川のスモールマウスバスを釣ろうとしたとき、ほとんどの方がオカッパリからのアプローチだと思います。
オカッパリから川スモールを釣りに行くとき、どのロッドを持って行こうか?いつも悩みませんか?
実は、“川”というフィールドならではのシチュエーションから逆算すると、今まで使っていたベイトフィネスロッドが、使いにくく感じるほど最高のベイトフィネスロッドがめちゃくちゃ簡単に見つかります。
実際にボクもそうやってロッドを選んでおり、10年近く川スモールの釣りで手放すことができないベイトフィネスロッドを選ぶことができました。
本記事では、川のスモールマウスバスならではのシチュエーションについて、抑えるべきポイントを3つ解説し、あなたにとって最適なベイトフィネスロッドの選び方についてご紹介します。
記事を読み終えると、あなたは川スモールでロッド選びに迷うことなく、圧倒的な釣果を簡単に叩き出すことができます。
ぶっちゃけベイトフィネスを使いこなすと、川スモールの難易度が少し下がるのでオススメです。
【記事の内容】
川スモール特化のベイトフィネスがある!
川には川のシチュエーションがあり、ボクの経験上そこにバチッとハマるロッドを選んであげると、圧倒的に釣果が伸びます。
それは、川のシチュエーション+スモールマウスバスという条件に特化させて組むことで、釣りの効率が確実に上がることによる効果だと考えております。
より、川スモールに『エサ認定』してもらいやすいタックルを組むことは、“思考停止した状態”で誰でも簡単にスモールを反応させる確率を爆上げすることができるからです。
本記事では、川スモールを狙うことに特化した“最強のベイトフィネスロッド”をご紹介します。
川ならではのシチュエーション重要ポイント
ベイトフィネスというカテゴリーが一般化してから10年以上の時がたち、様々なベイトフィネスロッドが市場にあふれています。
その中で、“川スモール”というシチュエーションを考慮すると、驚くほど簡単に必要とするスペックを絞り込むことができます。
まず、ベイトフィネスタックルで川スモールを攻略することを考えると、3つの重要なポイントを上げることができます。
- カバー撃ち(水面上)
- 水面下のカバー攻略
- 静と動の攻略
これら3つの重要ポイントを全て1本のベイトフィネスロッドで攻略できなければ、“最強”とは言えないと考えております。
特に、オカッパリ人がほとんどである川スモールアングラーにおいて、1本でたくさんの釣りができないと、機動力を失ってしまうため、ベイトフィネスの利点を活かせないばかりか,、釣果もガクッと下がってしまう事は逃れられないでしょう…
逆に、1本でこれらの条件に対応することができる超絶ワガママな性能を持った1本を手にすることが出来たと考えたらどうでしょう?
次の項では、これら3つのポイントを抑えた理想のロッド像について、徹底的に掘り下げていいきます。
川スモールの“特化”の条件
理想のロッド像を、川スモール最強のベイトフィネスロッドに求める条件を川スモール攻略における重要な3つのポイントから逆算して考えます。
この3つのポイントを抑えることができれば、1年中コレ1本で川スモールの釣りが完結してしまうほど、“超ど真ん中の川スモール特化型ベイトフィネスロッド”を導き出すことが出来ると考えております。
カバー撃ち(水面上)
川スモール攻略の上で、ヘビーカバーをパンチングするような釣りはあまり無いといってもいいと思っております。
逆に、川の流れが直撃するような岸辺にある草や木などの植物系カバーの攻略や、鉄杭桟橋などの薄いカバーを細かく精密に撃っていく方が重要です。
さらに、川スモールの食べている“エサ”から逆算すると、ヘビーなフルサイズジグなどよりも、適度なサイズ感のライトラバージグやネコリグで攻略する方が吉である場面が多いです。
そのために、かなり繊細なティップと超ハードなバットで組まれたロッドである方が、圧倒的に扱いやすいと感じております。
水面下のカバー攻略
ちなみに、カバー攻略がメインになりうるからと言って、ティップまで強めのロッドでは、いくらベイトフィネスロッドと言っても水中の障害物攻略に支障が出始めます。
