コンニチハ!バス釣り大学のYoU太郎です。
プラスチックのおもちゃみたいな造形…こんなルアーでどうして釣れるのか?ぶっちゃけお悩みではありませんか?
実は、使い方と使いどころさえ理解していれば、ワームより釣ることだってできるポテンシャルを秘めているんです。
実際にボクも、1年間一つのハードルアーしか使わずに探求することで、使い方と釣れるタイミングについて、かなり理解を深めることが出来ました。
本記事では、“ハードルアーで釣れない”というお悩みの原因を3つご紹介し、ボクが膨大な時間を費やして蓄積した、ハードルアーで釣るための2つのノウハウについて完全公開いたします。
最後まで記事を読むと、今後は『ハードルアーがワームより釣れる!』の意味が分かると思います。
ぶっちゃけハードルアーを使いこなせるようになると、バス釣りの難易度が少し下がるのでオススメです。
【記事の内容】
“ハードルアー”の認識を改める
めちゃくちゃエサっぽいリアルなルアーなら釣れるの?
リアルな造形でも“エサ”にはならないんです。
あくまでもハードルアーはプラスチックで成形された物体で、いわゆる健全な大人のおもちゃみたいなものです。
泳がせてみて、『本物みたいだな〜』と思っても、本物みたいなだけで本物には成り得ないという認識をキチッと持っていた方がいいと思います。
そもそも、本物の小魚がバスの目の前をウロウロ泳いでいたって、必ずパクッと襲うわけじゃないんです。
逆に、下記のような条件が整えば、あきらかに偽物な見た目のハードルアーでも、本物のエサに飛びつくような反応を示してくれます。
- バスの食べたいスイッチが入っている
- エサを確実に食べられる条件が整う
- 偽物とジャッジできない要素がある
エサで釣る…という感覚を捨てて、いかに“ハードルアー”で釣るという認識に切り替えることが出来るかどうかが、初心者がハードルアーを使いこなす手っ取り早い方法です。
そもそも、エサ釣りにはエサ釣りの難しさがあるので、エサっぽいルアーなら釣れるという認識自体、非常にエサ釣り師に失礼なことだと考えていた方が良いと思います。
エサ釣りとは全く違ったアプローチが必要だということを認識できないままでいると、どんどん迷宮入りして抜け出せなくなるので注意です。
釣れない理由の全て…
釣れない全ての理由は、使い方と使うタイミングにあると考えております。
エサ釣りの感覚でハードルアーを使おうとしている人は、恐らくバスが居る場所にルアーを投げ入れるという“一番重要な事”が一番重要な事として認識されていないんだと思います。
たくさんの初心者の方を見てきましたが、バスが居る場所に投げるという大原則をブッ飛ばして、『このルアーなら釣れる』というメディアの情報を鵜呑みにした根拠のない理由にしがみ付いてルアーを選んで投げているところに“ハードルアーで釣れない”理由があると考えております。
初心者の方の中で、特にエサ釣り感覚で釣りをしている人は、バスの居る場所をイメージしてルアーを投げられていないんじゃないかと思います。
- バスの居場所
- 頭の向き
- 見ている目線
- 状態
しかしながら初心者の状態で、これらの事をイメージしながらバスを釣ろうとするのはぶっちゃけ無理です。
だからこそバス釣り大学では、ハードルアーを使いながら、バスの状態をイメージできるようステップアップしていくことをオススメします。
そのような記事を用意しておりますので、少しずつ記事を読み進めて頂けると嬉しいです。
ハードルアーが“釣れない”解決策
それでは、ハードルアーで釣れない人の問題点と解決策について詰めていこうと思います。
まずはハードルアーで釣れない原因となることを、3つのポイントにまとめます。
- 一ヵ所から動かない
- ルアーありきで釣ろうとしている
- 思い出巡りから抜け出せない
それぞれの原因について、本項では掘り下げていきますので、もし本気でハードルアーを使いこなすことを考えているのであれば、クドいようですがお付き合いいただけると幸いです。
一ヵ所から動かない
マジでよく釣り場で見かけるんですが、一ヵ所でズーッと釣りをしてる人がいるんですよね。
一つの流れ込みなどの一級ポイントで1日動かずにズーッと手を変え品を変え…動かずに粘り続ける…
春夏秋冬年がら年中。
ハードルアーを同じ場所に投げ続けると、必ずバスのwarningスイッチが入ります。
要は、変な物体が通り過ぎて警戒するってことです。
警戒されると、バスは口を使わないばかりか、その場からいなくなり隠れて怯えます。
これを言うと残念に思われるかもしれませんが、ルアーの多くは“一発勝負”と言えます。
つまり、投げたい場所に一撃で投げ入れて、1投で初めてバスにルアーを認識させて初見で喰わせることが理想です。
