コンニチハ!
バス釣り大学のYoU太郎です。
お盆を過ぎると夏の暑い日差しが落ち着きはじめ、少しずつ朝晩の気温が下がります。
そうすると、巻き物ジャンキーはソワソワしますよね。
ただ、サンデーアングラーでは毎日水辺に立てるわけではないので、水中がいつから【秋】になるのか判断が難しいところです。
今回は、秋の季節の捉え方について徹底的に解説していきます。
【記事の内容】
基準の数値とは?
季節の変わり目って捉えにくく「今日は秋なのか?夏なのか?水中はいったいどんな雰囲気なのか?」と、大気に包まれている人間は水中を想像することしかできません。
その精度も人によってまちまちだし、毎日水辺に立ったり湖上に浮いたりすることができないサラリーマンお父さんバサーはなかかなか季節を捉えるのって難しいんですよね。
例えば、関東平野部のナチュラルレイクとと東北山間部のハイランドレイクとでは全く違ったスピード感で季節は進行していきます。
そこで、目の前の水中がどんな季節なのか?を、タイムリーに知るには絶対的な数値を基準とし、自分の想像の精度を上げていくほかありません
その基準が『水温』なのです。
今回は、夏から秋への季節の進行とみんな大好き『巻き物のシーズン』に絞って解説していきます。
バスにとっての夏
メモ
ズバリ、バスにとっての夏とは、『水温26℃を超える』から始まります。
26℃以上といっても、この水温を超えたらスイッチが切り替わったようにスパッと夏になるわけではなく、一つの基準として捉えてください。
例えば、朝一の水温が23℃で、最高水温が27℃とかだと完全に夏とは言い切れず、まだまだ水温が上りきってしまうまで結構活発だったりします。
そこから日に日に水温が上がり、段々と夏らしい行動をとるようになり、朝の水温がすでに26℃で、日中は30℃まで達するようだと完全に夏。
バスは夏らしい居心地の良い場所を求めて移動してしまいます。
ちなみに、私の経験上では27℃を超えるとパタッと喰いが悪くなると感じてます…
バスにとっての秋
メモ
夏と同じく、だいたい26℃を下回るとバスも徐々に秋っぽい動きをします。
26℃を下回ると、カレント・シェードなどの夏要素に支配されにくくなってきて、秋への行動パターンをするようになります。
私が通う川に例えると、流れが一番効いて岩盤のエグレのシェードが絡む場所から、もっと効率よくベイトを取れる場所に依存してきます。
つまり、いくら夏と秋の境界線が26℃にあるといっても、そこを下回ったらすぐに秋の行動をとるのかというと、そうではなくて…
夏っぽい場所にもいるけど、そこから秋っぽい行動をとろうとする者もいるよって段階。
まだまだ26℃を下回ったばかりでは、水通しが良い場所にベイトも集まりますが、秋の進行に伴って、ベイトもそれぞれ心地いい場所へ散ります。そうすると、バスもベイトを追いかけるように散るって感じです。
巻き物の秋はいつから?
ここで、『秋は巻き物だよ!』!とは言いますが、いったい何℃から巻き物が効果的になるのかって話をします。
ボクが『巻こうかな!』って思うのは水温20℃を基準にします。
ベイトもバスも完全に秋を感じ、活発に動ける環境ができあがります。
こうなったら、広いエリアを巻き物で広範囲にサーチしていくことで効率が上がります。
水温別ルアー選択
これは、ボクの基準ですが、参考までにこれくらいの水温だったらこのルアーをメインに考えるよってのを少し紹介していきます。
20℃
水温20℃度前後ではスピナーベイトのような高速回転波動が効果的だと感じています。
ここで、クランクベイトのようなルアーだと、やはりアクションのピッチが遅く、バスに見切られているんじゃないかって感じます。
超高速に回転する物体を早めのリトリーブで通してあげることで、バスを騙すことができていると考えてます。
その日の天候や、フィールドの規模によっては、バズベイト・羽根モノを混ぜながらローテーションしていくと、思わぬ釣果が得られるかもですね!
16℃
16℃前後ではジャークベイトが活躍してくれます。
実際に1年間ジャークベイト縛りでやりこんだときに一番釣れたのがこれくらいの水温でしたので、あながち間違いではないかと思います。
イレギュラーなダートをすることで、バスにルアーだと見切らせる前に反応させるイメージで使います。
ボクはフローティングジャークベイトで浮上させつつゆっくり誘ったり、キレのある連続ジャークで焦らせるような使い方をすることが多いです。
13℃
この頃になると、晩秋クランキングのタイミングになるかと思います。
どんなクランクベイトがいいかというと、好みとフィールドによってまちまち。
例えば、エビやヨシノボリのようなボトムの生き物が生息しているような場所なら、水深に合わせて小さめのタイトな動きをする弱めクランクから入ります。
また、小魚のようなベイトについているならピッチが遅めでスルスル巻いてこれるようなロールが強いクランクが良かったりします。
濁り具合によってサイズ感やカラーを調整しながらたくさんあるクランクベイトのなかからいろいろ試しながら答え合わせしていくような時期。
一番楽しい秋の巻き物ど真ん中って感じですので、しっかりタダ巻きの技術を向上させておきましょう。
ちなみに、これくらいの水温になると、ワームの釣りが微妙になることが多いです。
9℃
ボクの大好きなシャッドが活躍する水温。
小刻みなポンプリトリーブや、ストップアンドゴー、ボトムでシェイクなど、いろいろな使い方をしていきます。
基本的に水温1桁台では『ストップモーション』を一瞬でもいれつつ、追いつける間を作ってあげる必要があります。
シャッドが釣れるのはボク的に6℃くらいまでが現実的な水温かなと思ってますし、実際にそれくらいの水温まで釣果を上げることに成功してますのであながち間違ってないと思います。
楽しい初頭のシャッドシーズン到来ってところです。
まとめ
まめに釣りをすることができれば、しっかり周りの状況を観察しつつ、バスからの反応をみることで季節の進行を捉えることができるでしょう。
しかし、平日仕事をしつつ、週末は家族サービスや普段頑張ってくれている奥様への接待で釣りの時間をつくるのって難しいと思います。
そんな状況では、しっかりリアルタイムの水温を基準として、ロジカルにゲームを組み立てたほうが安定した釣果を上げることができると考えています。
ここで、夏から秋の季節の進行と巻き物シーズンの攻略法をまとめます。
ポイント
- 水温26℃が夏と秋の境界線。
- 水温20℃が秋の巻き物シーズン始まりの合図。
- 水温13℃が最も楽しい!
- 水温1桁はストップモーションがキー。
『秋は巻き物』とはいうものの、人が感じる秋と、水中の秋にはギャップがあります。
そこで、水温を測ることで、絶対的な数値を基準に水中の状況を把握していきます。
ほんのちょっとのひと手間で、釣りをしているととても億劫な作業なんですが、こういった地味な作業をしっかりやることで、確実に安定した釣果を叩き出せると実感していますので、嘘だと思っていっかいやってみてください。
そして、目安の水温だと確実に例に上げた釣りが有効というわけではなく、『そういった傾向がある』ということです。
下がり傾向なら、上がり傾向ならといった状況によって上の水温で有効なルアーが効果的かもしれませんので、いろいろ試して現場に合わせていくことが結局は一番連れます。が、その前段階で悩んでる方にひとつの目安として紹介しました。
この記事を読んでくださるあなたのバス釣りライフの一助になれば幸いです。
ではではー