
冬は、知識を持つ者だけが静かに勝ち続ける“最もドラマチックな季節”です。
バスの体調、水温の変化、そしてわずかなフィーディングの瞬間。
これらを理解した時、あなたの冬の釣りは一変します。
沈黙の湖が、まるでスイッチを入れたように“釣れるフィールド”へと姿を変えるのです。

この記事を読み終える頃には、「冬でも釣れる理由」と「次の釣行が楽しみで仕方ない自分」が必ずそこにいます。
寒さに震える季節を、誰よりも熱く攻略するための“冬バスの真実”へ、さあ飛び込みましょう。
真冬の攻略法を知ると、バス釣りの難易度が少し下がるのでオススメです。
【記事の内容】
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冬は時間帯を間違えると絶望的
冬のバス釣りで最もシビアになるのが「時間帯」です。
同じポイントで、同じルアーを使い、同じアクションをしていても、入るタイミングが少しズレるだけでまったく反応がなくなることが珍しくありません。
これは、冬のバスの体の仕組みと深く関係しています。
冬でもバスは確実に捕食する
まず誤解してはいけないのは、冬でもバスはエサを食べているということです。
ただし、他の季節と比べて「食べる頻度」と「食べる時間帯」が極端に少なく短くなるだけなのです。
- 生きている以上、エネルギーは必要
- 代謝が落ちても、完全に食べないわけではない
- ただし、食べる必要があるタイミングが非常に限られる
この「限られたタイミング」が、冬の釣果を大きく左右します。
水温低下によって代謝が低下
バスは変温動物なので、水温が下がると体温も下がり、代謝が大きく低下します。
その結果、以下のような変化が起こります。
▼代謝が高い季節(春〜秋)
- じっとしていてもエネルギーを消費する
- 動けばさらに消費が増える
- こまめに捕食しないとエネルギーが足りなくなる
▼代謝が低い季節(冬)
- じっとしているだけならほとんどエネルギーを使わない
- 動く頻度も少ないため、消費量そのものが少ない
- 結果として、長時間食べなくても問題なく過ごせる
つまり、冬は「食べる必要がある時間」が極端に短くなるのです。
冬の最大の罠
フィーディングタイムが短いことが冬の最大の罠です。
冬でもバスは必ずどこかで捕食します。
しかし、そのタイミングは非常に短く、集中しています。
▼夏〜秋
- 1日の中で、なんとなく食っている時間が長い
- タイミングを多少外しても、どこかで拾える
▼冬
- 「ここしかない」という短い時間に集中する
- その時間を逃すと、湖に魚がいないように感じるほど無反応になる
これが、冬の釣りが「絶望的」に感じる理由です。
なぜ冬は心が折れやすいのか
冬は、“釣り方が間違っているのか”、“時間帯が悪いだけなのか”が非常に判断しづらい季節です。
- ルアーは合っている
- ポイントも合っている
- レンジも合っている
- でも「今は誰も食う気がない時間帯」だった
この状況が多いため、「全部間違っている」と感じてしまいがちです。
しかし実際には、釣り方よりも“入るタイミング”がズレていただけというケースが非常に多いのです。
冬バスが釣れる時間帯
冬は「どこで釣るか」ということと「いつ釣るか」という二つの選択が圧倒的に重要です。
その理由は、冬のバスがいる場所が限定されるという事と、“食べるタイミング”が極端に短いからです。
この項目では、その“短い時間”をどう見極めるかを詳しく解説します。
1. 冬のフィーディングトリガー
冬は活性が低いとはいえ、バスは必ずどこかで捕食します。
ただし、その時間は非常に短く、集中しています。
バスがエサを捕食するための行動をとるトリガーになるのは下記の通りです。
- ベイトが動くタイミングに合わせてバスも動く
- 水温が上がるタイミングで代謝が一時的に上がる
- 光量変化(朝夕)でベイトが動きやすくなる
つまり、ベイトが動く=バスも動くという構図は冬でも変わりません。
2. 朝夕マズメは冬でも最重要です
冬の朝夕マズメは、年間を通しても特に価値が高い時間帯です。
▼朝マズメが強い理由
夜の冷え込みから水温が上がり始めるタイミング
ベイトが動き出す最初の時間帯
光量変化でバスの捕食スイッチが入りやすい
▼夕マズメが強い理由
1日の中で最も水温が高い時間帯
ベイトがシャローに寄りやすい
冬でも“夕方の一瞬だけ食う”という現象が多い
特に冬は、朝より夕方のほうが水温が高いため、夕マズメの価値がさらに上がります。
3. ワカサギレイクでは“夜のフィーディング”も多い
ワカサギやアユなど、低水温に強いベイトが豊富なフィールドでは、夜間にベイトが動くので、バスも夜に捕食するというパターンが多く見られます。
▼夜フィーディングが起きる理由
ワカサギが夜間に浮きやすい→ベイトが群れで動くため、バスも追いやすい!
光量が少ないほうが捕食しやすい(シルエットが出る)!!
そのため、ワカサギレイクでは朝夕マズメ+夜明け前が特に強いという特徴があります。
4. 冬は「水温が上がるタイミング」が最重要
冬のバスは、水温の変化に非常に敏感です。

