2021.02.05 更新
コンニチハ。
バス釣り大学のYoU太郎です。
現在、バス釣りをやっていて知らない人はいないくらいの知名度を誇るワームっていったい何があるでしょう?
ゲーリーのセンコーやグラブ、カットテールはもやレジェンドと言っていいくらいの知名度を誇り、実績と販売数はモンスタールアーと言われても過言ではないと思います。
昨今、ボクの感覚では『伊藤巧プロ』の活躍によって幅広い年代の方に知れ渡ったノリーズのエスケープツインがモンスタールアーの一つに含まれるんじゃないかと考えています。
そこで今回は、ボクが人生で1番デカバスを釣ってるエスケープツインの10年間使い続けたインプレッションをお届けしたいと思います!
ちなみに・・・
このワームはかなりロングセラーアイテムなのでボクごときが今更インプレッションをお届けしても恥ずかしいだけなんですが、伊藤巧プロの活躍もあってか売切れ続出の超人気有名ワームになりました。
そこで、エスケープツインを知らなかった方、これから使いたい方もいらっしゃると思い、改めてインプレッションさせて頂きます。
ぶっちゃけエスケープツインを使いこなせると、バス釣りの難易度が少し下がるのでオススメです。
【記事の内容】
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スペック
メモ
- レングス : 4.5inch
- 重 量 : 11g
- タ イ プ: ホッグ
- ボ デ ィ: 細身
- テ ー ル: ビッグツインパドル
- フ ッ ク: オフセットフック#2/0〜#3/0
エスケープツインの重さも注目して頂きたのですが、なんと自重が3/8ozクラスです。
なので、カバーにノーシンカーでタイトに入れたい場合でも普通のベイトタックルでもアプローチの煩わしさは皆無です!!
MH~H~EXHなど、比較的広い範囲の強めのワーミングロッドと合わせられる懐の深さがあると感じてます。
サイズ感の優位性
比較的大きい部類に入るワームかと思われたでしょうか?大きいルアーは釣れにくく嫌煙しがちなアングラーの方も多いかと思います。
しかし、このサイズ感からくる“動き”こそ、マッチザベイトと騙す力がこのワームの最大の特徴だと思ってます。
アングラーからのアクションに対してほんの僅かに遅れるようなテンポで大きなツインパドルテールがボヨンボヨンと動きます。
このゆったりしたピッチのアクションは正直小さなワームでは演出できません。
このサイズだからこそ出せる非常にナチュラルな存在感なのです。
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エスケープツインを使っても釣れないだと?
ぶっちゃけ、ズル引きしてるだけで釣れますヨ(*´ω`*)
ボトムをズルズルしてても釣れないならやり方が間違ってるかもデス!!
ペグ止無テキサス
特に春先のザリガニを意識したリップラップのバスに対してペグ止め無のテキサスリグで使うことで非常に強力な唯一無二のワームとなります。
テキサスシンカーが先にリップラップの隙間に入り込み、そこに追従する形でエスケープツインが1テンポ遅れて滑り込みます。
次にラインを引っ張りワームがリップラップの隙間から顔を出して次の穴にツルンっと入るほんの一瞬の間でツインパドルがボヨヨンと動き、艶めかしい本物のザリガニ感を演出してくれます。
この艶めかしさは小さなフォルムのワームでは演出しきれません。
このサイズ感×エコギア素材が成せる唯一無二のエスケープアクションといえます。
チェリーリグ
使ってみて衝撃を受けたガチでヤバいリグがチェリーリグなんですが、リーダー部分が突っ張り棒のようになってワームの腹面にしっかり水流を流すことができるので、テールのボヨヨンアクションが本当に艶めかしく演出できるんです。
このリグにはエスケープツインへの愛が込められてると思えるくらいエスケープツインがキレイに踊ります。
このチェリーリグを開発された荻野プロはエスケープツイン開発当時のメンバーの一人ですし、本当にエスケープツインのことを知り尽くしているんだなと感じました。
チェリーリグ自体、完成度が高いリグなのでどんなワームでもこういった効果が表れるんですが、このエスケープツインに関しては、サイズ感やマテリアルまですべてがこのリグのためにあるんじゃないかってくらいベストなバランスで成り立ってます。
エスケープツインの形状も相まって、ガチムチなカバー以外ならすり抜け抜群。
かつボトムでのアクションはエスケープツインのサイズ感と素材感から満点の艶めかしさを演出する完成度の高い組み合わせだと思います。
強弱が混同する形状
パッと見て目を引くのは大型のツインパドルです。
かなり肉厚で重厚感があり、いかにも沢山水を動かしてくれそうなテールがかなりハイアピールなワームとい印象が一目でわかります。
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しかし、実際に動かしてみるとただただ強いワームというわけではありません。
ツーン…ツーン…
と、水を抜きながら動く姿はまるでスティックワームをオフセットフック純着けしたかのようなスライドアクションです。
そこに隠されたギミックを紹介していきたいと思います!
