ハードベイト工学科

シャッドの能力を最大値まで引き上げるトゥルーチューン!3段階のトゥルーチューンを徹底解説。

シャッドを買ってみたんだけど釣れないんだよね…何か秘密の改造みたいなのってあるの?
シャッドを使っているとかゆいところに手が届くようなシャッドがほしくなって改造することがあります。でも、そんなことよりもまずはシャッドの能力を最大限に引き出せるよう調整してあげなければなりません。その方法を解説します。

コンニチハ!

バス釣り大学のYoU太郎です。

シャッドを使ってバスが釣りたいんだけど、なかなか釣れないって方いらっしゃいますか?

シャッドの使い方や、どんなシャッドが釣れるのか?

そんなことを調べる前に、シャッドをパッケージから開けたらやらなければいけないことが2つあります。

注意ポイント

  • トゥルーチューン
  • サスペンド調整

です。

これをやらないとせっかく釣れるシャッドを買ったのに性能の1%も引き出せずに終わってしまいます。

今回は徹底的にトゥルーチューンの基礎基本について解説していきたいと思います。

買ってきたシャッドはトゥルーチューンによって真っすぐ泳ぐようにビシッと調整してあげなければなりません。

そんな基本的なトゥルーチューンの方法と、その必要性を解説していきます。

基本的な初期設定ができると、バス釣りの難易度が下がるのでおすすめです。

シャッドのトゥルーチューン

簡単に言うと写真のイメージのように、シャッドが真っすぐ泳ぐように調整してあげることです。

何でこんなことをしなければいけないかというと、真っすぐ泳がないとシャッドが本来の性能を発揮してくれないからです。

つまり、設計通りのレンジまで潜らなかったり、ボトムに接触したときに不自然に同じ方向に跳ねてしまったり…

ポイント

しっかり調整できていれば狙ったレンジまでシャッドを送り届けることができるし、ボトムで跳ねすぎずに安定して泳ぎ切ってくれます。

また、トゥイッチしたときにも左右にトリッキーなキレのあるアクションを演出できます。

少し面倒ですが、これを怠ると全く釣れない場合が殆どです。

また、シャッドのような小さく細身なルアーは1匹バスを釣ったり、根掛かりを外すために強めに引っ張ったりするとせっかくトゥルーチューンしたのに簡単にズレてしまいます。

1日の釣行中に数回調整しなければならないこともあります。

でも、実釣性能の高いシャッドの性能を最大限に発揮させるには必須ともいえる調整だし、上のリンクで紹介している『シャッドの使い方』で本当に釣れるようになるので、ぜひこの機会にマメにやってみてほしいと思います!

まずは曲がる方向の確認

まずは、箱から開けたシャッドがどっちの方向に曲がって泳ぐのか確認します。

また、特にシャッドは釣りをしながら小マメにトゥルーチューンがズレてきていないかを確認することをおすすめします。

曲がる方向を確認するには、ラインを結んだシャッドを5~10mくらいチョイッと投げます。

少しリールを巻いて潜らせたら全力でシャッドを回収し、どちらに曲がって泳いでくるかを確認します。

この時点で真っすぐ泳ぐようならそのまま釣りを開始してください。

しかし、運悪く左右どちらかに傾くようならトゥルーチューンを行います。

トゥルーチューンがズレすぎていると水面に飛び出すこともあるくらい真っすぐ泳ぎません。

ただ、安心してほしいのは、曲がって泳ぐ機体だったからってそのシャッドがハズレというわけではありません。

ヘソが曲がってしまっているシャッドを、全力で高速で巻いてもまっすぐ泳ぐよう調整していくのがトゥルーチューンです。

ただし、一つ注意しなければならないことがあります。

それは、どんなに調整しても超高速では真っすぐ泳ぎにくいバランスをわざと崩すような設計のものがありますので、その辺はシャッドの巻き性能の限界だと思って程々にして使っていかなければなりませんね♪

