キテレツな形状のルアーで初心者が“最も釣れると思えないルアー”ランキングNo.1であるスピナーベイト。
その使い方が分からず、見た目の奇抜さから食わず嫌いをしたりしてませんか?
実は、出しどころで正しい使い方をすると誰でも簡単にできます。
なぜならボクは1年間スピナーベイトだけでバス釣りと向き合い、スピナーベイトをキチガイのごとく巻きまくった結果、めちゃくちゃ頼れる存在だと思えるくらい信頼する事ができるようになったからです。
この記事では、スピナーベイトの使い方のポイントを3つ紹介して、正しい出しどころもご解説します。
記事を読み終えると、今後はスピナーベイトの使い方で悩むことはなく正しいタイミングでスピナーベイトを使う事ができるようになります。
ぶっちゃけスピナーベイトで釣れるようになると、バス釣りの難易度が少し下がるのでオススメです。
【記事の内容】
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スピナーベイトのキモは泳層
スピナーベイトを使う上で基本となるのは“タダ巻き”となります。
ただ巻きによってブレードが回転してバスのリアクションを引くために仕事をします。
ただ巻きと言っても思考停止してリールのハンドルを回したらいいわけではありません。
ブレードの回転から発せられる振動をラインを通じてティップで捉えて視覚とグリップから伝わる触覚でスピナーベイトの水中の状態がどんなものなのかイメージしながら巻きます。
後は、バスの居場所に合わせて泳層をコントロールしてあげればいいだけです。
が!
そこまでシビアに泳層のコントロールは余程のことがない限り必要ではなく、“ヤル気のあるバスを惹きつける”力が強いという特徴をがあるので、ある程度ザックリと水深をイメージしながら使ってあげればいいと思います。
どんな水深をイメージするのかをこの項では少し掘り下げて解説します。
スピナーベイトが目視できる水深
目視できる水深をというのは水の透明度によって変わります。
水深1m程度までしか見えなければそこまでですし、5mまで見えればそこまでです。
この中でどの泳層が好まれるか、釣り場に立ったらいろいろ試しながらただ巻きしてみてください。
- 水面ギリギリの層
- 接触させられるのカバーの層
- ボトム付近の岩のトップ
- 目視できるギリギリの層
いろいろな層がありますが、どれもこれも壁となる“何か”を意識するといいと思います。
水面ギリギリであれば、水面が壁となります。
カバーやボトムの岩などもある意味障害物であり、水中の魚たちにとっては壁となりうる規模のものです。
また、忘れられがちなのが、目視できる層にある光の壁です。
こういった壁とキワを通していくと光の壁の暗い側に潜んでいるバスが飛び出してくる可能性が高いということです。
目視できる層はローライト時や風が強かったり…そもそもベイトがなんらかの理由で目視できる水深に群れていたりすると積極的に狙っていきたい層だと思ってます。
スピナーベイトが目視出来なくなる水深
スピナーベイトが目視出来なくなる水深にも“光の壁”があると考えられます。
光の到達ラインから1段下の微妙な水深に絡む壁を意識すると、バスからの反応率は格段に上がります。
- ギリギリ目視できないカバー
- ギリギリ目視出来ないストラクチャー
- ギリギリ目視できないボトムの起伏
こういった、ギリギリ目視出来なくなる水深にら絡む壁を意識する事はスピナーベイトだけでなく色々なルアーを使う上で結構大切になることです。
晴れて穏やかな日などはこういった水深を、ロッドディップから手元に伝わる振動を頼りに狙ってみるとスピナーベイトが厳しそうでも結構釣れたりします。
ただ、やはり何かしらベイトフィッシュが絡んでいるとより良いタイミングですね!