特に、水中に沈んでいるゴミだまりのようなカバーや、リップラップなどの起伏、テトラのようなゴリゴリの障害物の沖側を丁寧に探っていく場面で、繊細にリグを操ってあげることが出来なければ、川スモールはあなたのルアーを驚くほど簡単に“偽物”だと見切ります。
逆に、ボトムの起伏を丁寧に舐めるようにリグを操作し、岩の隙間にワザとリグを隠したり、岩盤のエッジから1cm程度しか離さないイメージでフォールさせたりできると、一瞬であなたのリグは“エサ認定”されます。
そのためには、やはり繊細な操作ができるような、しなやかなティップが必要不可欠になります。
静と動の攻略
ココまで繊細なティップについて推してきましたが、あまりにも繊細でパワーの無いティップだとメリハリの利いた誘いができずに、これまた“偽物”だと見切られてしまいます。
時には、ボトムの小石にノーシンカーをドリフトさせて引掛け、ピッとトゥイッチ1発でトリッキーにダートアクションを入れるような“静と動”のアクションが必要になります。
特にスモールは“川の流れの中での静”のアクションを見切ることが難しいと考えております。
非常にナチュラルな“エサ認定”のアクションを演出するために、超重要なティップ感を選ぶことがキモになると考えております。
下記の項で、具体的にどんなベイトフィネスロッドが“最強”なのか?について、実例付きでご紹介していきます。
川スモール専用ベイトフィネスロッドはコレ!!
ズバリ、川のスモールマウスバス専用でベイトフィネスタックルを組む時に、最強だと思うのは、「ちょっと強めのソリッドティップを搭載したベイトフィネスロッド」です。
これだけは覚えておいて欲しいのですが、ぶっちゃけ川スモールで必須の機能だとすら考えております。
いろいろなベイトフィネスロッドを使用してきましたが、川の規模関係なく最高です。
ボクは、ボクはこの手のベイトフィネスロッドを手に入れて、ベイトフィネスロッド沼から脱出できました。
ボクの経験上、川の規模によってお好みの長さの物をお選びいただければ、どこのメーカーの物でも比較的川スモールへの適応は間違いないと思ってます。
基準は、6.2〜6.8ft程度が足元のカバーやキャスティングで届く範囲のピンポイントキャスト精度でオススメです。
ヘビダン、ライトテキサス、スモラバ、ネコリグ、ジグヘッドワッキー、リーダーレスダウンショット…
これらのベイトフィネスロッドで扱うようなリグが背負えるL〜MLくらいのパワーが吉です。
そして、強めのソリッドティップに加えて、ハードなバットが採用されていると、使用用途的に最高一振りになると思います。
カバーの濃さで、WSC-ST63L+と使い分けられます。
細分化されているラインナップなので、ワイルドサイドは選択の自由が許されており最高です!!
特化させなければならないフィールドは必ずあると思うので、その選択肢としては貴重なロッドだと思います。
ベイトフィネスに関して、ボクは本当にたくさんの機種を触って、試してきました。
最終的には、レイドジャパンのグラディエーターテクニクスシリーズのライトフィリップスを使用してます。
このロッドは、川スモールの条件で完全にオールマイティに使えるので最高だと思っているんですが、結構古いロッドで現在は手に入りにくいんですよね…
今ならアンチシリーズのパワーベイトフィネスがバチバチにオススメです。
まとめ
川スモール特化型のベイトフィネスロッドについてまとめます。
ポイント
- 川のシチュエーションに合わせて選ぶ
- 川での使用用途から性能を逆算
- 誘い方から性能を逆算
- 釣り方からロッドを逆算
- 強めのソリッドティップ
- ハードなバット
ボクは10年前くらいにベイトフィネスタックルを手に入れてから、数年間はベイトフィネスをメインタックルに組み、川スモールを釣り込んでいました。
ぶっちゃけ、ご紹介したタイプのロッド1本で、多くの“川スモール”というシチュエーションを攻略してしまうことが出来ると考えております。
しかしながら、川というフィールドの特徴として“変化が激しい”ということも言えます。
数時間大雨が降ったら、状況は激変してしまう“川”というフィールドを1本で全て攻略することは、事実上不可能と言えるので、今回ご紹介した“最強の川スモール特化型ロッド”をメインタックルに布陣して、あなたのフィールドの特徴にフィットしたサブロッドを布陣することで、スキのない川スモール特化型最強タックル部隊を編成してください!!