ライトテキサスリグ
逆手についたパーツがないので、ウィードや葦などにワームのパーツが必要以上に絡まらず、スルンと抜いてくることができます。
ウィードに引っ掛けてほぐすように外すときに必要以上にウィードを揺らしませんし、外した後はボディ形状が水の抵抗を受け流しながらスライドするようにエスケープアクションをします。
ドライブクローのような沢山パーツがついたよく動くワームと比較して、エスケープツインはスーーっとフォールしてしまうためあまりおいしそうなアクションをしないように見えてしまう人もいるかもしれませんが、スーーっと沈下するその動きこそが非常にナチュラルでバスに『エサに逃げられてしまう!!』という焦りの感情を抱かせることができるんです。
まさに、スッと沈下する動きが釣れる動きだってわかると途端に釣れだすワームですね!
ボク的にエスケープツインのライトテキサスでのベストなシンカーウエイトは2.7~3.5g。
このくらいのシンカーでギリギリおいしそうなスライドアクションが出ます。
上手な人はラインの張り具合で5gくらいでも演出できます。
カバーの濃さなどで使い分けてみてください。
凶悪なツインパドルテール
デカイ…存在感あるな…ザリガニ…などなど、ワーム自体の形状とボリュームにインパクトがあるので色々とイメージが膨らむと思います。
ワーム自体のバランスを見てみると、細身で張りのあるメインボディに対してかなり大きなパドルが2枚付いてます。
この極悪非道な肉厚ツインパドルが、エスケープアクション後に一瞬遅れてボヨヨンと強烈に水を押します。
着底した勢い、何かに突っかかった勢いでオートマチックに水流を発生してくれるくらい水圧に対してパワーのあるテールです。
アングラー自身がシェイクなどで発生させる、ある意味不自然な波動とは異なり、強烈な波動をワームの形状と素材感で発生させるので本当にナチュラルな強波動になります。
そして、大きな2枚のパドルテールが水を動かした際に発生するバイブレーションをボディに伝え、ボディもしっかりバイブレーションし、ワーム全体が波動を産みます。
ボク的にはカバーで際立つ強波動タイプワームに分類しています。
細身とはいえ、結構ハリのあるボディをバイブレーションさせるだけの強力なツインパドルテールという事です。
マテリアル、ボディの形状、テールのボリュームから、見た目は大胆なワームと捉われがちですが、どこが欠けてもいけない繊細なトータルバランスで成り立ってるという事なんです。
パドルテールワームやホッグワームの事を知り尽くしたようなスペシャルな方々が集まって、当時のスペシャルなスタッフ陣が長い期間をかけて作り込んだ賜物です!
付いてるパーツが大きいのでそんなに細かな動きをしなそうですが、実は大型パドルの付け根がくびれてるのでズル引きするだけでもグネグネと生っぽい動きをします。
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ティファ時代のものより現行品は柔らかくなっており、今の日本の環境に適したマイナーチェンジをしながら長い年月市場に残り続けたと言うことは、本当に釣れるワームと言うことです!
ラバージグ
カバーや沈んでいるブッシュを攻略するときにラバージグのトレーラーとしても非常に優秀です。
ヘッド重量が生み出す勢いに比例してテールが発生するアクションが大きくなります。
重いジグであるほど強力にアピールしますので、カバーを選びつつ、ヘッドの重量を調整すると、一度通したあとでもさらにバスを絞り出してこられると感じてます。
また、フットボールでのジグストなんかをすると、ボテッとしたテールの付け根のくびれから上下にグネングネン水を掻いて動かす完璧なバランスのトレーラーなんです。
ジグはボトムも中層もかなり使用範囲の広い使い方ができる非常に希少なワームだということがわかります。
リグを選ばないわがままボディ
さらにお気に入りなところは、何と言ってもリグを選ばないところです。
ポイント
- ノーシンカー
- テキサス系
- 直リグ系
- ヘビダン系
- ジグトレーラー
これまで解説した通り、ボトムで使うリグはなんでもOK!中層もイケちゃう非常に優秀なワームです。
そこにはパドル系ワームならではのギミックがあり、テールではしっかり水を動かすものの、細かい抵抗になるパーツがほぼ着いていないので実はすり抜けが良く、水を逃す事が得意なのです!
どういう事かと言うと、ボトムバンプやハングオフなどをした時、動き出しにテールがくびれからくの字に曲がり水を掴んで動かします。
さらに湖底に着いた時、ツインパドルテールが開いて閉じるという動作をし、ここでも水を掴んで動かします。
動き出しと、何かにぶつかった衝撃で1回の動作に2回波動を発生させます。
そして、動き出しと終わりにはたくさん水を掴みますが、動いている最中は水を逃がしながらスティックワームのようにツンっとスライドします。
こういうギミックが盛り込んであるので、ノーシンカーではスティックワームのように艶かしくスライドします!
