殊要因的な存在ですが、ベイトとフィールドの状況がリンクしたときが最も楽しい釣りを展開してくれます。
フィールドのベイトのサイズに合わせてルアーのサイズを選びます。
ワカサギレイクなら小さなサイズ。ちなみに二年魚がいれば120mmクラスの中型ペンシル。みたいな感じで、選んでみてください。
まとめ
秋にトップウォーターを使い倒すには、こういった状況判断がキモになります。
そして、トップウォーターでは厳しいなと判断できれば潔く他のルアーと上手にローテーションしながら釣っていくことで秋のトップの強さを楽しむことができると思います。
ここで、秋のトップウォーターについてまとめます。
ポイント
広くて浅いエリアを広範囲に探るならバズベイト。
ピンスポットに確信があるなら羽根モノ。
ベイトが絡むならペンシル。
トップウォーターというジャンルはルアーごとに特徴がハッキリしています。
ルアーの特徴と状況をドンズバでハメることによって、秋にも他のルアーでは体験できないような強烈な釣果を叩き出すので、参考にしてみてください。
バス釣り大学を読んでくださるあなたのステキなバス釣りライフの一助となれば幸いです。
ではではー