コンニチハ!バス釣り大学のYoU太郎です。
秋だから“巻き物だ!”と言って、巻きまくったのに釣れない…と、お悩みではありませんか?
実は、『秋は巻き物』の本当の意味を知ると、めちゃくちゃ簡単にバスを釣ることができます。
実際にボクも、“秋”という季節の起こることを深く考えるようになって、釣果がガラッと増えました。
本記事では、9月中旬に実釣した模様をまとめながら、“秋の川スモール攻略”でめちゃくちゃ大切なことについて触れます。
記事を最後まで読み終わると、あなたは秋にボウズを喰らうことがなくなります。
ぶっちゃけ秋の川スモール攻略法を知っていると、川スモールの難易度が少し下がるのでオススメです。
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【記事の内容】
秋は巻き物!とは限らない…
9月中旬位の釣行では巻き物に全く反応しなかったけど、ボクたちだけ2桁釣りました。
巻き物が効くか効かないか謎な秋の実釣の様子を記事にして、秋は巻き物の真実に迫りたいと思います。
実釣データ
- 時間=6;00〜15:30
- YoU太郎=10ピキ
- MiZ太郎=5ピキ
周りに釣り人が5人ほどいて、全員連れていない中、ボクたちだけ2桁釣ることができた“理由”について完全公開するので、あなたの釣行の参考にしていただければと思います。
秋のフィールドの状況
フィールドの状況としては、朝の水温が20℃を下回っているところから始まりました。
フィールドの規模は150m程度のストレッチで、ほぼストレートの川。
一直線なので、釣り人が居たら“どんな釣りをしているか全部丸見え”です。
もちろん誰かが釣ってれば気付くし、話声もまぁまぁ聞こえます。
結果として、釣り人は最大5人くらい入ってきましたが、1人手のひらサイズの子スモールをライトリグで釣ってましたが、それ以外は釣れた様子はなく、ほぼ全員巻き物の釣りから始め、ボク達が釣る様子を見てライトリグをちょこちょこやって、釣れずに帰る的な釣り方を展開してました。
まぁ、ボクたちが“何を狙って”ライトリグを投入していたのか分かっていない様子でしたので、釣れなくて当然だったと思います。
半日粘った人が帰った直後、そのポイントでワザとらしく釣ってみました。
本当に、ボクって性格が悪いんだな…(真実を話すと、その方が帰ろうとした時間がそのピンで釣れる時間だったので、わざと見せつけた訳じゃないですヨ!)
秋、朝のフィーディング
“秋は巻き物”って世界で初めて言った人って、ノーベル賞もらってもいいと思うくらいの大発見だと思います。
この日のように“巻き物が効かない日”もあるけど、秋は確かに巻き物が効率的です。
しかし、『なんで秋は巻き物なの?』って部分が抜け落ちて思考停止しているから、巻き物が効かないタイミングで困ってしまうんです。
実際には、ボク達も朝一は巻き物から釣り始めました。
MiZ太郎はジグスピナー、ボクはi字ワームをテロテロ巻きます。
夏場、フィーディングで賑わっていたフラットが沈黙していることに気付き、秋の進行を感じました。
今まで取り合うように小型ペンシルや、シンキングプロップにバイトしてきた子バス達も沈黙していたのです。
つまり、朝一のフィーディングは行われなかったと…
いや、正確に言うと朝一のフィーディング場所が、既設の進行と共に変わったという事だと思います。
夏場賑わっていたフラットのすぐ下流にある淵に、i字ワームを投入しましたが、やはり沈黙です。
ワームにネイルシンカーを埋めて、レンジを下げても反応がなかったことから、活性が下がっている状態だと判断しました。
朝一の活性が低い理由
実は、釣行前日まで長い雨がシトシト降り続き、水温が下がるスピードが早かったことが、朝一の活性が低い理由だと予想しました。
つまり、秋だけど巻いたら追いつけないって状況です。
とりあえず巻き物からスタートすることで、“巻き物に追いつけない”という状況を解析することができました。
長雨でしたが、雨量が多いわけではなかったので、水質は通常通りのジンクリア。
ハードルアーで攻めても、よほど上手にプレゼンテーションしないと見切られます。
雨が続いて活性が著しく低下→でも、朝一だしフィーディングしたいヤル気のあるバスがいるはずだと思い、スモラバを同じ淵に投入すると1投目で40cmくらいのプリプリ子ちゃんが食べてくれました。
川スモールと波動を合わせる
10m程度離れたところに釣り人がいて、そちらは無反応だったことから場所が合っていると確信しました。
その後、下流に巻き下っていたMiZさんを呼び戻し、目の前で30cmくらいの子スモールを掛けて見せました。
すぐにMiZ太郎もスモラバにチェンジし、探っていきます。
が…無反応。