真っすぐ泳ぐシャッドだけが正義ってわけじゃないってことです。

第一段階:右に曲がる時のトゥルーチューン

右に曲がって泳いできてしまう場合は、シャッドのラインを結ぶアイを左に倒すように調整します。

注意してほしい点は、あまりグイッと強く曲げてしまわないこと。

少しずつ調整していき、1発で決めようとせず、徐々に真っすぐ泳いでいくように調整します。

第一段階:左に曲がる時のトゥルーチューン

に曲がって泳いできてしまう場合は、シャッドのラインを結ぶアイを右に倒すように調整します。

ジワジワと調整していくことがコツです。

一気にグイッとやってしまうと今度は反対に曲がって泳いでしまいますので注意です。

第二段階:トゥルーチューンで調整が効かない時

上記のトゥルーチューンでまっすぐ泳ぐようにならないシャッドも極稀に存在します。

上記の方法で試してみて、どうしても真っすぐ泳ぐようにならない場合は、ラインアイを倒すのではなく、ひねる方向に調整します。

この場合も右に泳ぐならラインアイを左方向へひねり、逆に左に泳ぐならラインアイを右にひねります。

どんなにやってもまっすぐ泳がない時に試してみてください。

第三段階:それでも真っすぐ泳がない時…

特に一度大きなバスを釣った後などはフロントフックのフックハンガーが傾いていることがあるので、それが原因で真っすぐ泳がないことがあります。

そんなときはどんなにラインアイを調整してもほんの少し横に泳いでしまうので、どんなに調整しても真っすぐ泳がない場合の最終手段でここをイジリます。

ラインアイを調整するのと同様に、曲がる方向と逆にフックハンガーを傾けます。

おおむね真っすぐに戻すイメージで調整を行ってみてください。

ちなみに、どんなに調整しても真っすぐ泳がないハズレDTNなんかもこれをやることで真っすぐ泳いでくれることもありますので、アメリカンクランクが好きな方からしたら常識みたいなもんらしいです。

トゥルーチューンの仕上げ

真っすぐ泳ぐように調整できたら、ラインアイに一滴だけアロンアルファを垂らしておくと、調整がズレてしまうことをかなり防ぐことができるので、もしお持ちでしたらやってみて下さい。

ちなみに僕は必ずボックスにアロンアルファーを常備しておくようにしています。

便利な専用アイチューナー

プライヤー(ペンチ)を使ってトゥルーチューンをしてもいいと思いますが、やっぱり専用工具があると段違いにやりやすいです。

プライヤーでアイを摘まんで調整を行うと、ほんの少しの微調整がやりにくく、左に泳いでいったのが調整後に右に泳ぐようになってしまうようなことは日常茶飯事なんじゃないでしょうか?

『やりすぎた…』ってやつです。笑

メモ

特にシャッドはほんの少しの変化がアクションに大きな影響を与える非常にシビアなルアーなので、専用アイテムは本当に便利!

ボクは、バレーヒルのアイチューナーというトゥルーチューン専用工具を使用しています。

シャッドだけでなく、多くのプラグのトゥルーチューンに使うことができるので、これからハードルアーでバスを狙っていきたいアングラーは竿とリールに並んで必須アイテムとなります。

アイチューナーの使い方

アイチューナーには大小の溝が十字に彫ってあります。

ちなみに、ノギスで測ると溝の幅はおそらく3種類でした。

そこにアイを挟んで調整していきます。

ルアーによってラインアイの径が様々ですので、一番しっくりくる溝で調整すると非常にやりやすと思います。

アイチューナーの良いところ

この専用工具を使用するとどんなメリットがあるか?

少しインプレッションを含めてご紹介します。

素早い調整

やっぱり溝にはめてクイッと力をかけるだけなので、プライヤーで調整するのと比べて簡単に微調整できます。

これは、一度体験したらプライヤーには戻れないほど劇的に微調整が可能です。

ほんのチョッピリ力を加えただけで泳ぎが変わるシャッドのトゥルーチューンにはもはや必須レベルで便利なアイテムです。

シャッドが傷つかない

プライヤーで調整しようとすると、上の写真のようにトゥルーチューンを行うことになるかと思います。

ボクはプライヤーでトゥルーチューンをするときはこうやって写真のように調整る方法が一番やりやすいと感じてます。

ただ、この方法だと、薄く面積の小さいシャッドのリップは簡単に傷が入り、下手をしたらシャッド自体の寿命を縮めてしまう恐れすらあります。

アイチューナーを使えばアイだけに力を加えますので、無駄にシャッドのボディに傷をつけることなく真っすぐ泳ぐようにトゥルーチューンをすることができます。

アイチューナーの悪いところ

このアイテムの悪いところを上げると、『なくしやすいところ』です。笑

ボクはなくすたびに買ってしまい、後になってなくしたアイチューナーが見つかったりして今では3つ持ってます…

湖に落としたり、自宅や車の中でなくしたり、気付かぬうちに落としてしまったりと、サイズ感的にも非常に紛失しやすいアイテムです。

そして、本体の真ん中に小さな穴が開いているだけなので、キーホルダー状にしてもなんとなく格好悪いし、ジャラジャラと少しダサいと感じてます。笑

でも人からマジマジと見られるものじゃないし、真ん中にチェーンをつけることで、サッと引っ張り出してチョンチョンとトゥルーチューンできるので、今のところベストの選択かなと思てってます。

まとめ

シャッドの初期設定についてまとめます。

ポイント

  1. 箱から開けたら必ずやること。
  2. シャッドは特に気を遣うルアー
  3. アイチューンは面倒くさいですが、必須の作業です。
  4. シャッドの性能を100%引き出すために必ずやること。
  5. 釣れない原因はアイチューンを怠ったからかも…
  6. ジワジワと少しずつ調整。

以上です。

本当に地味で、ついつい怠ってしまいがちなことなんですけど、この作業をやるのとやらないのとでは釣果に雲泥の差があらわれます。

嘘だと思うなら、アイチューナー買って試してみてください。

高い物じゃないので試す価値ありだと思いますよ!

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ポイント

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この記事を読んで下さった方のステキなバス釣りライフの一助になれたら幸いです。

ではではー

 

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  • この記事を書いた人

YoU太郎

バス釣り大学 理事長

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