コンニチハ!
バス釣り大学講師のコヴィーです。
いつも新しいルアーや新製品が発売されると手当たり次第買ってませんか?
そして、その釣具が決して釣果に結びつかないとお悩みではないでしょうか?
なぜなら、ボクも実践してできるようになったからです。
この記事では、ルアーデザイナーの設計意図を理解するポイントを紹介します。
この記事を読み終えると、今後はルアーを使いこなす幅が広がるし、転売ヤーから法外な値段で釣り具を買う事はおろか、ムダな物を手当たり次第に買わず本当に必要なものだけ買うというコスパの良買い物ができます。
ぶっちゃけルアーデザイナーの設計意図を理解すると、バス釣りの難易度が少し下がるのでオススメです。
【記事の内容】
バス釣り大学掲示板【X】のお知らせ!
本ブログを読みに来てくださり、誠にありがとうございます。
バス釣り大学ではX(旧Twitter)でも情報発信をしております。
実は、Xのフォロワー様だけしか発信していない革新的なバス釣りノウハウや、フレッシュな最新情報をお届けしています!!
- X:最新情報
- ブログ:深堀情報
平日は毎日更新しているので、ブログよりも圧倒的に早く最新情報をお届けできます。
ボクのXアカウントをフォローしてくださっているフォロワーさんだけのお得なキャンペーンも実施してます!
掲示板
YoU太郎アカウントのフォローはコチラです!
それでは引き続き、ブログ本記事をお楽しみ下さい!
ルアータイプの特徴を理解する
まずは、ルアーのタイプそのものの理解をすることです。
メモ
- スピナーベイト
- クランクベイト
- ジャークベイト
など、いろいろなタイプのルアーがあると思いますが、自分が気になっているルアーがどんな特性を持ったタイプなのかをしっかり理解してから使うかどうかの選択をしていきましょう。
これは、ルアーを理解する最初の一歩です。
知らずに使うという事は…
そもそも、どんなルアーなのか知らずにルアーを選ぶということは、自分の好きな女の子の好みを知らずにデートに誘う中学生レベルのコミュ力しかないのと同レベルです。
まずは、タイプ別にルアーの特性を熟知し、そこから各モデルごとに使い分けていくとルアーフィッシングが一気に簡単になります。
今、この文章を読んでいて、『そんなの当たり前じゃん』と思いつつ、なかなか思ったような釣果が得られていないのならこの記事を何度も読むことをオススメします。
本当の意味でルアーを理解するということを知っておくと、その意味に気付いたときに圧倒的成長を遂げることができると思います。
理解するとは解釈するとは違う
ルアーをタイプ別にどんな特性があるのかを理解したら、次のステップとしてあなたが持っているもしくは、使いたいルアーを個別に調べます。
例えば、ソウルシャッドを例にしてお話していきます。
ソウルシャッドは過去にシャッドブームを起こした火付け役で、YouTubeなどで調べるとジャッカルのプロスタッフの方たちが早や巻きによってたくさんバスを釣ってます。
確かにそういう使い方をするとメチャクチャ釣れるし、そういう使い方で当時のシャッドプラグの中では群を抜いて使いやすかったのは間違いありません。
でも、ソウルシャッドって早や巻きだけが特徴じゃないし、他にもメチャクチャ釣れる要素があります。
このような人はYouTubeの動画を見て、早や巻きで釣れるんだとルアーの特徴を調べていくかなり早い段階で、自分の中で解釈し評価をしてしまっています。
そうではなく、Web上での情報だけじゃなく、ちゃんと自分で使ってみて分析しながら『どんなルアーなのか』を理解していけばいいんです。
ルアーデザイナーがどんな狙いをもって設計したのか?どんなシチュエーションで使いたいと思って作り込んだのか想像していくことで自分の中の正解を模索していきます。
けっこう時間のかかる作業だし、すぐにそのルアーで釣れるようになるわけじゃないんです。
同時に理解していくこと
あなたの通うフィールドの気候・地形などの条件とそこに住む生物がバスにどんな影響を与え、バスがどんな動きをするのかを予想しなければなりません。
注意
バスの生態を利用したバスフィッシング入門書!