ボクの使っていたスモラバは、川スモール釣りに特化した自作のスモラバで、MiZ太郎のスモラバは普通の市販品。
すぐにボクの自作スモラバに施しているラバーチューンをMiZ太郎のスモラバにも施しました。
すると、その1投目に30cm程度のキレイなスモールさんが食べてくれ、今の状況とスモラバの波動が合致したと確信。
サクッと写真撮影を済ませ、すぐにスモラバを投じてもらうと、2投連続でキャッチ。
MiZさんは興奮気味です。
川スモールを釣るために、寝不足になりながら拵えたボクの自作スモラバが、『エサ認定』される瞬間を、MiZ太郎は目撃したのでした。
フィーディングをチェック
この日のフィーディングは、水温低下によって活性が下がっていることから、小魚のような素早い動きのエサを食べられていないと予測し、今までフィーディングエリアだった場所の1段下にあるハードボトムに潜んでいると考えました。
なぜズル引きがバス釣りの基本か?それは、釣りをしながらハードボトムを探ることができるからです。
動けないバスに対して、スッと通り過ぎてしまうと追いかけて食べてくれないので、精度高くバスがいるであろうハードボトムにリグをズルズル送っていかないといけません。
時間と共に反応がなくなり、太陽の光によって水温が上がり始めたタイミングで、ポイントを別の釣り人に明け渡します。
ボク達がキャッキャしながら釣っていたので、移動した瞬間に隣にいた人が入ってきましたが、もうその時はハードボトムは集魚力を失っていたようで、もはや反応はなかったようです。
ボク達はリグをローテーションしながら、同じような淵にあるハードボトムを釣っていき、最終的には2人で15ピキのスモールや子ラージをキャッチすることに成功しました。
時間と共に水温が上がり、スモラバ〜シンキング虫ワームが良くなっていったのが印象的な日で、夕方前の最高水温時はシンキングプロップで追加してこの日の釣行を終了しました。
水温変化が、バスの動きに影響を与えるということが印象的な釣行でした。
そもそも、バスを釣るのにバスの生態を知らないって、ルールを知らないのに将棋で遊ぼうとしているようなもんですからね。笑
【真実】使用タックル
今回使用したタックルをご紹介します。
- ロッド:WSS-ST64L+
- リール:コンプレックスCi4+2500HGS
- ライン:PE0.6号+フロロ5lb
小さなリグと操作系トップウォーターをオールマイティに扱いやすく、ティップがしなやかに曲がってキャストアキュラシーの高いレジットデザイン ワイルドサイドのWSS-ST64L+をセレクト。
最近の川スモールは、このロッドが大活躍してます!
リールは、ロングキャストも決めたいのでスプール径の大きい2500番ハイギア。
ラインの軌道を把握しやすいピンクのPEラインをセレクトし、岩がゴツゴツのハードボトムを狙うことを想定して、フロロ5lbのリーダーを組んでます。
【真実】使用リグ
使用リグは、自作のスモラバをメインにいろいろなリグをローテーションしながら、今日という日を解析していきました。
ヒットルアーは以下の通りです。
- 自作スモラバ
- HPバグ
- K-1マック50
活性が高いときは、しっかりと波動を出せるスモラバ。
水温低下時に強い、強烈臭ワームをトレーラーにしてます。
この日、最も好反応を得たワームで、マックスセントののフラットワームです。
太陽光が強くなって、スモラバで見切られていると感じたので、HPバグにローテーション。
HPバグはネイルシンカーで沈下速度を調整してます。
夕方に近づくにつれて水温があがり、最高水温をマークしたところでK1-マック50みたいな巻き物にチェイスが始まったという状況でした。
まとめ
秋は巻き物の真実についてまとめます。
ポイント
- 秋は巻き物に間違いはない
- 巻き物ではないタイミングもある
- 釣りは魚の生態を知ることから始まる
- 秋はスモラバ…全然アリです!
川スモールもリザーバーや天然湖のラージと同様に、『秋は巻き物』が当てはまります。
でも、とりあえず巻き物を使ってればいいのか!と、思考停止していると簡単にボウズを喰らう恐ろしい季節です。
秋は水温がバスの敵水温に落ち着き、夏場にシェードやインレットなどに集まっていたバスがいろんな場所に散っていくので『秋は巻き物』なんて言います。
でも、ボクたちは巻き物を巻き巻きしながら、バスの状態を解析していかなければなりません。
その判断が的確に決まると、あなただけ爆釣することが実際に起こるので、面白い季節です。
特に川スモールならではの釣りが炸裂するので、知識として留めておくと場所によっては12月くらいまで楽しめるのでマジでオススメします!
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ではではー