ソフトベイト工学科

【マル秘ノウハウ】“釣れない初心者”からの脱却!!ズル引きにおけるラインスラッグの極意を徹底解説。

思ったようにバスが釣れません。いろんなことを試してるんですけど結局何をやったら一番釣れるんですか?
バス釣りの基本は“場所を釣る”ことです。どんな場所が良いのかを探りながら釣りをすることができるので初心者の方はまず『ズル引き』を覚えることをオススメします。

コンニチハ!

バス釣り大学のYoU太郎です。

今回は、バス釣りの“最も基本的”な誘い方であるズル引きにおけるラインスラッグの大切さを徹底的にレクチャーしてまいります。

ちなみに、適切なズル引きを覚えると『バスってこんなにもボク(ワタシ)のワームに興味を持って、ちょっかいを出してきているのか…』なんて感じることができると思います。

ポイント

  • スピニングからバス釣りを始めました。
  • なるべく少ない道具で“確実”にバスが釣りたい。
  • 安定して釣れる“基本”を学びたい。
  • 今後もキチンとバス釣りを続けていきたい。
こんな方に向けてこの記事を書いております。

スピニングタックルを購入して、いざバス釣りを始めてみたけど『思うように釣れない…』といった現実に直面している方は多いかと思います。

特に人口の多い都会に住む方はこういった悩みに苦しむ傾向があります。

そこでバス釣りをすることを諦めてしまう人も少なくないはず…

非常にもったいない!

なぜあなたが“釣れない”のか?

それは“基本を知らない”他なりません。

例えば、テニスや野球はスポーツクラブや部活で監督や先輩から基本的なボールの打ち方やキャッチの仕方を教えてもらい、徐々に試合に挑むといったように段階を踏んで競技に打ち込んでいくと思うんです。

でも、釣りってどうでしょう…?

教えてくれる人がいたとしても“我流”という場合が殆どですし、その人が上手いとも限りません。

基本がタダ巻きだ!という人もいて、最初からスピナーベイトやクランクベイトをゴリゴリ巻かせるなんてスパルタンな人もいます…笑

タダ巻きも基本ではありますが、初歩ではありません。

そこで、今回はバス釣りの初歩中の初歩であり、基本中の基本である“ズル引き”で釣るためのノウハウを徹底的に解説していきます。

この記事を読んでいるあなたへ(*´ω`*)

※この記事ではスピニングタックルしか持っていない初心者の方でも実践していただけるように“ライトリグ”におけるズル引きのノウハウとして解説していますが、ベイトタックルでテキサスリグやヘビキャロなどをズル引きする場合にも同じことが言えますので、是非いろいろなリグで実践してみてください!!

ぶっちゃけ、ライトリグのズル引きを覚えるとバス釣りの難易度が少し下がるのでオススメです。

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ズル引きで釣るコツ

ズル引きなんてやったことあるよ!

ズル引きをしていて“思ったように釣れない…”なんてお悩みのあなたはこのまま読み進めてください。

まず、ズル引きをしていても釣れない方や、これからズル引きと真剣に向き合っていきたい方へ向けて、3つの注意点があります。

注意

  1. ラインスラッグを適切に出す。
  2. 適切なシンカーウエイト選択。
  3. 雑さは排除!

『釣れないな…』と思ったら、この3つの注意点を思い出して釣りをしてみることをオススメします。

そして、今回は1番重要な“ラインスラッグ”の大切さについて重点的に解説していきます。

適切なラインスラッグの出し方

ズル引きのようなボトムにコンタクトし続ける釣りにおいて、ラインスラッグって非常に大切です。

キモはロッド捌きです。

基本的にはロッドを縦に捌いてリグをズルズル引っ張ってきます。

縦にロッドを捌くことで適度に糸が弛み、ボトムでリグがナチュラルに漂いつつボトムから離れないという状況を作り出せます。

というか、適切なラインスラッグを出すという行為はルアー釣りだろうとエサ釣りだろうと…マジで大切なんです。

ここで言う欄スラッグとは以下の通りです。

ポイント

ラインスラッグ=適度なラインのたるみ

適度なラインスラッグをコントロールしてズル引きができると5の恩恵にあずかれます。

適切なラインスラッグと恩恵

適切なラインスラッグとはどんな程度なのか?

