ハードベイト工学科

シャッドと切っても切れない『釣るための要素』!レベルアップするためのシャッド運用法。

シャッドプラグの使い方は知ってるけど、なかなか思うように釣れない…なにがいけないの??
シャッドのみで1年間バス釣りと向き合ったYoU太郎が、シャッドを使う上で絶対にハズせない考え方を大公開いたします。

コンニチハ!

バス釣り大学のYoU太郎です。

ボクはシャッドの魅力に惹かれて2017年は1年間シャッドしか使わず、バス釣りをやり込みました。

その中で、シャッドで釣れる日もあれば、釣れない日もあり、たくさんの疑問が生まれ、現在でも探求しております。

Twitterでの釣果報告を見ていただければわかる通り、現在では『シャッドがあったらボウズはないかな』という感じでシャッドと向き合っています。

ポイント

シャッドって、いかにも小魚っぽいフォルムですが、あくまでもルアー(偽物)。

シルエットは小魚だけでなくエビっぽさもある。

そんな曖昧なところがシャッドのいいところであると考えております。

シャッドで思うような釣果を得られていない人は『いかにもエサっぽいフォルム』に騙され、『ルアー』であることを忘れてしまっていると考えられます。

ちなみに僕も、シャッドのフォルムに騙されて思うような釣果を得られなかったタイプの人間です。

でも、1年間シャッドしか使えないという自分ルールをつくり、強制的にシャッドと向かい合うことで、あくまでもシャッドはルアーだってことを再認識して、釣果を伸ばしていくことができました。

シャッドのことが好きでもっと使いこなしたいと伸び悩んでいるあなたにも、もっとたくさん釣ってシャッドを愛してほしくてこの記事を書きます。

シャッドを使いこなせるようになるとバス釣りの難易度がかなり下がるのでマジでおすすめです☺️

シャッドを使うときに一番大切なこと

この記事では、YoU太郎がシャッドを使ってて1番大事だなーと感じたことから順に6項目を解説します。

ポイント

シャッドはそもそも小さなフォルムとタイトなアクションという特性上、1番大切な事が間違ってると、おそらくバスに出会えません。

だからといって優先度が低いところは重要ではないのかと言われるとそうでもないので注意です。

例えばよく、カラーはそんなに重要ではないなんて聞きますが、シャッドのようにバスに近付けていくタイプのルアーはカラーによる効果でバスの視覚に訴えかけてストライクを誘発させるし、むしろフックの色すらも気にしたくなります!

そうなってくると、カラーが重要ではないわけないのは誰でも理解できますよね?

それでもカラーより優先するべきこともあります。

何故YoU太郎がこれらのことを重要だと思ったのか?実釣した中で感じたことを踏まえて、解説していきたいと思います!

レンジ

まず、1番大切なのはレンジです。

注意ポイント

クランクベイト同様に、シャッドごとに決められた最大潜行深度が設定されており、バスのいるレンジにシャッドが届かなければ、キャロやドラッキングのようなテクニックでカバーできないならそれはシャッドで攻略するタイミングではありません。

シャッドが通常のキャスティングで潜っていくレンジは深くても4m。

ボクが好んで使っているシャッドの中で最大潜行深度をマークしているのは、O.S.Pのダンク48SPの最大潜行深度で4mです。

つまり、このシャッドで4mより深いレンジを狙う事はそうそうありませんし、実際には毎キャスト完璧に最大潜行深度までダンクは潜ってないと思います。

シャッドが自分の技量でどれだけ潜っているのか?