初心者向けではない!生物の生態を利用した強制的に喰わせる秘術書はコチラ…
ここまで読めば、あなたは最新のルアーを追いかけ、転売ヤーよりも早く手に入れようとしている行為そのものがムダな時間だということがわかると思います。
バス釣り上達の為に必要なのは、人気の最新ルアーじゃないんです。
最新の釣り具ってワクワクしますよね!
その気持ち、メチャクチャわかります。
でも、今一度考えてほしいんです。
本当にそれは必要か?
ワカサギの居ない小さな野池で小さなi字プラグを使うよりも、ザリガニを模した少し大きめのテキサスリグを使った方がもしかしたら面白い釣果を得られるかもしれません。
あなたの考える“バス釣りの上達”がどんなものかはわかりませんが、ボク的には『そこそこ大きなバスを他人よりたくさん釣る』というのが上達の先の一つのバスりの形だと思ってます。
だって、その最たるところがトーナメントですから。
そういった結果を残すには、フィールド・生物・釣り具の理解をどんどん深めていかなければならないんです。
理解するとなぜ釣れるのか?
ルアーのモデルごとに特徴を理解していくって本当に難しいし、サラリーマンサンデーアングラーなら途方もない時間がかかる作業とも思えます。
とにかく分析×分析の繰り返しです。
バスが釣れないと悩む原因は以下の二つであることがほとんどです。
注意
- バスの好みがわからない
- バスの気持ちが変わらない
この二つが原因で、ボクたちアングラーはストレスを覚えます。
これは、アングラー自身では何ともできない事であり、自分の影響を与えることができる外側にあるのです。
ポイント
主体的な釣り人になるために考えなければいけないこととは?
主体的になるとあなたのバス釣り論が激変する!!
でも、バスの事を理解しようとすることは簡単です。
様々な気象条件からバスはこんな気持ちかな?と歩み寄り、自分の手持ちのルアーだったらこのタイプを使えば今のバスの心に刺さるかな…なんて考えながら釣りをしてく中でバスの気持ちを理解していきます。
そんなバスの気持ちに寄り添って共感していく作業の中で、一気にバスとの距離を縮めてくれるのが各モデル毎のルアーの性能や特性の理解です。
バスの気持ちに共感しても、ルアーの性能を理解していなかったら寄り添いに行けません。
水深3mにいる活性の低いバスに対して、一生懸命トップウォーターをアプローチしてもバスが水面を割る可能性は低いのです。
道具の性能をしっかり理解していることが適切にアプローチするということをかなり後押ししてくれます。
早い段階での評価はキケン
ボクたちは何かと急いで結果を求めがちです。
釣れないと、ルアーが悪い…的な感じで釣れない原因を別の何かに求めてしまいがち。
これは、つまりお医者さんで言うと診断せずに薬を処方しているようなものなんですよね。
こういったやりとりでは何の結果も生み出さないし、ノウハウも蓄積されませんよね。
バス釣り上達のカギは、『まずは誠心誠意をもって相手を理解し、道具を理解するように努め、その後に結果がついてくるようにする』ことにあります。
普通の人であれば、まずは“釣果”を望みます。
それが釣り人というもので、自然な事だと思います。
誰もが自分の釣果を望んでいるんです。
しかし、釣果先行で考えてしまうとルアーの性能的な部分やフィールド、生物の生態の部分を完全に無視してしまい、理解した気になってしまうという危険性があるのです。
なぜこのようなことが起こってしまうのか?