テキサスでカバーを打てばスルスル入り、カバー内で誘えばテールがアピールしてくれて、回収時は引っかかるパーツは殆ど着いていないのでサクッと抜けてきます!
実は、ボディ先端の両サイドに着いてる小さいピロピロ足と、テールの触覚もゆらゆらピリピリしてワームを見つけた魚に対してナチュラルに誘いますから、見切られにくいんです!!
ボク的にはパドルの整流効果によってあまり回転しないのでスティックワームのようにノーシンカーで使う事が多いです…
当然、トレーラーやリアクションヘビダンにも相性いいですし、普通にズル引きしても小石や凸凹でモゾモゾ誘ってくれてます。
はてな
このワームを使っても釣れないと嘆いてる?
正直、あなたに原因があるとしか考えられない…
パーツが大きいので、アクションも大味だと思われがちですが、魚の反応を見ると確かに釣れるアクションなんだと感じざるを得ないでございます。
意外と有効なスイミング
個人的にこのワームの必殺技として使うのが、ライトテキサスのスイミングです。
スイミングスピードがある程度速いととテールがバタバタ暴れ出します。
それくらいのスピードでシャローフラットを巻いてるとズゴーーーーンとバイトが入る事が多々あります。
と、言うことはですよ?
このワームをバスはザリガニと認識してるとは限らないというです!
人から見たらザリガニワームなんですが、スライドアクション中はザリガニのエスケープアクションにも見えつつ、ベイトフィッシュにも近い動きが演出できます。
つまりは、使い手によって様々な生き物を演出できるんです!
このワーム、かなり応用の効く最高傑作なんです!!
正直、ドライブクローみたいな自発的に動くタイプのワームではありません。
しかし、速いスピードでストンと落とす事でバイトを誘発することを覚えるとこの手のワームの幅が広がると思います。
自発的に動くワームしか釣れる気がしないと思ってる方に是非、使い込んで頂きたいです!
自重を生かす!
ワーム単体で11gあります…
かなり重量級ですよね…
しかし、これがノーシンカーやライトテキサスで使った時、ガチムチのジグロッドでキャスティングしなければならない時や、マットの隙間に滑り込ませないといけない時にキャスティング・フリップが決まりやすいんです!
ベイトタックルで使用するのが前提のワームなので、キャスティングが決まりやすいと言うのは大事な性能だと思っています!
エスケープツインのベストタックル
リグによって様々なロッドを合わせられる懐の深いワームです。
ボク的にベストマッチなのはロードランナーストラクチャーシリーズのSTN6100MH "LONG CAST TEXAS"です。
これがエスケープツインの専用ロッド!
と、言うわけではないんですが…笑
それくらいベストマッチなロッドです。
色々なリグを操れる幅と繊細に操作できるロングロッドという事で、溺愛してます!
ソリッドティップのNXS6100H-STもアリです。
近距離で繊細さを優先させたいならソリッドティップと使い分けていきます。
エスケープツインに合わせるフックとのバランスとカバーの濃さを見ながらリグを選定しつつMH~Hくらいのロッドで使ってあげるとバランスよ扱えると思います。
まとめ
要はスーパーロングセラーはなぜ残り続けるのか?と言うことですよ!
水中でバフッと水を動かし、魚から発見されたらツンっと逃げるようなアクションをイメージしながら使ってあげると劇的に釣果が伸びると思います!!
そう言うことですよ!
シルエットが4.5インチということもあって結構大きなワームです。
しかし、この大きさだからこそ演出できるナチュラル感ってのがあるんです。
大きいが故のフィネスってやつですかね!
こんな記事はいかが?
大きなルアーって大きくアクションさせることもできるし、小さくアクションさせることもできます。
逆に小さなルアーは小さなアクションは得意ですが、大きな動きを生み出せません。
大きなルアーでナチュラルに誘うことを覚えると、バス釣りの難易度が少し下がるのでオススメです。
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ぜひ、エスケープツインを使いこなし、ビッグバスの上顎にガッツリフッキングを決めてみてください。
大学研究室からのお知らせ…
最後まで読んで下さったバス釣りに対して意識の高いあなただけに、重要なお知らせがあります。
実は、当ブログ以外に“バス釣り大学の研究室”というサイトを運営しております。
バス釣り大学というブログでは、バス釣りのノウハウやタックルのインプレッションについて情報を無料公開しておりますが、バス釣り大学の研究室では当ブログでは書けないバス釣りの『核』となる部分を記事にしています。
『コッソリ読んで、誰にも教えたくないバス釣りの強化書』を目指して更新していますので、ぜひコチラもご一読いただけると幸甚です。
ではではー