効率よくシャッドを使い分けるために、潜る潜行レンジ+特性によってシステム化することをおすすめします。

システム化するには下準備が必要なんですが、その方法を解説しています。

しっかり把握しないと、このシャッドゲームのスタート地点に立ったとは言えないと考えています。

シャッドの性能を理解すると…

使いこなせるようになると、4〜5mくらいの急深エリアでバスを浮かせて3mで釣ったみたいな空中戦をやるようになります。

ポイント

こういった中層攻略技術はかなり高度なテクニックで、狙ってそれをやるならなおさらレンジの理解が必要になってきます。

シャッドの届くレンジにバスがいて初めてシャッドゲームが成り立つのです。

そして、バスのレンジを確認するには投げ倒すしかないのです。

バイトがなくても、チェイスがあったとか、目視できたとか、アタリを感じたとか。

釣り場に着いたらいろいろな情報からバスのレンジを見つけます。

さらに、重要なのは、バスの目線が上を意識してるのか?下を意識してるのか?にもよります。

ウィードの生え始めなど、ボトムを意識してることもあります。

しかし、食べてるベイトによっては上を意識してることもあります。

スポーンが絡んでくると、オスは完全にボトムを意識してるし、メスが卵を産んだ後なんかは中層で目線より上を意識してます。

冬の終わり頃ではほぼ目線より上を意識してると感じてます。

バスの居る水深と、目線がどっち向いてるのかを予想しながら使用しているシャッドの先行深度を意識して使ってみてください!

バスの視覚のこと、体のメカニズムのことを釣りに応用するための知識をまとめました。ルアーで釣るうえで必要不可欠な知識ではあるのですが、なかなか重要視されないのも事実。

他人と釣果に差をつけるためにもぜひご一読下さることをおすすめします。

スピード

次に大切だと感じてるのがシャッドを巻く時のスピード。

釣りをしながらいろいろな巻きスピードやロッドワークの緩急を試し、その日の傾向を見極めながら釣り進めていくことが基本です。

結局、同じ水温でも、同じ天気でも、毎日毎日水の中の状況は変わります。

その場その場で見切られずにバスが追いつけるギリギリのベストなスピードを見つけ出すことを心がけてみてください。

バスの活性にスピードを合わせる

例えば、シャッドの通せるレンジにバスがいたと確信できたとします。

そこで、そのエリアのバスの活性が著しく悪かった場合、やる気があって餌を求めていても、動きが鈍ければそもそもシャッドに追いつけないのです。

デッドスローじゃないとバスが追いつかない。

そんな時に速巻きしても、バスの射程距離にシャッドが入るのは極めて確率が低いわけです。

逆に活性が高く、超クリアウォーターなどで、バスがルアーを見切る場合は速巻きでバスの鼻先にシャッドを通すイメージで見切らせる前に飛びつかせるような使い方をします。

でも、シャッドを使っていると、バスの活性が低くて速いスピードに追いついてこれないのにルアーを見切るような場面に遭遇することが多々あります。

注意ポイント

そんな時はバスが潜んでいるであろうポイントを絞って、シェイクしたりトゥィッチを入れるようなロッドワークを使ったり、メリハリのある緩急をつけたリーリングングをしたりして、騙しつつもなんとか喰わせるタイミングを作ってあげることができるのもシャッドの強みになります。

バスが追いつけつつ、見切られない工夫をしてあげるのがシャッドでタフコンディションを攻略するミソだと感じてます!

水の色にスピードを合わせる

もう一つ、気を付けるところは、水の透明度でスピードを変えるという事です。

濁っていればゆっくり目を意識し、透明度が高ければ見切られないようなスピードだったり、工夫が必要です。

全てがこれに準ずるわけではないんですが、濁っていてバスがシャッドを発見しにくい場合はバスが潜んでいそうな場所の近くをゆっくり巻いてあげることで、発見してから襲い掛かるまでの時間を作ってあげます。

逆に水の透明度が高い場合は、バスが見切れない程度にスピードを上げてあげる必要があるわけです。

注意ポイント

ここで、注意してほしいところは、あまりにも濁りが強く、シャッドでは少しアピール力が足りないって感じたらスピナーベイトやクランクベイトなど、もっとルアー事態にアピール力があるものにローテーションしたほうが得策な場合が多いということ。

そしてもう一つの注意点は、目の前の水の色だけを見て、これは「濁っているな」と判断するのではなく、【普段より】水の色が濁っているのか澄んでいるのかで判断すること。これはフィールドによって『普段からそこそこ水に色がついている』ならば、それよりもさらに濁りが入っているのか?という風に判断してください。普段からそこで生活しているバスはその水の色に慣れてしまっていますので、バス目線でスピードを調整してあげると釣果が爆発的に上がります。

サイズ感

サイズ感も大切な要素になってきます。

『シャッド』というだけで、どこのフィールドでも比較的マッチザベイトしてしまうようなリアル感があるんですけど、ボク個人的に少し気にしている部分があるので、少しご紹介します。