▼水温が上がりやすいタイミング
- 日が差し込んだ直後
- 風が止んだタイミング
- 流入が弱まり、冷たい水が入らなくなった瞬間
- 午後〜夕方にかけての暖かい時間帯
▼水温が上がりやすい場所
- 日当たりの良いワンド
- 風裏のシャロー
- 岸際の岩盤・護岸(熱を持ちやすい)
- 流れが弱いエリア
冬は「水温が上がる=フィーディングのキッカケ」と考えてOKです。
5. 冬の“釣れる時間帯”まとめ
▼最優先すべき時間帯
- 夕マズメ(最も水温が高い)
- 朝マズメ(ベイトが動き出す)
▼フィールドによっては強い時間帯
- 夜明け前(ワカサギレイク)
- 日が差し込んだ直後
- 風が止んだ瞬間
▼釣れない時間帯の特徴
- 水温が下がり続けている時間
- 強風で水が撹拌されている時間
- ベイトが動いていない時間
冬は、「釣れる時間帯」と「釣れない時間帯」の差が極端に大きいのが特徴です。
時間帯と合わせて考えるべき3つの要素
冬は「釣れる時間帯」が極端に短いですが、その時間帯に“正しい場所”で“正しいルアー”を投げていなければ意味がありません。
つまり、時間帯は“入口”でしかなく、そこに以下の3つを掛け合わせることで初めて釣果につながります。
- ベイトの種類
- 捕食する場所
- その場所に適したルアー選択(マッチ・ザ・ベイト)
この3つを順番に深掘りします。
1. ベイトの種類を把握することが最重要です
冬は、バスが捕食するベイトが大きく絞られます。
そのため、**「その湖で冬に残っているベイト」**を把握することが、釣果に直結します。
▼冬に多いベイトの例
- ワカサギ(低水温に強い・群れで動く)
- エビ(シャローの落ち葉周りやディープ)
- ギル(エビ系同様)
- ハス・オイカワ(流れのある場所に残ることが多い)
- 小型のバス(弱った個体が捕食対象になることも)
▼ベイトの種類で“狙うべき場所”が変わる
・ワカサギ
→ 中層・ディープ・立木・ワカサギの回遊ルート
・エビ
→ 岸際・護岸・ゴロタ・シャローのストラクチャー
・ギル
→ フラット・ワンド奥・沈み物
・ハス
→ 流れのヨレ・岬周り・河口
冬はベイトが少ないため、「ベイトを見つける=バスを見つける」と言っても過言ではありません。
2. バスが“捕食しやすい場所”を読む
冬のバスは、無駄なエネルギーを使いたくないため、「捕食効率が高い場所」にしか入ってきません。
▼冬にバスが捕食しやすい場所の特徴
- ベイトが溜まりやすい
- 地形変化があり、待ち伏せしやすい
- 水温が安定している
- 流れが弱い(冷たい水が当たりにくい)
- 日光が当たりやすい
▼具体的なポイント例
- 岬の先端(回遊ルート+地形変化)
- 立木・沈み物(ベイトが付きやすい)
- ワンド奥(風裏で水温が上がりやすい)
- ブレイク沿い(深い場所と浅い場所を行き来しやすい)
- 岸際の岩盤・護岸(日光で温まりやすい)
冬は「広く探す」よりも、“ベイトが溜まる場所を絞り込む”ほうが圧倒的に効率的です。
3. その場所に適した“マッチ・ザ・ベイト”のルアー選択
時間帯+ベイト+場所が合っていても、ルアーがベイトとズレていると食わせられません。
冬は特に、動きが小さい、シルエットが小さい、レンジが合っているという3つの要素が重要になります。
▼ベイト別のルアー選択例
ワカサギ系
- ミドスト
- ダウンショット
- メタルジグ
- リーチ系ワーム
→ 中層〜ボトムの“漂う動き”が効果的
エビ系
- スモラバ
- ダウンショット
- ネコリグ
- シャッドテール系ワーム
→ ボトムを“ちょこちょこ動く”アクションが効く
- ギル系
- 小型ギル系ワーム
- フットボールジグ
- メタルバイブ
→ ゆっくりとした横の動きが有効
ハス・オイカワ系
- シャッド
- スピナーテールジグ
- デッドスロー巻き
→ 流れのヨレを通す“弱ったベイト”の演出が鍵
時間帯×ベイト×場所=…