何回も見せてイラっとさせて喰わせる方法もありますが、これは応用編です。
特にスピナーベイトやクランクベイトなどの目立つアピール力が多いハードルアーは、基本的に一撃必殺と心得て、居合切りのようなイメージでバスに発見させるように使うと、かなり簡単に釣れるのでオススメです。
そのために、バスの居場所をイメージするだけでなく、頭の向きや目線の向きまで予想できると、釣果が爆上がりしていくのです。
ルアーありきで釣ろうとしている
釣り場で他の釣り人の話を盗み聞きしていると…
こんな事を思います。
要は、メディアで知り得たルアーの情報だけを妄信して、釣り場でアジャストさせてないんです。
上の項でもハードルアーで釣るための条件に付いて少し触れましたが、“偽物とジャッジできない要素”がないとハードルアーで釣れません。
要は、クランクベイトの偽物っぽいシルエットがぼやけて、その自然界には存在しえない存在感がやっと水中で際立つくらいの状況が整うことで、バスが発見して騙して口を使わせます。
簡単に言うと、濁りや曇り空、雨、朝夕などのローライトに加え、風による波による水中の乱反射によって、ルアーの存在感は少しずつ水中で薄れます。
それらを利用できる場面でなければハードルアーは悪目立ちするというデメリットが際立ちます。
よくライトリグを女々しいと言ってバカにする人がいますが、逆にそういう人は『何でこんな真夏の真昼間で快晴無風なのにハードルアーなの…』と思われてると思います。
ルアーありきで釣りをするのではなく、釣り場の状況に対して、バスにどう見せていくかを考えると、釣果に繋がるハードベイト選択ができると思います。
思い出巡りから抜け出せない
3年前の夏なのか?秋なのか?で、全く状況が変わるのに、“以前釣れた”という思い出だけで釣りをしてしまうと、ハードルアーはおろかワームでだって釣果を上げるのは難しいと思います。
3年前のどんな状況で釣れたのか、もう一度よく思い出してからその場所に立つかどうか考えてみてください。
ただ、思い出巡りが全くダメなのかというと、そういうわけではありません。
でも、釣れた状況など度返しで“釣れた”という結果だけにフォーカスを当ててしまうと、状況に対してあなたの選択がミスマッチする可能性が高まってしまうので、あまりお勧めしません。
ハードルアーの潔い行動を選択
ハードルアーって、良くも悪くも“勝負がはやい”ルアーなんです。
つまり、よっぽどバスを引き付ける超一級ポイントとなりうる条件が複数揃っていないのであれば、一投で勝負が決まってもおかしくないという感覚でいてもいいと思います。
特に、水の透明度の高い場所であればあるほど、その考えが当てはまります。
また、人がよく出入りするメジャーなフィールドでも同じことが言えます。
『ココ釣れそう』と思う場所に一撃で投げ込んでも釣れなかったとき、潔くそのポイントからズラしてルアーを投げて少しずつ場所を変えていくことをオススメします。
極端な話、そうやって湖を一周する間にどこかで釣れてしまうことだってあります。
その先にあるのがラン&ガンスタイルかなと。
特にハードルアーで釣りたいなら、場所に固執するのではなく、どんどん釣れるバスを探しに移動していくような考えを持っていると幸せになれます。
また、一投で釣れなかったらルアーを変えるというのも一つの手です。
『ココ、釣れなきゃおかしい』と思うようなゴージャスな流れ込みなどに投げ込んで釣れなかったら、もしかしたらバスがそのルアーを発見できなかったのかもしれないし、発見できたとしても食べようと思っているエサとかけ離れた存在過ぎて無視しているだけかもしれません。
その場所にいるエサになりそうな生物に、ハードルアーを合わせるようなルアーローテーションをしてあげると、次の一投で食べたりもします。
潔いルアーローテーションもオススメなので試してみてください。
まとめ
ハードルアーで釣れない原因についてまとめます。
まとめ
- エサじゃないという認識
- 一ヵ所で粘るものじゃない
- 釣れるタイミングがある
- 釣れる条件が整わないと難しい
- 整っているとワームより釣れる
- ルアーを場所に合わせるのがキモ
- 思考停止の思い出巡りはキケン
ハードルアーを使いこなすという事は、ルアーフィッシングの甘い部分にかぶりつくようなものだと思います。
一投で釣れる…それが何投も続く…脳汁ヤバいです。
ワームよりハードルアーの方が釣れるという人もいますが、あながち間違っていないと思います。
普段からクリアウォーターで釣りをすることが多いボクだってよく使います。
ちゃんと使ってあげれば、計り知れないポテンシャルを持っているので、サクッと使い方を覚えて、ジャンジャン釣ってください!!