それは、ほとんどの人が“理解しようとしている”のではなく“使うために解釈している”からです。
そういうテクニックに走る人に限って、“釣れない”という現実にぶち当たると、『このルアーは釣れない』と嘆くのです。
結果的にはルアーをポシャポシャ投げて最後まで理解することなく終わってしまいます。
心から耳を傾ける
どれだけルアーに共感して、ルアーデザイナーがルアーに込めた想いを聴き取ることができてますか?
聴くとはただ単に耳で聞くのとは違います。
- リールのハンドルを何回転したら、着水点から何m移動して何m潜るのか?
- リールのハンドルをどれくらいのペースで回転させたらルアーは浮き上がってこないのか?
それぞれルアーの性能を個別でどれだけ理解して使いきることができていますか?
このルアーはスピードを上げていくとある速度域で左右にフレ出す…
こういった釣るためのギミックをルアーデザイナーは小さなルアーのボディ内に込めています。
個々のルアーの特徴を自分の経験値として試してノウハウを蓄積し、フィールドの状況やバスの嗜好に合わせて適切に選択していくことがバス釣り上達への近道だと思います。
とにかく共感する!!
ルアーの性能について、『このルアーはこんな特徴があるんですね…うんうん』と使いながら共感し続けていくことが大切です。
〇〇プロが早く巻いてたから早く巻くといった雑な使い方ではなく、このルアーはボクのタックルでこれくらいのスピードで巻いたら手元に伝わってくる振動が最も大きくなったな…
みたいに、ルアー自体の性能を個別でどれくらい理解しているかが再現性のある釣りをするうえで不可欠になります。
ポイント
- 適正レンジ
- 適正スピード
- アクションの質
早や巻きで釣れるという事実よりも、ルアーの見た目の奥に秘められた性能を見ることの方が重要。
足元で泳がしたときの動き、手元に伝わってくる振動感、誘いをかけたときの水の抵抗感など、ルアーが発する声を丁寧に聴き、『あなたはこんなルアーなんですね』と、とにかく共感し続けることが理解への最短ルートだと思ってます。
ソウルシャッドの具体例
よく言われるソウルシャッドの特徴を上げます。
特徴
- 早く巻いても安定してる
- ボトムでも跳ねにくい
こういった特徴がありますが、このような特徴をもったシャッドが何で釣れるのか?という気持ちに喰いついていってみると、もっとバス釣りは面白いと思います。
よく言われる特徴をそのまま受け取って解釈し、たいして使い込んでもいないのに評価をしないこと。
特にそういうブログやYouTube動画が多いと思ってきましたし、そういうメディアを僕自身が初心者のころから見てきて、不満に思ってました。
あらゆる場面で使い分ける
ボクはシャッドを良く使います。
自分の中で“基準のシャッド”というものがあり、まずはその日の状況を見ていくために基準のシャッドから使い始めます。
そして、状況に合わなければ他のシャッドとローテーションしながらその日の正解のシャッドを見つけていきます。
ここで、ボクのシャッドローテーション術の一つの基準を具体例として上げます。
ポイント
- 早春=ベビーシャッド
- 産卵期=ベビーシャッドFC
- 高水温期=レベルシャッド
- 低水温期=ISワスプ
- 厳寒期=SH60
これが季節毎にボクが基準としているシャッドです。
ボクの通うフィールドの狙う場所の水深とアクションの質が季節感とベストにマッチする基準シャッドです。
これでダメなら別のシャッドと使い分けていくし、シャッドがダメなら別のルアーやリグでフォローするような使い方をします。
シャッドに拘るわけではなく、好きなルアーでバスを探していき、最終的には喰わせやすいルアーで獲るというのがボクの好きな釣り方です。
こういったスタイルがあるので、ボクはあまり最新のルアーが転売ヤーに買い占められてメルカリで高額で売られてることを何とも思いません。