メモ

50mmクラス~90mmクラスまで、基本的には食べてるであろう餌よりも少し大き目のシャッドを選ぶのが好みです。

その方が目立つから…笑

小さすぎても目立たず発見されにくいし、食べてる餌に対してあまりにも大きすぎるとそもそも見切られて相手にされないので少し大きめのサイズからスタートします。

注意ポイント

サイズ感は本当に大切で、クリアウォーターの川でスモールをサイトしてると、「こんなに餌っぽいのに見切るのか!??!」って場面が度々ありました。

そこで、シャッドを1サイズ小さいものに変えたら普通にブラインドでもアタリが出るようになった日もあったので、サイズ感は間違えないようにしたい要素の一つです。

『この時期はスジエビを食べてるからこのサイズ』みたいな自分の中で基準を決めておくと現場で悩まずにシャッドをローテーションできると思います。

後は、その年によっても餌の種類や大きさもまちまちなんで、基準のサイズ感を元に、別のサイズも試してみて反応を見るような使い方をすれば釣りこぼしのない1日を送れるんじゃないかと思います!

カラー

特にボクは、ほぼクリアウォーターでしか釣りをしないので、ないがしろにできないカラー要素。

バスから見てどう見えるかがカラーを選ぶ要因になります。

普段より茶色っぽい水の色をしてると感じたら、赤やチャートも効果的だし、曇ったり雨が降ってたらシルバー系や紫なんかもよく釣れました。

夕焼けがキレイだったらゴールドとか。

ギンギンにクリアならルアーもクリアにしてみたり。

周りの環境の要素を含めて、水に違和感なく馴染みつつ、存在感が失われない程度のカラーを選のがYoU太郎流のシャッドカラー選択術。

ポイント

その他にも、『こういう時はこのカラー』みたいな決まりを自分の中に作ってしまうと、現場で悩まず効率よくローテーションできるし、疑心暗鬼になりながら巻くよりも、カラーに自信を持って巻いた方が集中力を高めて巻けるって効果もあると思います。

たまにプロなどの動画で、「僕はまず、このカラーからサーチするよ!」みたいや解説を見受けられます。

その人の『まずサーチする場所』の水質や、ボトム、カバーなどの周辺のカラーと自分の行くフィールドの状況は同じですか?ってことからカラーを考えると意外と答えが早かったりします。

常に濁った場所で釣りしてるひとが選ぶ『まずはこのカラーから』と、常に透明度の高い場所で釣りをしている人が選ぶ『まずはこのカラーから』は全く違います。

簡単な情報を思考停止して鵜呑みにせず、自分が行くフィールドでシャッドを水の中に入れた時の見え方をよく観察してみることをおすすめします!

カラーの優先順が低いのはバスの視界の範囲内で効果を発揮する要素なので、そもそもバスの視界にシャッドを入れる方が優先度が高いから。

でも。最終的に口を使うかどうかって時に大切になってくるので、決してないがしろにしたくない要素ですね!

アクション

アクションに関しては非常に曖昧です。

ウォブル主体のアクションがロール主体のアクションかで使い分けております。

ボクがウォブルアクションをしていると分類したルアーを他の人が使ってみたらロールアクションをしていると感じたりもすると思います。

それは冒頭でも述べた通り、タックルバランスだったり、その時の流れ方向だったりで大分感じ方も変わるかと思いますので、ご自身で泳がせてみて判断していただくことをおすすめします。

ウォブル系シャッド

ウォブル主体のアクションのシャッドは巻き巻きして使うことで、しっかり水を噛み、受ける水圧によってアクションの変化が大きいと感じてます。

そのかわり、残像が残るくらい早いピッチのものではバスにはボヤけて見えにくいんじゃないかと思ってます。

そして、よくメーカーサイトなんかで『ウォブルアクションがバスの側線を刺激して…』 というクランクベイトやシャッドのPR文を読んだこととがある方も多いと思いますが、側線を刺激できるのはバスのすぐ近くを通すことができた時だと思っています。

ルアーが動かす水の量なんて極僅かで、高速で通過してしまったら側線で感じた直後にはすでにルアーは遥か彼方では意味がないのです。

ポイント

どんなルアーを使うときでも同じなんですが、側線は、バスがルアーを襲う時に動体視力だけでは獲物を捕捉しきれないので、近距離での超高感度レーダーとして使っている器官だ!