ボトム付近
ボトム自体が“壁”になりうるので、ボトム付近を狙うこともスピナーベイトを使う上で外せない水深です。
ボトムには大小様々な石や岩、ゴミやウィードなどたくさんの障害物があります。
そういった障害物を掠めながらただ巻きしてくるのもスピナーベイトで釣ろうと思った時に有効な泳層と言えます。
泳層が大切なのはバスとの間合いが大切だから
- スピナーベイトの使い方
- ガーグリング
- スローロール
- カーブフォール
こんな感じのテクニックの解説とスピナーベイトの特徴を説明したブログが殆どでした。
なので、ここではこれらのテクニックがどんなものかはあえて省き、それらの有益なブログに委任します!笑
当ブログではもう少し革新的な部分を掘り下げて解説しておきます。
惹きつける方程式
本当に当てはまってるかどうかわかりませんが、ボクが考えるスピナーベイトで釣る上で考えていきたい方程式を下記に示します。
スピナーベイトの方程式
壁×(バスの活性×透明度+バスのヤル気)=飛びついてくる距離
例えば敵水温内でバスの活性が高く、水の透明度も高くてヤル気マンマンのバスがいれば10mくらい離れた位置にスピナーベイトを投げてもピューーーーーッとダッシュしてきてバフって食べます。
逆に、活性が高くてベイトもたくさんいる…でも晴れてベタ凪。
そういうイマイチバスの警戒心が勝ってヤル気が出きらない時はカバーキワキワを通してやっと飛びついてくるような近距離戦を挑まなければならない時もあります。
これはあくまでボクが釣り場でスピナーベイトを使うかどうか考えるときに頭の中で無意識にやっているルアーローテーションの選定基準を文章化したものですので、参考程度にして頂き、あなた自身通っているフィールドに適した基準を見つけることがとても重要です。
惹きつける力の発動条件は“見え隠れ”
ここで、ボクの方程式を見て注意して頂きたいのはら、“壁”が全てに掛かっているということです。
壁によって何がもたらされるかというと、“スピナーベイトバスから隠す”ということです。
ウィード、レイダウン、ブッシュ、岩などで物理的にバスからスピナーベイトを隠すことで、バスは一瞬スピナーベイトを見失います。
そして、興味を惹いていれば見失ったスピナーベイトを探します。
血眼になってスピナーベイトを探しているバスに対して、隠れたスピナーベイトをギランッと見せてあげれば『みーつーけーたー!!!』と言わんばかりにもう突進して襲いにします。
せっかく見つけた魅力的なエサを見失ったら野生生物は次にいつ獲物と巡り会えるかわかりませんからね。
これが“リアクション”ってやつです。
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ある程度泳層がマッチすれば勝手に釣れる
スピナーベイトの特徴として、惹きつける力がべらぼうに強いから、ある程度泳層が間違っていなければこれまで説明したような水深と障害物を意識しつつ、ベイトの活気なポイントを広範囲に探っていくことで効率よくヤル気のあるバスを拾っていくことができます。
と、いうかそうやって泳層とバスのリンクする水深をなんとなく探りながらボートを流したり、広範囲を歩き回って釣っていくルアーです。
スピナーベイトで釣れないとお悩みの方は、まずはそこから着手してみるといいかと思います。
水深に対してあえて重いウエイトのスピナーベイトを表層付近で速巻きするとか、ディープであえて軽いウエイトをデッドスローにブレードが回転するギリギリのスピードで巻くとか…
ぶっちゃけマニアックな使い方がたくさんありますし、そういう使い方で釣れるとなんとなく『スピナーベイト上手いんだ…』みたいになる風潮があるのかわかりませんが、YouTubeやメディアでそういった使い方を紹介しているのを見て、『なんかすげぇから真似してみる』といった安易な理由でスピナーベイトを使うと痛い目に遭います。
そういった極めて極端な使い方は、あえてスピナーベイトでやらずとも他のルアーで代用する方が結果的に釣れたりする場合もあるんです。
逆にそういうマニアックな釣り方でしか釣れないこともありますが、それは極めて限られた条件です。
まずはスピナーベイトで釣るという成功体験を稼ぎたいという段階でそういう使い方を真似るのは自己責任で行ってください。笑
1つのスピナーベイトを使い込む
それでは最後の項で、スピナーベイトが上達するためのバス釣り大学流の鉄則をお教えしましょう…
ボクはそういったストイックな練習法を用いてスピナーベイトの理解を深めました。
その過酷な一年を赤裸々に語った模様は別記事にまとめました。
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1年間スピナーベイトをやり込んだノウハウはコチラ!
1年間スピナーベイトと向合えば必ず上達します。
正直言って1年スピナーベイト縛りはキツいです…笑
なのでここではサクッとスピナーベイトを上達させる具体的な方法をご紹介します。
それは、1つのスピナーベイトを使い込む!