むしろ、1つ1つのルアーを使い込んでいるので、あまり新しいルアーを試している余裕はありません…新製品なんかは話題性が落ち着いてきたころにヤフオクで安く手に入れてます。
理解される
アングラー側がルアーデザイナーの意図を理解してバスを釣り、その釣果をSNSやブログ、YouTubeなどで発信することで、今度は釣具メーカーやショップ、転売ヤーにこちらの事を理解してもらう事ができます。
アングラー1人1人がちゃんとルアーの性能を使いこなしてたくさん釣る事ができればメーカー側も安心してルアーを作り続ける事ができます。
メーカーだったルアーを売り出すときに、世の中のアングラーにこのルアーは受け入れられるのか?って不安があるはずです。
そんなメーカーも売れ続ける事で安心して大量生産する事が出来ますし、新製品開発に長い時間とコストを投資する事ができます。
逆にアングラーからなかなか理解してもらえないと、もっと簡単に釣れる物やインパクトのデカい面白い物を作らなきゃだと誤った理解をされてしまい、本当は良いルアーなのに廃盤にせざるを得ず、人気のあるプロと共同でどんどん新しい製品を作り続けていかなければならなくなります。
やっぱり釣り具メーカーが金型起こすって結構な負担だと思いますよ…
そんな中、目新しいルアーなら釣れるだろう!と、アングラーが躍起になってしまうと転売ヤーが喜びます。
そんな新製品がバンバン売れるもんだから転売ヤーが嗅ぎつけて買い占めを行い、人気のあるルアーほど高値で転売されるのです。
そもそもアングラーがちゃんとルアーの性能を理解していて、新製品に必要以上に反応して飛びつくような風習がなければ、転売ヤーは釣具の転売では儲からないと理解して他の物で利益を出そうとして釣り具に魅力は感じないようになるでしょう。
つまり、アングラーがルアーデザイナーの意図をしっかり理解することで、ルアーを作るメーカーがアングラーの事をしっかり理解してくれます。
そんな様子をみて、転売ヤーも釣具業界の事を理解して手を引いて別のもっと儲かる業界に注力できるのです。
どうですか?
ポイント
釣具界に関わる全ての人がwin-winの関係になり得ます。
win-winの関係を築くことは、まず自分が相手のことを理解することから始まります。
そして、相手にも理解してもらうことで始めてwin-winを勝ち取るためのスタートラインに立てるのです。
【まとめ】
ルアーデザイナーの設計意図を理解する方法をまとめます。
ポイント
- ルアー毎の特性を理解する。
- モデルごとの性能を分析する。
- 情報を受け取って早期解釈をしない。
- バスの事、ルアーの事を誠心誠意共感する。
- ルアーの声を聴く。
以上になります。
ルアーの事、バスの事、生物の事、フィールドの事を理解することで、初めてバス釣りに関わる人々とWin-Winの関係を築くスタートラインに立てます。
誠心誠意をもって共感し、バス釣りにかかわる人たちとの理解を深めてください。
あのメーカーのルアーは釣れない。
そんな主体的な心をもっていては上達はめちゃくちゃ遠回りです。
そんなことを言ってSNSでマウントとって何になるんですか?
主体的に考え、自分自身でバス釣りの上達を目指し全力で向き合うことであなたのバス釣りはより面白くなると思います。
そして、あなたのバス釣り上達こそがバス釣り界をもっともっと面白いものにしてくれると信じてます。
大学研究室からのお知らせ…
最後まで読んで下さったバス釣りに対して意識の高いあなただけに、重要なお知らせがあります。
実は、当ブログ以外に“バス釣り大学の研究室”というサイトを運営しております。
バス釣り大学というブログでは、バス釣りのノウハウやタックルのインプレッションについて情報を無料公開しておりますが、バス釣り大学の研究室では当ブログでは書けないバス釣りの『核』となる部分を記事にしています。
『コッソリ読んで、誰にも教えたくないバス釣りの強化書』を目指して更新していますので、ぜひコチラもご一読いただけると幸甚です。
ではではー