そういったイメージで使ってみてください。

カラーの話にもなってきますが、縦に伸びる障害物の中で迷彩効果でルアーを隠すように使っていくために、ボディに縦模様が入っているシャッドも良く使います。

また、ウォブル系シャッドのアクションはシャッドと同レンジにいるバスへのアピールするため、追尾してきたバスに対して喰わせ能力が高いと感じています。

一例として、岩場など、丁寧にボトムを舐めるように使ってみてください。

ロール系シャッド

ロール主体のアクションは水を切り裂きながら進んでいます。側線への訴えかけよりも視覚への訴えかけの方が大きいアクションです。

シャッドのカラーリングって、ボディの背中と側面とお腹でカラーが分かれていますよね?

ロールしたときに背中→側面→お腹と色彩変化がリアクションを生む効果があります。

 

ポイント

だから、リップラップの上っ面をボトムに当てないように通してくるとかならこういったシャッドを選ぶ場合もありますが、比較的スタックしやすいものも多いので、巻くレンジを常に気を使ったり、丁寧に通してあげる意識が必要です。

そして、この手のシャッドはロッドワークに機敏に反応してくれる特性を併せ持っています。

シャッドの潜るレンジに対して視認できる範囲より深い水深からバスに気付かせて喰いあげさせる力は持っていませんので、できるだけバスの近くを通してあげるイメージで使います。

ロール系シャッドのアクション効果として、色覚に訴えかける要素が大きいのであまりにも水が濁ってしまった場合はあまり機能しないと感じています。

そういった場合、そもそもバスがシャッドを発見しにくい状況ですので、その辺はカラーを目立つものに変える、もしくはもっとアピール力の高いルアーにローテーションするなど工夫して使い分けてみてください。

その代わり、結構速いスピードへの対応力があるので、ウォブル系シャッドと使い分けられます。

一例として、岩場などのトップをサーッと速いスピードで引いてきてみてください。

ボクは基本的にシャッドにラトルなどの音は無い方が良いと思ってますし、あまり好きになれません。

それは透明度の高い場所で釣りをすることの多いYoU太郎の意見です。

しかし、濁った時みたいに、『もう少しアピールほしいな』ってときは効果的だと実感しております。

ポイント

ボクは ラトル音は【音】というよりか、振動だと捉えてます。

実際に我々が耳で補足している音も振動ですもんね。

そういう風に考えるようになって、ラトル=クリアウォーターでは釣れないみたいな固定概念はなくなりました。

ベビーシャッド60SPのように、わざとウエイトがシャッドボディ内を移動できるようにして、不規則なアクションを生むという意味でのウエイト兼ラトルならけっこう好きです。

あと、シェイクしたりするときはやっぱり音による複雑な振動がバスを呼んでいると感じます。

本当に味付け程度にしかとらえられてません。

ポイント

でも、『ノンラトルの方が釣れる』は間違ってると思います。

ようは適材適所です。

まとめ

より深いレベルでシャッドを使いこなすための『要素』をまとめます。

バスのいるレンジに合わせる。

バスを騙せ、かつ追いつけるスピードに合わせる。

バスの好みのサイズ感に合わせる。

フィールドに合ったカラーを選ぶ。

フィールドごとに扱いやすいアクションを選ぶ。

音の有無を気にする。

よく言われている『ハードベイトで釣るための要素』に沿って解説をしていきましたが、シャッドに絞って少し順番を前後させました。

シャッドというルアーの特性を理解して、使いきることで絶対に釣果が上がります。

実際に自分が体感しているのであながち間違いじゃないと思ってます。

また、バスの体の仕組みを利用しながらシャッドを運用することで、よりシャッドでの釣果を伸ばすことができます。

何度も言いますが、『シャッドで釣れるようになると、バス釣りの難易度が下がる』ので、おすすめです。

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当ブログではこんな記事を書いております…

ポイント

  • バス釣りの始め方
  • 釣れる!と確信できたタックルのインプレ
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この記事を読んで下さった方のステキなバス釣りライフの一助になれたら幸いです。

ではではー

 

 

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  • この記事を書いた人

YoU太郎

バス釣り大学 理事長

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