ソフトベイト工学科

ワームの強弱基準とは?マテリアルと形状で決まるワームの強さの最新基準。

ワームって物凄いたくさんの種類があってどれがいいか選べない…
たくさん種類があるってことは、それだけ使い分けられる可能性があるってこと。たくさんのワームを『強弱』という観点から区別することで、使い分けを容易にする方法を解説していきます。

コンニチハ!

バス釣り大学のYoU太郎です。

ワームって沢山種類がありますよね…

さらに同じメーカーから同形状のサイズ違いとか含めると星の数程種類があります。

外国産も含めたらと思うと、もう選びきれません。

そこで今回は、ボクが考えるワームの強さに関する基準の決め方を紹介したいと思います。

ちなみに、今回はカラーでのアピール度は考えずに、ルアーが持ってるサイズ感だったりアクションによって決まるアピール度の強弱の話です。

今まで、ワームの強さについて考えた事が無かった方の参考になれば幸いです。

ワームを強さとして分類できると、バス釣りの難易度が少し下がるのでオススメです。

ワームの強さとは?

ワームの強さって何でしょうか?

はてな

例えば、クランクベイトの場合で考えて見ましょう。

クランクベイトはリップ形状、ボディ形状、重心バランス等の様々な要素でアクションの質が決まってきます。

アクションの質がブリブリ暴れて、かつ水をしっかり掴むのか?はたまたスルスルっと水をすり抜けてくるのか?

どれくらい水の抵抗を生むか?それによってルアー自身のアピール度の強弱が決まります。

強さを決める要素

そこで、話をワームに戻します。

ワームのアピール度って何で決まるでしょうか…?

はてな

  • サイズ感
  • カラー
  • 動き

ざっくりと分けるとこの3種類です。

今回、カラーに関して省きますが、強さを決める要素を一つひとつ解説していきます。

サイズ感

まず、わかりやすいのは全体の大きさです。

ポイント

  • 大きければ目立つ=アピール度が強い
  • 小さければ目立たない=アピール度が弱い

大きければ魚が食べるのを躊躇してしまったり、ルアーを餌ではなく偽物だと見破ります。

小さければ偽物と見破りにくく、魚から発見されにくくなります。

この、ワームの強さ・弱さと、現場の状況によってどのタイプのワームに反応が得られるかを探して行くのがワームの釣りです。

濁っていたり流れが強ければ魚はワームを発見する事が難しいからワームを強くしていきます。

逆に、澄んでいてなかなか口を使わなければワームを弱くナチュラルにしていきます。

動き

次に、アクションの強さです。

ゲーリーグラブのテールなんかはとてもアクションが大きいですよね!

テールが細かくハイピッチにピロピロパラパラ究極のハイレスポンスでとてもよく水を動かして波動を生み出しています。

エスケープツインのような2つの大型のパドルがボヨンボヨンって水を押し出すようなワームも同様に大きな波動を生み出します。

この二つは少し波動を発生させるピッチは異なりますが、非常に強い水を押すアクションのテールを持ったワームが強いワームです。

弱いワームとはその真逆のワームになります。

例えばピンテールワームのようにピリピリと本当に細かく近くで見ないと動いてるのかどうかわからないような形状は非常にアピール力が弱い反面、バスとにらめっこ状態になっても騙して喰わせてしまう力を持っています。

デスアダーのように細いピンテールワームを持ったワームは非常に弱いタイプのアクションを生むテールの形状と言えます。

ワームがアクションする時の波動

ボクがワームのタイプ分けをするときの基準として、フックを刺すメインとなるボディとテールがそれぞれどんな形状をしているかで分けています。

つまり、ボクの考えでは、ボディとテールとで担当する仕事が違うってこと。

ワームのパーツを大きくボディとテールに分けて解説していきます。

今回はわかりやすく2つに分けて考えますが、例えばドライブクローのように小さくピリピリ動く小さな足のようなパーツはテールとして考えています。

ようは、そのパーツが何のために付いているのかを考えて強さの基準を自分で決めていくってことです。

ボディを振動させるテール

まずはテールのお話です。

ポイント

  • テールが大きく派手に動く=アピール力強め
  • テールが小さく地味に動く=アピール力弱め

わかりやすいですね。

要は、大きく派手に動くほど水をよく撹拌してバスに存在をアピールする力が大きいってこと。

逆に小さく地味なテールはその逆で、あまりアピール力は高くない反面、バスの鼻先でも細かくナチュラルに動くことで見切らせないという力があります。

振動を生むボディ

そして、テールの次に考えるのはボディ。

ボディとはすなわち針を刺すワーム本体部です。

簡単にまとめると、

ポイント

  • メインボディが細い=アピール力強め
  • メインボディが太い=アピール力弱め

という塩梅になります。

太いほうが目立つからアピール力が高いんじゃないの?と思われるかもしれませんが、細い方が振動しやすく、波動を発生させやすいという事です。

逆に、太いボディでは振動が発生しにくく、アピールする力が弱いということになります。

ボディとテールの組み合わせ

この組み合わせによって、そのワームが強アピールタイプで魚がカバーの中やゴチャゴチャしたところでも発見しやすいタイプなのか、弱アピールタイプでニュートラルな魚にも喰わせることの出来るワームなのかを大まかに分類しています。

テールが水を噛み、動いたそのバイブレーションをボディに伝え、ワーム全体で波動を産みます。

大きなアクションのテールはバイブレーションしやすい細身のボディと合わさればより強力な波動を発生させる。

ノリーズのエスケープツインなんかは、細身のボディに大型のパドルテールが2つもついてるので非常にアピール力の高いワームに分類されます。

繊細なピンテールにボリュームのあるボディではナチュラルな波動を作り出すという考えです。

デスアダーみたいなワームは非常にナチュラルな部類に入ります。

マテリアルも考慮する

少し話は脱線しますが、ゲーリーグラブはボディが太いのになかなかの強波動タイプだと思いますが、あれはマテリアルが柔らかいことと、ずんぐりむっくりのボディを振動させるだけの強力なテールを持っているからです!

ここまでワームの形状についてつらつらと書いてきましたが、ワーム選びで本当に大切なのは素材感です。

いくら優秀なゲーリーワームのボディを真似ても、あの素材感がなければ非常にアンバランスなワームになってしまい、強力なテールの形状を生かしきれないでしょう。

ワームの形状は、素材とのかけ合わせで成り立ってると考えると、これだけたくさんの種類があるのもうなずけます。

まとめ

なんとなくボクが考えてるワームの強さが伝わりましたでしょうか?

これは、ストレートやスティック、クロー、ホッグ、グラブ、パドル、虫など上げたらキリが無くどうやって選別したらいいか悩ましいワームというジャンルをアピール力という観点から仕分けるための考え方です。

最後に素材感まで考えたら結局ワーム選びに迷ってしまうような気がしますが…笑

自分なりに基準になるワームを使い込み、この状況ならもう少し弱く、この状況ならもっと強くなど、現場で迷わないためにぜひ参考にしていただければと思います!!

?バス釣り大学って?

バス釣り大学ではどんなブログ記事を書いているの?
当ブログではこんな記事を書いております…

ポイント

  • バス釣りの始め方
  • 釣れる!と確信できたタックルのインプレ
  • バス釣りのノウハウ
  • バランスを考えたタックルの組み方

この記事を読んで下さった方のステキなバス釣りライフの一助になれたら幸いです。

ではではー

バス釣り大学-Landscape

最新の授業

  • この記事を書いた人

YoU太郎

バス釣り大学 理事長

-ソフトベイト工学科

© 2024 バス釣り大学 Powered by AFFINGER5