です。
- あなたがオカッパリで、そんなに深い水深に投げないなら3/8oz。
- ボートに乗るなら1/2oz。
この辺を基準にお好きなスピナーベイトを1種類選んで壊れるまで使い倒します。
これによって何が得られるか?を少し掘り下げて解説します。
美味しいスピード域を知る
1つのスピナーベイトを使い込むことで、そのスピナーベイトの1番美味しいスピード域を体で覚えることができます。
1番美味しいスピードとは、ティップに伝わる振動が1番大きく感じるスピード。
ココを覚えることからスピナーベイトの練習を始めると効率よく上達していくことができると思います。
1番美味しいスピードだとボトムに当たりすぎるようなら竿を立てて調整したらいい話です。
それでもダメならトレーラーワームを付けます。
それでもダメならアームを開きます。
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それでもダメなら初めて同じモデルのスピナーベイトで1ランク軽いものを買ってきます。
そうやって1つのスピナーベイトを使い込んでいく事で、スピナーベイトの1番美味しいスピードと、そのスピードで通せるレンジとあなたのフィールドの相性が良いモデルをを選んでいくことができるようになります。
親切なことにらメーカーホームページなどでスピナーベイトのウエイト毎に通すレンジの目安まで記載しているメーカーもありますが、あれはあくまでも目安。
自分の体で1番美味しいスピードと泳層を覚えることが、スピナーベイトの難易度を下げる要素だと考えてます。
1タックルで使い倒す
スピナーベイトは1つのものを使い倒して練習しましょうと上項でお話ししましたが、タックルもあまりコロコロ変えない方がいいと考えております。
- ロッドが変われば手元に伝わる振動感もら変わる。
- リールが変わればハンドル回転数と移動距離が変わる。
こういった感覚的なことを覚えるために感覚を掴むまではあまりタックルを変えずにやり込んでみてください。
狙ったピンでロッドワーク
タックルを変えずに練習してほしいというお話をしましたが、その重要性はスピナーベイトを使い込んでくるとよくわかると思います。
例えばあなたの目の前にそこそこ濁った水に杭が立っているとします。
スピナーベイトのアピール力と惹きつける力的にこの杭に対して投げられる回数は多くて2〜3投くらいだと思います。
まずあなたは杭右側へスピナーベイトを投げたとします。
1投目は見える水深を普通にただ巻きしてきて反応を得られませんでした。
もう1投は左側の見えない水深を遠そうと考えた時に、恐らく同じようにただ巻きしてポコンと釣れちゃうかもしれませんが多くの場合右側と同様に何も起こらないかもしれません。
しかし、見えない水深をただ巻きしてきて杭の横でジャーキングを入れることで何にも接触させずにスピナーベイトのバランスを意図的に崩し、フラッシングさせたらもしかしたらただ巻きしてくるより高い確率でストライクを産むかもしれません。
そして、3投目は杭からなるべく離さずにカーブフォールさせながらブレードの回転を感じて着底までフォールで誘うという3種類の誘い方ができます。
あなたはこの文章を読んで少しスピナーベイトで釣れる気になるかもしれませんが、見えない水深を通しているスピナーベイトで的確に杭の横でジャーキングを入れることはできますか?
そういう使い方がをするためには、杭と着水点の距離感とリールのハンドルを何回回転させたらどれくらい着水点から移動するかを体感的に覚えてないとなかなかできないテクニックです。
ましてや杭に沿ってカーブフォールさせるためには杭の傾き角度に対してどれくらいのテンションをラインにかけたらスピナーベイトは杭に沿ってフォールするか…
そういった1つのルアーへの使い込みの要素がとても重要です。
雑誌で木村プロがBカスタムを使ってたからBカスタムを使おう…
今度は動画で金森プロがレベルスピンを使ってたからレベルスピンを使おう…
そうやってコロコロ目移りしたいると、なかなか使いこなせない負の連鎖に陥ります。
実は、同じダブルウィローでもモデルが変われば美味しいスピードも違います。
1つのものを使い込むことはこういう意味でスピナーベイトを上達させてくれるのでオススメです!
まとめ
スピナーベイトの正しい使い方についてまとめます。
まとめ
- キモは泳層
- 3泳層を使い分ける
- 泳層が大切なのはバスとの間合いが大切だから
- 永層と惹きつける力の方程式を知る
- ある程度永層が合えば勝手に釣れる
- 1つのスピナーベイトを使い込む
スピナーベイトは確かに見た目的に釣れそうとは思い難いルアーです。
しかし、その威力を知ったら手放すことができなくなるくらい魅力的なルアーでもあります。
ボクは1年間スピナーベイトだけで釣りをして探求したことでそれに気づくことができました。
この記事を読んでスピナーベイトに興味を持っていただけたならぜひあなたも1年間チャレンジしてみることをオススメします。
でも、正直1年間スピナベだけって鬼畜です。
ツラいですので1年間スピナベと向き合い、その後も使い続けてきたノウハウを記事にしました。
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大学研究室からのお知らせ…
最後まで読んで下さったバス釣りに対して意識の高いあなただけに、重要なお知らせがあります。
実は、当ブログ以外に“バス釣り大学の研究室”というサイトを運営しております。
バス釣り大学というブログでは、バス釣りのノウハウやタックルのインプレッションについて情報を無料公開しておりますが、バス釣り大学の研究室では当ブログでは書けないバス釣りの『核』となる部分を記事にしています。
『コッソリ読んで、誰にも教えたくないバス釣りの強化書』を目指して更新していますので、ぜひコチラもご一読いただけると幸甚です。
ではではー