張らず緩めずの状態をキープ

非常に難しいですよ。

特にスピニングで扱うような4ポンドのフロロのような細くて軽いラインでは…

でも、全然できなくないです…笑

張らず緩めずのコツはこんな感じです↓。

張らず緩めずのコツ

ラインの重みをティップで感じる

この状態です。

ラインを張り過ぎているとリグの抵抗を感じてしまいます。

緩めすぎると何も感じません。

その中間です。

感覚的にその中間の範囲が広いので何が正解かわかりません。

ここで、ボクが『これくらいが正解です!』とも言い切れません。

この記事を読んで下さる方々の状況は、読んで下さる方それぞれ様々な状況が想定されます。

ラインの重さを感じるくらいゆっくりしたロッド捌きでジワジワとズル引きすると、ボトム感を感じながらリグを引っ張ることができます。

ズル引きと真剣に向き合ったことがない人はもしかしたら“じれったい”と感じるくらいゆっくしな動きだと思いますが、少し我慢してやってみてください。

恩恵1:ナチュラルな漂い

縦にロッドを捌くと、リグが浮き上がりやすくなるんですが、適度なラインスラッグがあることでボトムから離れずにフワフワした“無防備なエサ”の演出ができるからです。

ジワジワとロッドを立てるように、ゆっくりゆっくりボトムのコツコツを感じながら操作する感じです。

また、ボトムの岩や沈んでいる障害物へスタッグした場合も、ラインスラッグのおかげで回収不可能なレベルの根掛かりまで深く入り込まず、手元で“引っ掛かり感”を感じた時点で細かくリグをシェイクしてあげることで、バスが潜んでいる可能性のある障害物から離さずにリグを外してあげることができます。

ポイント

すなわち、丁寧なハングオフをマスターできます。

ラインに弛みがある状態は、リグが最も自然な状態でボトムに佇んでいるってことだと覚えてください!

恩恵2:動きすぎない

例えば水族館へ行って魚や甲殻類を観察していると“頻繁に動いていない”ですよね?

水生生物って、保護色で周囲の風景に身を同化させて敵から発見されにくくしているわけですが、動きすぎると保護色の効果が薄れてしまいます。

ポイント

動く=バスに存在をアピールする

という認識でいてください。

動かしすぎると“違和感”でしかありません。

そこで、適切なラインスラッグを覚えると、ラインスラッグを出すことによって動きすぎないからナチュラルな漂いを演出できます。

ボトムでリグの“自然な佇まい”をキープしてあげることで、間違いなく反応するバスの総数が増えます。

恩恵3:違和感を与えない

バスが興味を持ってあなたがズル引きしているリグを口に含んでも、適度なラインスラッグのおかげで違和感なく喰い込んでくれます。

逆に張り過ぎているとバスがリグを口に含んだ瞬間に違和感を感じて吐き出します。

これは、人間がラインの動きでアタリを察知してからフッキングを決めたとしても到底間に合うスピードではありませんし、ましてやこれからズル引きを覚えようとしている初心者ではそもそも気付くこともできないと思います。

ぶっちゃけ、適度なラインスラッグをコントロールできるようになると高価なソリッドティップのロッドを購入するより効果が高いです。

恩恵4:感度が上がる

適度なラインスラッグがあると、バスからアタリがあった時にラインスラッグが引っ張られて大きく動くことによって手元に振動が伝わりやすくなります。

また、ラインが大きく動くことによって『ラインの動き』を目で見てアタリを感じることができます。

これは、高価になりがちな超高弾性カーボンを使用した高感度ロッドを導入するよりも効果が高いと言えます!

