川のスモールマウスバスを釣り込んだ方なら共感して頂けると思いますが、川スモールの釣りでミドストって超有効なんですよね。
特に川スモールはオカッパリが主戦場ですので、ミドストを扱うためにどのロッドを持って行こうか?専用にタックルを組むか?バーサタイルロッドで済ませようか?いつも悩みません?
実は、“川”というフィールドならではのシチュエーションから逆算すると、あなたの行くフィールドと適合率100%のミドスト専用ロッドが、驚くほど簡単に見つかります。
実際にボクもそうやってロッドを選んでおり、ほぼ1年間出動機会が絶えないミドスト専用ロッドを選ぶことができました。
本記事では、川のスモールマウスバスならではのシチュエーションについて、抑えるべきポイントを3つ解説し、川スモールを攻略するためのミドスト専用ロッドについてご紹介します。
記事を読み終えると、あなたは川スモールでロッド選びに迷うことなく、オカッパリで荷物を減らせ、圧倒的な機動力を得ることができます。
ぶっちゃけジグヘッドに命を吹き込むことができるロッドを選ぶと、バス釣りの難易度が少し下がるのでオススメです。
【記事の内容】
川スモールにミドスト専用ロッドは必要
川でスモールマウスバスを狙う場合、川には川のシチュエーションがあるので、専用にミドストタックルを組むことはとても有効な事です。
川ならではのシチュエーションを考慮してタックルを組むことで、川スモールにエサ認定される確率がググッと上がります。
本記事では、川のシチュエーションに加え、スモールマウスバスならではの釣り方を考慮して、川スモール専用のミドストタックルを組むためのロッド選びについて徹底解説します。
ボクの実体験では、専用タックルを組むと、周りの釣り人との釣果に圧倒的な差が生まれると思います。
川スモールのシチュエーションから逆算
ミドストの活躍の場として、よく使われるのは湖やリザーバーでのラージマウスバスを狙った釣りです。
しかし、ボクは10年以上川でスモールマウスバスを釣ってますが、川スモールでもミドストは有効です。
そこでボクは、川スモールを釣るために、湖やリザーバーでの釣りとは別で“ミドストタックル”を組むことをオススメします。
川ならではのシチュエーションを整理して、主に使用するリグの種類から逆算するようにロッドを選ぶと、迷わずにタックルを組むことが出来ます。
まずは、川ならではのシチュエーションを3つのポイントにまとめます。
- 流れが強力
- フラット攻略がメイン
- シャローの中層攻略
リザーバーのようにディープ攻略や、急深ブレイクをカーブフォールさせるような釣り方もなかなかありません。
また、湖でありがちなディープフラット攻略やウィードジャングルのエッジを狙うようなことも少ないです。
次の項では、川スモールならではのシチュエーションについて掘り下げつつ、ミドストでの川スモールパターンについて徹底解説していきます。
川スモールの“ミドストパターン”を整理
上の項でも触れた通り、川スモールのシチュエーションから逆算すると、選ぶべきミドストロッドが見えてくると思います。
それぞれのシチュエーションで、どんなロッドが必要になるか紐解いていきます。
流れが強力
流れが強力だと、リグをコントロールするために、若干重ためのウエイトを使用します。
流れに流されながら、重たいウエイトを背負ったリグに美しいアクションを加えるためには、ULクラスのスピニングロッドがオススメです。
また、メインとなるエサが小魚であり、サイズも3インチ以上がメインになることが多いので、昨今流行っている、フィネスミドストロッドのようなXULパワーでは、1g以上のリグに美しいアクションを加えるにはパワー不足に感じてしまう場面が多くなると思います。
フラット攻略がメイン
基本的にフラットをミドストで攻略することがメインになります。
リザーバーのように、急深ブレイクをカーブフォールでバスの泳層まで落として、バスの視界に入れていくような釣り方ではなく、常にバスの視界に入る層でリグを泳がし続けて勝負するイメージです。
何が言いたいかというと、常にバスの視界にリグが存在し続けてしまう可能性が高く、バスに見切られてしまうリスクが高いということが言えます。
スモールは目が良くて、ちゃんとリグを観察して食べてくると感じており、実際にサイトしててもそのような動きをします。
ジグヘッドリグをメインにミドストすることがほとんどであり、リグに命を吹き込むレベルでアクションの表現力を豊かにできるロッド選びが必須です。
中層攻略はシャローが主
中層攻略といっても、基本的に川スモールを狙う場合は岸際の岩盤やテトラなど、2m〜3m程度のシャローが主戦場になるんじゃないでしょうか?
川スモールフィールドでは、クリア〜ステインウォーターであることが多いため、バスがリグを発見してから食べようとするまでの時間が長く、見切る判断をされてしまうリスクが高いという事です。
やはり、着水から回収まで、常にバスの視界に入ってしまう可能性があるため、バスにリグを見せすぎない工夫が必要になる…または、見切られにくいアクションの変化をうまく取り入れてあげる必要があると思います。
ミドストという横の動きの特性上、ボトムの起伏などにリグを隠して見え隠れさせ、興味を惹かせるテクニックが使いにくいので、見切らせにくいアクションを演出できるロッドの性能は必須と言えます。
川スモール特化型ミドストロッドはコレ!!
結論として、川スモールを狙うことに特化したミドストロッドの条件は“ラインスラッグを弾く強弱が付けやすいタイプ”と言えます。
つまり、ミドスト初心者用のロッドのように、全体的にボヨンボヨンとしたタイプだと、断続的に一定のアクションを出すことに性能が特化しすぎてしまって、“表現力”を高めるという性能に関しては若干劣ります。
ミドスト初心者用のロッドは安価であることが多く、断続的にラインスラッグを弾き続け、リグに一定の美しいアクションを加え続けることに特化しているので、これからミドストを覚えたいという方にはオススメです。
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川スモール用にボクがオススメするのは、バットにしっかり張りがあるけど、バットからベリーまでしなやかに曲がるスローなテーパーを持った、ロッドのセクションごとに弾性率の異なるカーボンを採用しているロッドです。
そのようなロッドは高価であることがほとんどでしたが、令和の時代なので結構安価に手に入れることができるようになりました。
なので、高級ロッドからじゃないと選べないってことはないんです!!
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釣り人9割が知らない、ロッドで変わるミドストの世界!
このロッドは、サラリーマンお父さんのお小遣いで買えちゃうくらいの価格帯にもかかわらず、圧倒的に表現力の高い操作性が売りです。
まとめ
川スモール特化型のミドストロッドについてまとめます。
ポイント
- 川ならではのシチュエーションから逆算
- スモールならではの釣り方でロッドを選ぶ
- 基本的に流れが強い
- フラット攻略がメイン
- 中層攻略はシャローまで
- リグの“表現力”が釣果の分かれ目
このロッドを使って、ミドストがロッドで釣果が変わるって震撼しました…
この辺の価格帯からは、若干ミドストの理想のアクションを維持しにくい反面、アクションの変化をつけやすくしていると感じてます。
つまり、ミドストの基本ができていないと扱いにくいと感じる人もいると思います。
ボクのブログ記事では、ミドストの基本と、狙いの泳層やアクションごとのロッドポジションや、アクションの表現力の使い分けなど、動画で解説している記事もあります。
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記事を読んでくださった方が、『そこそこデカいバスを周りの釣り人よりもたくさん釣る』ために書いたので、ぜひチェックしてください!!
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最後まで読んで下さったバス釣りに対して意識の高いあなただけに、重要なお知らせがあります。
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