この4つが揃ったとき、冬でも釣果が一気に安定します
冬は「時間帯だけ」では釣れません。
しかし、時間帯に合わせて、ベイト、捕食するための地形、地形とベイトに合わせたルアーをセットで考えると、釣れる確率が一気に跳ね上がります。
▼例:夕マズメ × ワカサギレイク
ベイト:ワカサギが浮きやすい
場所:立木・ディープ隣接のフラット
ルアー:ミドスト・メタルバイブ
→ 短時間で複数本出ることもある
▼例:日中の晴れ × エビ系フィールド
ベイト:エビが日光で動きやすい
場所:護岸・ゴロタ・シャロー
ルアー:スモラバ・ダウンショット
→ 冬でもシャローで食わせられる
冬バスの体調に合わせて攻略
変温動物なので、基本的に低活性であることは間違いないと言えます。
低活性=代謝が低い
代謝が低いと食べなくても大丈夫な状態になってしまいます。
低水温による活性低下時でも、僅かな水温上昇などで捕食スイッチが入るタイミングがあるので、そのタイミングを捉えることが重要なんです。
冬のバスは「低活性=代謝が低い」状態
バスは変温動物なので、水温が下がると体温も下がり、代謝が大きく低下します。
代謝が低いということは、以下のような状態になります。
▼冬のバスの体の状態
- 体を動かすためのエネルギー消費が極端に少ない
- 逆に、動くと一気にエネルギーを消費してしまう
- そのため、無駄に動きたくない
- 食べなくても長時間生きていける
- しかし、どこかのタイミングで必ず捕食はする
つまり、冬のバスは「動きたくないけど、必要なときだけ食べる」という省エネモードに入っています。
代謝が低いと「食べなくても大丈夫な時間」が長くなる
代謝が低い冬は、バスが“食べる必要がある時間”が極端に短くなります。
▼他の季節との違い
春〜秋
→ 代謝が高く、こまめに食べないとエネルギーが足りない
冬
→ 代謝が低く、長時間食べなくても問題ない
このため、冬は 「食べるタイミングが短い=釣れる時間が短い」 という現象が起きます。
しかし、冬でも“捕食スイッチ”が入る瞬間がある
冬バスは基本的に動きませんが、ある条件が揃うと急に捕食スイッチが入ることがあります。
その条件とは、主に「水温の変化」です。
▼捕食スイッチが入りやすい条件
- 水温がわずかに上がったとき
- 風が止んで水温が安定したとき
- 日光が差し込んだ直後
- 流入が弱まり、冷たい水が入らなくなったとき
- ベイトが動き出したとき
冬は0.5℃の変化でもバスの行動が大きく変わるため、“わずかな変化”を見逃さないことが重要です。
冬バスの体調に合わせた具体的な攻略法
冬のバスの体調を理解したうえで、どう釣るべきかを整理します。
①「動かないバス」を狙う
冬は、バスが動かない=こちらが“バスのいる場所にルアーを届ける”必要があります。
- ディープ
- ブレイク
- 立木
- 岬
- 水温が安定する場所
こうした“越冬場所”にルアーを落とし、ゆっくり・小さく・丁寧に誘うことが基本です。
②「動き出す瞬間」を狙う
冬は、動き出す瞬間=捕食スイッチが入る瞬間です。
- 夕方の水温上昇
- 日光が当たるタイミング
- 風が止んだ瞬間
- ベイトが浮き始めたタイミング
この“瞬間”にポイントへ入れるかどうかで釣果が決まります。
冬バス攻略の本質は「体調を読むこと」
冬に釣れやすくなる条件は…
バスの体調(代謝) × 水温変化 × ベイトの動き
この3つが揃ったときに釣果が生まれます。
- 冬は低活性で動かない
- しかし、水温が上がると捕食スイッチが入る
- その瞬間に、正しい場所で、正しいルアーを通す
これが冬バス攻略の核心です。
まとめ
冬でもバスは確実に捕食するが、代謝が低いため“食べるタイミング”が極端に短い。
→ 時間帯を外すと一気にノーバイトになる。
冬に釣れる時間帯は明確で、特に朝夕マズメと水温が上がるタイミングが重要。
→ ワカサギレイクでは夜明け前のフィーディングも強い。
時間帯に加えて、ベイト・場所・ルアーの3つをセットで考える必要がある。
→ ベイトの種類により狙うべき場所とルアーが変わる。
冬バスは低活性だが、わずかな水温上昇で捕食スイッチが入る瞬間がある。
→ その“一瞬”を捉えることが冬攻略の核心。

冬バスの行動や時間帯の重要性がわかると、次に必要になるのは 「バスが実際に何を食べているのか」 を知ることです。
オススメの記事
ベイトの種類を理解すると、狙うべき場所やルアー選択の精度が一気に上がり、冬だけでなく年間を通して釣果が安定します。
そこで次の記事では、バスのエサとなる生物の特徴・動き・季節ごとの変化をわかりやすく解説しています。
あなたの釣りの“読み”が一段深くなる内容なので、ぜひ続けてご覧ください。
大学研究室からのお知らせ…


最後まで読んで下さったバス釣りに対して意識の高いあなただけに、重要なお知らせがあります。
実は、当ブログ以外に“バス釣り大学の研究室”というサイトを運営しております。
バス釣り大学というブログでは、バス釣りのノウハウやタックルのインプレッションについて情報を無料公開しておりますが、バス釣り大学の研究室では当ブログでは書けないバス釣りの『核』となる部分を記事にしています。
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ではではー