恩恵5:リグが魚探になる

ズル引きをしながらティップやラインスラッグの動きやグリップから伝わる振動を感じ取ることで、水中のリグの様子をイメージすることができます。

参考

  • ぬーーーっ=泥底
  • コロン…コロン…=砂+小石
  • ブリブリブリ…フンッ=ウィード

こんな感じで、手元に伝わってくる感覚でボトムが何なのかイメージできます。

また、引っ張る抵抗感が大きくなればリグが傾斜を上っている状態だし、逆に軽くなれば傾斜を下っていたりボトムから離れている状態です。

これによってストラクチャーの位置を把握したり、ハードボトムの位置を探し出すこともできます。

このイメージする力が凄ければ凄いほど、オカッパリでライブスコープを持って釣りしてるような感覚で釣りができます。

するとどうでしょう…

いままで“じれったい”と感じていたズル引きですが、水中の見えないストラクチャーを発見した途端にイメージが豹変すると思います。

ストラクチャーの位置を把握すれば、そこを重点的に探りたくなりますので、ズル引きの遅さが非常に有効に感じますよ!

やってみればわかる!です。

せめてストラクチャーがどんなものなのか知ってる状態でバス釣り大学というブログを読んでくださいネ(*´ω`*)

縦捌きが“基本”の理由と釣れる理由

ボクが教えた人を観察したり、釣り場であきらかに初心者だろうなって人を見ていて思うことがあります。

それは、ライトリグだろうが、テキサス・ヘビキャロなどリグに限らずズル引きしている人のロッドティップの位置が低いってことです。

チョンチョンと一生懸命に竿を振ってバスプロみたいにシェイクしてリグを操った気でいたり、上手くなった気でいるんでしょう…

そして釣れないから『上手くなった気がする自分』と『現実に釣れない自分』とのギャップに耐えられなくなり釣りがつまらないと感じてしまう負の連鎖へ陥っていく人をたくさん見てきました。

シェイクするのって、“何かにリグがスタックしたとき”くらいでいいんです。

まずはそこから始めてみてください。

ボトムの小石や砂利の上をズルズルしているだけでスモラバのラバーは細かく揺れてバスを魅了します。

ラインスラッグがダルダルの状態でもしっかりラインを観察していればアタリは取れます。

むしろ、そういう“変化”を敏感に察知できる人になれれば、デカバス特有の“違和感”でしかない僅かな魚信にも反応することができるし、そうやって上手になっていくもんです。

ラインスラッグをもっと大切に使って、適所でシェイクなどのアピールする要素を加えてあげることであなたのリグに反応してくれるバスは確実に増えると言い切れます。

これは、ボクがバス釣り初心者である学生時代の友人たちに教えてきた実績があるので言い切れます。

ズル引きなんて今更つまらんし、釣れんでしょ…

そんなことを思っている方こそ、真剣にズル引きと向き合ってみることをオススメします。

まとめ

リグを丁寧に操れるかどうかで、釣果に明確な差が出ると言えます。

今回はスピニングタックルしか持っていない初心者向けに、スピニングで扱えるライトリグを操るために大切なラインスラッグについて解説しましたが、本来はライトリグだけでなくベイトタックルで扱うテキサスリグやヘビキャロのようなリグでも同じ感覚で応用できるテクニックです。

ここで、ズル引きでラインスラッグをコントロールすることができるようになることで得られる恩恵についてまとめます。

ズル引きまとめ

  • ナチュラルに誘える
  • 動きすぎない
  • 違和感なし!
  • 感度が上がる
  • ライブスコープを手に入れられる

リグに関係なく、ズル引きでバスからの反応を得られるようになるためには、ラインスラッグをコントロールすることです。

適切なラインスラッグをコントロールできるようになるよう、釣り場に行ったら少しだけこの記事のことを思い出して、実践せいていただけると嬉しいです。

大学研究室からのお知らせ…

ボクの記事を最後まで読んで下さり本当にありがとうございます。

最後まで読んで下さったバス釣りに対して意識の高いあなただけに、重要なお知らせがあります。

実は、当ブログ以外に“バス釣り大学の研究室”というサイトを運営しております。

バス釣り大学というブログでは、バス釣りのノウハウやタックルのインプレッションについて情報を無料公開しておりますが、バス釣り大学の研究室では当ブログでは書けないバス釣りの『核』となる部分を記事にしています。

『コッソリ読んで、誰にも教えたくないバス釣りの強化書』を目指して更新していますので、ぜひコチラもご一読いただけると幸甚です。

よろしくお願いいたします。

ではではー

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  • この記事を書いた人

YoU太郎

バス釣り大学 理事長

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